ストリート・ライフ ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち
この展覧会は恵比寿の東京都写真美術館で1月29日まで開催されています。
イギリス、フランス、ドイツで活躍した7人の写真家を取り上げ、19世紀後半から20世紀前半に展開したヨーロッパのソーシャル・ドキュメタリー写真に焦点を当て、そこに貫かれる記録精神をたどります。
平成23年度収蔵品展です。
何度もこの美術館に足を運んだ方には、お馴染みの写真家、その作品との再会いになるかもしれませんが、矢張り感慨深いものがあります。私は同館で開催されている、他の企画展も一緒に観て来たのですが、何かとても写真、映像文化について考えさせられました。
同館で同時期に開催されている企画展
見えない世界のみつめ方展(1月29日まで開催)
日本の新進作家展vol。10写真の飛躍展(1月29日まで開催)
以下、ストリート・ライフ展のチラシから引用です。
トーマス・アナン(英、1829‐1887)
再開発で壊される前の都市グラスゴーの景観を記録した。
〈グラスゴーの古い小路と街路〉より 1868‐77年
ジョン・トムソン(英、1837‐1921)
ロンドンの暮らしを撮影し、社会改良のドキュメンタリーの先駆けとなる。
〈ストリート・ライフ・イン・ロンドン〉より1877‐78年
ビル・ブラント(英、1904‐1983)
1930年代、イギリス人の社会生活を記録した。
〈イースト・エンド〉1937年
ウジェーヌ・アジェ(仏、1899‐1984)
消えゆくパリの街並みや人々の暮らしを撮影した近代写真の先駆者。
〈金の十字架 サン=タンドレ=デ=ザール街54番地〉1900年9月
ブラッサイ(仏、1899‐1984)
マグネシューム・フラッシュを使ってパリの闇を捉えた。
〈ベイ・ブイエールの人混み、モンパルナス〉1932年
ハインリッヒ・ツレ(独、1858‐1929)
社会の弱者たちに注ぐ優しい視線でベルリンを記録した。
<荷車一杯の木を運ぶ2人の女〉1898秋
アウグスト・サンダー(独、1876‐1964)
あらゆる階級やあらゆる職業のドイツ人を記録した。
〈若い農夫たち〉1914年
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