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2025.06.10

蔦屋重三郎 「コンテンツビジネスの風雲児」

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蔦屋重三郎 「コンテンツビジネスの風雲児」 

会期 2025年4月22日(火)~6月15日(日)

東京国立博物館 平成館 特別展示室

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喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られている蔦屋重三郎(1750~97)は、江戸時代・天明、寛政(1781~1801)に、その商才を活かしてコンテンツ・ビジネスを革新し続けました。

蔦重は江戸の遊郭や歌舞伎を背景にしながら、武家や富裕な町人、人気役者、人気戯作者、人気絵師のネットワークを縦横無尽に広げて、さまざまな分野を結びつけながら出版業界に新機軸を打ち出します。

この展覧会は、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」とも連携した企画展です。
展覧会の入り口は、大河ドラマセットで使われた大門で・・その展開に期待を抱かせます。

「附章 天明寛政、江戸の街」では、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華之夢噺~」と連携し、ドラマのセットを使って、蔦重が活躍したころの江戸の町を再現。
さながら当時の街にタイムスリップです。
(府章のみ撮影できます)

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展覧会の構成は次の通りです。
第一章 吉原細見・洒落本・黄表紙の革新
吉原で生まれた蔦重
平賀源内との出会い
『吉原細見』:顧客視点の原点
『一目千本』:出版活動の開始
「雛型若菜の初模様」:大型企画への参入
富本正本・往来物:蔦屋を支える商品
戯作界へ乗り出す:朋誠堂喜三二との出会い
『見徳一炊夢』:大田南畝に見出される
黄表紙の流行、日本橋通油町へ進出
人気作者・山東京伝を売り出す
寛政の改革による筆禍
戯作者・蔦重の仕事
曲亭馬琴・十返舎一九の起用
武者絵本・書物・俳諧絵本・読本:自粛ムードから新たなコンテンツへ

第2章 狂歌隆盛 ―蔦唐丸、文化人たちとの交流
狂歌師・蔦唐丸
狂詩本・狂歌本
狂歌絵本:歌麿の才能開花

第3章 浮世絵師発掘 ―歌麿、写楽、栄松斎長喜
喜多川歌麿:美人大首絵で一世を風靡する
版元・若狭屋与市
版元・村田屋治郎兵衛
版元・伊勢屋孫兵衛
版元・近江屋権九郎
版元・鶴屋喜右衛門
鳥居清長
勝川春潮
北尾政美(鍬形蕙斎)
窪俊満
栄松斎長喜:新たなトレンドの創出
勝川春朗(葛飾北斎)
勝川春英
東洲斎写楽:役者絵独占の野望
第1期 花菖蒲文禄曾我
第1期 敵討乗合話
第2期
第3期
第4期

「附章 天明寛政、江戸の街」(写真撮影出来ます)

附章で撮った写真をまとめてみました。


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