今津景 タナ・アイル
今津景 タナ・アイル
会期 2025年1月11日(土)~ 3月23日(日)
タイトルにある「タナ・アイル」とは、インドネシア語で「タナ(Tanah)」が「土」、「アイル(Air)」が「水」を指し、二つの言葉を合わせると故郷を意味する言葉になります。
現在拠点にしているインドネシアと自身のルーツである日本の二つの土地での経験と思考に基づき、
自らが生きる場所について考える初の大規模個展。
(画像はクリックで拡大表示になります)
展示構成です。
(以下、受付で手渡されるパンフレットの記述を引用しています)
Anda Ddisini/You Are Her
私が初めてインドネシアを訪れたのは2017年2月、バンドンでのアイティストインレジデンスに誘ってもらった事がきっかけだった。
レジデンスの最終日、私はGoa Japang(ゴア・ジャパン)と呼ばれるバンドンの北にあるかつての軍事要塞として使用されていた洞窟を訪れた。
Anda Disini 2024 油彩、キャンバス
Anda disini/You are here 2019 油彩、キャンバス 羽地徹氏蔵
Bandoengsche Kinine Fabriek
キニーネはキナの樹液から抽出されるアルカロイド、白い結晶でマラリアの特効薬。
Bandoengsche Kinine Fabriek 2024 ミクストメディア サイズ可変
Human Study 2018 油彩、キャンバス 個人蔵(シンガポール)
When Facing the Mud
シドアルジョは世界最大の泥火山だ。今でも噴出は続いている。
シドアルジョのそのあたり一帯は古くからエビ養殖で有名だ。
エビ養殖業を先祖代々いとなむ父と息子に話を聞いた。
(展示風景)
Hainuwele
私は出産後、セラム島に伝わるハイヌウェレという神話に興味を持った。
(展示風景)
《When Facing the Mud (Response of Shrimp Farmers in Sidoarjo)》2022
油彩、アクリル、泥、UVプリント、キャンバス 個人蔵
Lost Fish
世界一汚染された川という異名を持つチタルム川。
川に住む6割の魚が死滅したという。
特に在来の魚は水質汚染に弱く、ナマズのような魚以外は消えてしまった。(パンフレットから)
(展示風景)
スマホで撮った写真をまとめてみました。
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