アレックス・ソス 部屋についての部屋
アレックス・ソス 部屋についての部屋
2024年10月10日(木)~2025年1月19日(日)
(画像はクリックで拡大表示になります)
展示構成です。
と言っても、会場では明確に区分して展示しているわけではありません、と思いました。
Room1(作品番号1~9)
2004年に作家初の写真集として刊行されたシリーズ (Sleeping by the Mississippi)では、ミネソタ州北部のイタスカ湖を源 流とし、メキシコ湾へと注ぐ、全長約3,780キロメートルのミシシッ ビ川の流域を、1999年から2002年にかけて8×10インチ判のフィル ムカメラで撮影している。
カメラのセッティングを行って いる間に、被写体となる人物に自身の「夢」を書いてもらっている。(展示リストの解説から)
Room1展示風景(Sleeping by the Mississippiより)
Room 2(作品番号10~21)
ソスが影響を受けた写真家たちのポートレイトや 〈Looking for Love)をはじめとする初期のモノクロ作品、(Sleeping by the Mississippi〉に続く初期の代表作である(Niagara)、2004年に 中国の北京に滞在した際に、毛沢東(1893-1976)の統治時代に作られ た地下トンネルを写した作品などが展示されている。(展示リストの解説から)
Room2展示風景(Niagaraより)
Room 3(作品番号25~35)
3番目の部屋に展示されているのは、ソスの作品の中では作家自身の 個人的な要素が強いシリーズである (Dog Days, Bogotá)や、アメリ カ社会と距離を置き、人里離れた場所などで生活する人々をテーマと した〈Broken Manual)、東海岸のニューヨーク州北部から西海岸のサ ンフランシスコのシリコンバレーにいたるまで、全米各地のローカル なコミュニティにおける人々の交流を写した (Songbook)である。(展示リストの解説から)
Room3展示風景(Songbookより)
Room4(作品番号36~43)
4番目の部屋には、タイトルの通り、フランスのパリとアメリカのミネ ソタなどが舞台のファッション写真のシリーズ (Paris / Minnesota) と、ソスが新宿のパークハイアット東京に滞在したときに撮影された 作品が展示されている。(展示リストの解説から)
Room4展示風景 (Paris / Minnesotaより)
Room 5(作品番号44~52)
本展が生まれるきっかけとなったシリーズ (I Know How Furiously Your Heart is Beating) が展示されている。アメリカの詩 人、ウォレス・スティーヴンズ (1879-1955)の詩「灰色の部屋 (Gray Room)」 の一節からタイトルがとられた本作は、2019年に同名の写真集として まとめられ、ソスのキャリアにおいて一つの転換点となった。
2017年から2019年にかけて制作された (I Know How Furiously Your Heart is Beating)では、舞踏家・振付家のアンナ・ハルプリン (1920-2021)や、小説 家のハニヤ・ヤナギハラ (1974-) など世界各地に様々な人々を訪ね、 その人が日々を過ごす部屋の中で、ポートレイトや個人的な持ち物を 撮影した。(展示リストの解説から)
Room5展示風景(I Know How Furiously Your Heart is Beatingより)
Room 6(作品番号53~61)
2018年から2021年にかけて制作された(A Pound of Pictures)、そして、世界初公開となる新作 〈Advice for Young Artists) が展示されている。
〈A Pound of Pictures) でソスが試みているのは、写真の本質を再確認 するような作業である。
新作(Advice for Young Artists) はアメリカの美術学校を舞台に、 2022年から2024年にかけて撮影された。全米各地の学校で学ぶ 「若いアーティストたち」のポートレイトも含まれているが、この シリーズで際立っているのは、教室やスタジオなどに置かれたオ ブジェだ。(展示リストの解説から)
ROOM6展示風景(Advice for Young Artistsより)
この展覧会は撮影可です。(条件あり)
スマホで撮った写真をまとめてみました。
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