« 2024年12月 | トップページ | 2025年2月 »

2025.01.29

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」第4章 女御御所の襖絵ーー正寝殿と宸殿(第2会場)

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」

会期 2025年1月21日(火) ~ 2025年3月16日(日)

東京国立博物館 平成館 特別展示室

 

第4章 女御御所の襖絵ーー正寝殿と宸殿
(第2会場展示風景)
20250102_20250126085201

御冠の間(原寸大再現)
「正寝殿」は歴代門跡の御座所(居室)であり、なかでも最も格式が高いのがこの「御冠の間です。通常は非公開ですが、本展では特別な許可を得て、この部屋を原寸で再現しました。(展示会場の解説から)
Img_1597

20250101_20250125181001


重要文化財 山水図[正寝殿御冠の間]狩野山楽筆 紙本墨画 安土桃山~江戸時代(16~17世紀)京都・大覚寺Img_1453_20250125181901

Img_1457

Img_1464

Img_1454

Img_1467

Img_1468


(第2会場展示風景)
正寝殿襖引手金具[正寝殿雪の間] 重文 桐竹蒔絵帳台構蒔絵部材 
20250103_20250126085701



(第2会場展示風景)
Img_1497_20250126090901


重要文化財松鷹図[正寝殿鷹の間]狩野山楽筆 紙本墨画 安土桃山~江戸時代 (16~17世紀)京都・大覚寺
巨大な松と勇猛な鷹を豪壮に描き表わした、山楽による水墨花鳥画の代表作。山楽の師である狩野永徳の「図屏風」(館蔵、本展での展示はありません)と酷似するが、柔らかな筆使いに、山楽の様式的個性の萌芽を見出すことができる。(展示会場の解説から)Img_1514


宸殿
後水尾天皇(1596~1680)より下賜されたと伝えられる寝殿造の建物です。もともと「紫殿」とは、内裏(御所)にある即位や節会などの公式行事を行なう殿舎「紫宸殿」の略称です。大覚寺宸殿は徳川和子(1607~78、後の東福門院)が後水尾天皇に入内した際に造営された女御御所の紫宸殿であったと伝えられています(現在では諸説あります)。
中部は儀礼の場の中心となる「牡丹の間」など四つの部屋から構成されており、内部には金箔を多用した濃彩の襖給がおさめられており、それぞれの引手金具には天皇家の象徴である菊と、徳川家の家紋である葵がデザインされています。(展示会場の解説から)


重要文化財 松鶴図[宸殿柳松の間]紙本金地着色 安土桃山~江戸時代(16~17世紀)京都・大覚寺
松の樹上で子育てするつがいの鶴と、生まれたばかりのヒナを描く。「大樹」は将軍の異称であることから、徳川将軍の庇護の下で、後水尾天皇と徳川和子が子宝に恵まれるよう願った画題とも考えられる。(展示会場の解説から)
Img_1516



(第二会場展示風景(牡丹図展示風景))
Img_1501

牡丹図[宸殿牡丹の間]狩野山楽筆 紙本金地着色 江戸時代(17世紀)京都・大覚寺
宸殿の最も重要な部屋を飾る襖絵。今を盛りと咲く牡丹を装飾的に描いた狩野山楽(1559~1635)の代表作。しかし一部に引手金具の位置を動かしたり絵を補っている部分がみえ、本来どこを飾る襖絵として描かれたのかは明らかでない。(展示会場の解説から)Img_1527


重要文化財 柳に燕図[殿紅梅の間]紙本金地着色 安土桃山~江戸時代(16~17世紀)京都・大覚寺
紅梅の間の東面4面と西面4面を飾る襖絵。春真っ先に芽吹く柳は、夫婦仲良く子育てする燕とともに好まれた、組み合わせの画題であった。画面が繋がらない部分があることから、もとはさらに規模の大きな画面であったと考えられる。(展示会場の解説から)Img_1554


重要文化財 柳桜[宸殿柳松の間]紙本金地着色安土桃山~江戸時代(16~17世紀)京都・大覚寺
若笹や野春菊、白丁花など、春の景色を豊かに描く。元は右側3面と左側6面の計9枚の襖絵だったものを、後の時代に現在の6枚の形に仕立て直したもの。つがいの白鷺が望む先にはさらに画面が続いていたと考えられる。(展示会場の解説から)

重要文化財 紅白梅図[歳殿紅梅の間]狩野山楽筆 紙本金地着色 江戸時代( 17世紀)京都・大覚寺
「牡丹図」と並び、写実と装飾を見事に調和させた狩野山楽の代表作。中央に大きな紅梅、向かって右に白梅がみえ、本来はさらに横に続く襖絵だったと考えられる。大樹表現は山楽の師・狩野永徳(1543~90)からの影響を思わせる。(展示会場の解説から)
Img_1563


 

| | コメント (0)

2025.01.25

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」第4章 女御御所の襖絵ーー正寝殿と宸殿(第1会場)

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」

会期 2025年1月21日(火) ~ 2025年3月16日(日)

東京国立博物館 平成館 特別展示室

 

第4章 女御御所の襖絵ーー正寝殿と宸殿
大覚寺伽藍の中心となる宸殿(重要文化財)は、元和6年(1620)に後水尾天皇に人内した徳川和子(東福門院)の女御御所の一部が移築されたものと伝えられています。またその北西に位置する正寝殿(重要文化財)は、さらに遡る安土桃山時代の建物です。これらの内部を飾る障壁画(襖絵や障子絵)240面は、一括して重要文化財に指定されています。襖の引手金具には天皇家の象徴である菊と、徳川将軍家の家紋である葵がデザインされており、その由緒をうかがわせます。
襖絵の多くを手掛けたのが、安土桃山~江戸時代を代表する絵師・狩野山楽(1559~1635)と、江戸時代中期に近衛家の絵師となった渡辺始興(1683~1755)です。本章ではこの障壁画群を一挙に紹介し、壮大で華麗な空間を体感いただきます。(展示会場の解説から)

正寝殿の障壁画
重要文化財 野兎図[正寝殿東狭屋の間]渡辺始興筆 板地着色 江戸時代(18世紀) 京都・大覚寺
正寝殿のうち屋内の縁側を飾る腰障子。寺伝によると、卯年うまれで、幼くして大覚寺に入った門跡を慰めるために描かれたという。裏面には四季折々の花鳥の絵が描かれている。(展示会場の解説から)
Img_1385_20250125132701

Img_1367_20250125132701

Img_1368_20250125132701


芭蕉図・鶴図 渡辺始興筆 板地着色 江戸時代(18世紀)京都・大覚寺
Img_1393


松に山鳥図[式台玄関松の間]紙本金地着色 江戸時代(17世紀)京都・大覚寺
「式台玄関」と呼ばれる、客人を迎えるための玄関を飾る障壁画12枚のうち中央の2面。老齢の松と、壮年の楓や菊を描いた壁貼付絵。(展示会場の解説から) 
Img_1403-2


重要文化財 立木図[正寝殿紅葉の間]紙本金地着色 安土桃山~江戸時代(16~17世紀)京都・大覚寺
槇や譲葉などが描かれた、正寝殿紅葉の間を飾る襖。画面中央寄りに引手後が見えることから、もとは帳台構や小襖の絵であった可能性が高い。その後幾度かの変遷を経て、江戸時代中期の正寝殿改装の際に現在の場所に移されたと考えられる。(展示会場の解説から)
Img_1420


第4章は撮影可です。(条件あり)スマホで撮った写真をまとめてみました。

| | コメント (0)

2025.01.21

儒教のかたち こころの鑑 日本美術に見る儒教

20250101_20250118184501

儒教のかたち こころの鑑  日本美術に見る儒教

会期 2024年11月27日(水)~2025年1月26日(日)

サントリー美術館


儒教は仏教よりも早く4世紀期には日本へ伝来したといわれていて、江戸時代には、身分を問わず多くの人が儒教をもとにした教育を受けました。日本美術にも儒教の影響を受けた作品がたくさんあり、当時の人々が求めた心の理想が絵画や工芸品に表されています。
本展が、『論語』にある「温故知新」(ふるきをたづねて新しきを知る)のように、日本美術の名品に宿る豊かなメッセージに思いを馳せる機会となれば幸いです・・・と企画された展覧会。


Img_20250120_0001 Img_20250120_0002

展覧会の構成です。
(以下、本展の解説を参考・引用しています)

第1章 君主の学問
中国から『論語』が伝わり、以来、天皇や公家・武家など、政治を司る者は、儒教経典に高い関心を寄せ、「理想の世をつくる為政者の心構え」を学ぶため、常に座右に置いてきました。
この章では、中国から伝来した儒教美術や、それらに影響を受けて成立した天皇や将軍の居室内を飾った大画面の勧戒画を中心に、32人の中国古代の賢臣の姿を描く『賢聖障子』、親孝行などの優れた行いをした24人の中国古代の人物を描く画題である『二十四孝図』、帝鑑図説をもとにした画題である『帝鑑図』などを展示しています。
20250101_20250120154401
重要文化財 賢聖障子絵 狩野孝信 二十面のうち 慶長19年(1614) 仁和寺 
賢聖障子とは内裏の紫宸殿に置かれた高御座の背後を飾った障子で、32名の中国古来の賢臣および聖人たちの肖像を描く。徳の高い君主に重用される優れた臣下たちの姿は儒教における理想を示しており、本作は狩野孝信によって描かれた現存最古の賢聖障子絵である。

20250103_20250120155801
重要文化財 二十四孝図襖 伝 狩野永徳 
十四面のうち 天正14年(1586) 南禅寺 
元来は天正14年(1586)に豊臣秀吉が建てた仙洞御所対面所の障壁画で南禅寺に建物ごと下賜された。この御所の障壁画は狩野永徳とその一門が手掛けたことが知られている。

20250102_20250120155001
重要文化財 名古屋城本丸御殿上洛殿襖絵 帝鑑図 露台惜費 狩野探幽 四枚四面 寛永11年(1634) 名古屋城総合事務所 
三代将軍・家光の上洛のために名古屋城本丸御殿に増築された上洛殿の襖絵。上段之間に面する本図には、展望台建設の浪費に気づいた漢の文帝の故事を描き、ここに座する将軍を名君の誉れ高い文帝になぞらえようとしている。

第2章 禅僧と儒教
本章では、中世の禅僧と儒教の関係に注目します。
13世紀以降の為政者たちと儒教の深い関係の裏側には、彼らのブレーンとなって活躍した禅僧たちの存在がありました。同時期の禅僧たちは、中国から持ち込まれた当時最新の禅の思想だけでなく、宋学(宋代に生まれた新潮流の儒学)の知識全般に高い関心を持っていました。20250106_20250121104801
尚書正義上杉憲実 寄進 二十巻八冊のうち第一・二冊中国・南宋時代 12世紀史跡足利学校事務所
南宋時代の儒教経典で上杉憲実寄進の国宝『尚書正義』

第3章 江戸幕府の思想
江戸幕府は、支配者階級である武士から民衆に至るまでの全ての層に、朱子学を学ぶことを奨励します。幕府の中枢で活躍した狩野探幽をはじめとする狩野派の絵師たちは、このような幕府の姿勢を反映し、多くの名品を生み出しました。本章では湯島聖堂の歴史を物語る貴重な絵画や工芸も合わせてご覧いただきます。
20250105_20250120161301
聖像(帝堯像・文宣王(孔子)像・禹王像・周公旦像・帝舜像)牡丹蒔絵祠堂形厨子 五体 一基 江戸時代(17世紀)徳川美術館

 

第4章 儒学の浸透
江戸時代も後半になると、儒学者による講義から子ども向けの教育に至るまで、儒教を学ぶ機会は充実し、その知識は幅広い層に普及していきました。この章では、儒教の知識に基づいてつくられ、広く民衆に受容された浮世絵や染織・漆工などといった、近世以降の日本の美術作品をご紹介しています。
20250104_20250120160201
五常 義 鈴木春信 一枚 明和4年(1767)サントリー美術館 
儒教、禅宗などをもとに発展した武士道では義が特に重要な徳であった。描かれている2人の人物は男娼であるとされる。暖色は江戸時代に武士の作法と結びつき義を重んじた。手てにもつ版本は義士豫譲の故事が掲載されており、2人はあるべき男色の姿について語り合っていると思われる。


―HPの解説ー
儒教は、紀元前6世紀の中国で孔子(前552/551~前479)が唱えた教説と、その後継者たちの解釈を指す思想です。孔子が唱えた思想とは、五常(仁・義・礼・智・信)による道徳観を修得・実践して聖人に近づくことが目標であり、徳をもって世を治める人間像を理想としています。このような思想は、仏教よりも早く4世紀には日本へ伝来したといわれ、古代の宮廷で、為政者のあるべき姿を学ぶための学問として享受されました。
中世になると、宋から新たに朱子学(南宋の朱熹が確立させた新しい儒教思想)が日本へ伝わり、禅僧たちがそれを熱心に学んだことから、儒教は禅宗寺院でも重要視されました。そして近世以降、文治政治を旨とする江戸幕府は、儒教を積極的に奨励し、その拠点として湯島聖堂を整備します。江戸時代を通じ日本各地で、身分を問わず武家から民衆、子どもに至るまで、その教育に儒教が採用され、広く浸透していったのです。
例えば、理想の君主像を表し為政者の空間を飾った、大画面の「帝鑑図」や「二十四孝図」が制作された一方で、庶民が手にした浮世絵や身の回りの工芸品の文様にも同じ思想が息づいています。それらの作品には、当時の人々が求めた心の理想、すなわち鑑(かがみ)となる思想が示されており、現代の私たちにとっても新鮮な気づきをもたらしてくれます。本展が、『論語』にある「温故知新」(ふるきをたづねて新しきを知る)のように、日本美術の名品に宿る豊かなメッセージに思いを馳せる機会となれば幸いです。

 

| | コメント (0)

2025.01.17

瑞祥のかたち

Img_20250116_0001 Img_20250116_0002

Img_20250116_0003 Img_20250116_0004
(画像はクリックで拡大表示になります)

瑞祥のかたち

会期 2025年1月4日(土)~3月2日(日)

前期:1月4日(土)~2月2日(日) 後期:2月4日(火)~3月2日(日)

三の丸尚蔵館


三の丸尚蔵館へは伊藤若冲の作品を目当てに訪れる人も多いと思います。
今回展示されている(される)伊藤若冲作品は2点、
《旭日鳳凰図》【展示期間:1/4~2/2】
国宝《動植綵絵 老松白鳳図》【展示期間:2/4~3/2】

20250114_20250114183301
伊藤若冲《旭日鳳凰図》江戸時代 宝暦5年(1755)絹本着色


本展は新年に相応しく、
めでたいことの訪れを告げる瑞祥、その造形美を紹介する展覧会です。

宝船
20250102_20250113092301
宝船「長崎丸」 江崎栄造/大正5年(1916)/玳瑁、木、蒔絵
大正5年11月に大正天皇が福岡県下を行幸した折、長崎県から献上された鼈甲細工の宝船。(キャプションから)

蓬莱山
20250116
蓬莱図(部分) 狩野常信/江戸時代(17~18世紀)/絹本着色 
波のはげしい大海の上、耳や毛が特徴的な巨大な亀の上に白い洲浜が乗り、その上に蓬莱山がそびえています。(キャプションから)

竹に亀、寿老人、松に鶴
20250103_20250113093701
寿老人松鶴竹亀之図  野口幽谷/明治22年(1889)頃/絹本着色
本作は明治22年の皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の立太子礼に際して、皇后(皇太后)より拝領した作品です。中央に寿老人、右幅には鶴と松、左幅には亀と竹を配している点など、いずれも長寿を願う典型的なモチーフによる吉祥画と言えます。(キャプションから)

唐獅子
20250105_20250114105201
陶彫唐獅子 沼田一雅/昭和3年(1928)/陶磁

鳳凰
20250111
鳳凰之図 結城素明/大正14年(1925)/絹本着色
大正天皇太婚25年を祝って、内閣総理大臣以下国務大臣から献上されました。(キャプションから)

麒麟
20250113
麒麟高炉 江戸時代(19世紀)/銅、鋳造


この展覧会は数点の作品を除いて撮影可です。
スマホで撮った写真をまとめてみました。

 

―HPの解説ー
新しい年の到来を喜び、人生の節目に幸福を願う気持ちは、古くからさまざまな造形に託されてきました。なかでも、古代中国において不老不死の仙人が住むと考えられた蓬莱山ほうらいさん は、日本では吉祥図として描かれ、長寿を象徴する鶴と亀が添えられた島台などの縁起物としても表されました。 やがて理想郷としての蓬莱山への憧れは、霊峰・富士の姿に重ねられていきます。
また鳳凰ほうおうは、優れた天子が世に現れる兆しとして古代中国で尊ばれた伝説の鳥です。 わが国では、古くより鳳凰は高貴さの象徴として絵画や工芸に取り込まれ、皇室ゆかりの品々には数多く登場します。 そして麒麟きりんと唐から獅子じしも空想上の霊獣ですが、威厳のある凛としたその姿は、泰平の願いをこめて表現されてきました。
本展では、めでたいことの訪れを告げる、これら「瑞祥ずいしょう」の造形美をご紹介します。

| | コメント (0)

2025.01.12

そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠

Img_20250111_0001 Img_20250111_0002

Img_20250111_0003 Img_20250111_0004

そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠

会期 2024年11月30日(土) ~ 2025年2月16日()

東京都庭園美術館


青木野枝と三嶋りつ惠が、旧朝香宮邸(庭園美術館)の各所に作品を配置し、新たな視点でアール・デコの装飾空間を照らし出す企画展です。

私のガラスは無色透明です。そして周りの光や色をとらえて解き放つのです。―三島りつ恵(展覧会マップから)

鉄は透明な金属。そしていつも内部に透明な光をもっている。―青木野枝(展覧会マップから)

(画像はクリックで拡大表示になります)
20241203_20250110095601
三島りつ恵 光の海
私のガラス作品は職人たちとともに、その日の偶然を取り込みながら炎との戦いの中で結晶する。それぞれのフォルムは光をはなち、光で満たされた海を遊泳する。(会場マップから)

20241207_20250110102801
三島りつ恵 宇宙の雫 2022年 ガラス、銀  小客室

20241206_20250110100101
青木野枝 ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅰ 2024年 鉄、ガラス  大客室

20241202_20250110095701
青木野枝 ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅱ 2024年 鉄、ガラス  大食堂

20241210_20250110181701

20241209_20250110105001
三島りつ恵 MOMDO(世界) 2023年 ガラス  書斎

20241205_20250110095701
青木野枝 ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅴ 2024年 鉄、石鹸  若宮居間

20241208_20250110103701
三島りつ恵 SPIN(スピン) 2024年 ガラス 
三島りつ恵 INFINITO(無限) 2023年 ガラス 
ベランダ

20241204_20250110095801
三島りつ恵 CASCATE  滝 2008年 ガラス  殿下居間

20241201_20250110095801
ふりそそぐもの ー 赤
最初にその作品を見るのは私。作品がその場に置かれないと見えないものがある。それを見たくて作っている。(会場マップから) 

 

この展覧会は映像を除いて撮影可です。(条件あり)
スマホで撮った写真をまとめてみました。

 

| | コメント (0)

2025.01.08

アレックス・ソス 部屋についての部屋

Img_0012

 

アレックス・ソス 部屋についての部屋

2024年10月10日(木)~2025年1月19日(日)

東京都写真美術館

Img_20241222_0002 Img_20241222_0001
Img_20241222_0003_20241222204401


(画像はクリックで拡大表示になります)

展示構成です。
と言っても、会場では明確に区分して展示しているわけではありません、と思いました。

Room1(作品番号1~9)
2004年に作家初の写真集として刊行されたシリーズ (Sleeping by the Mississippi)では、ミネソタ州北部のイタスカ湖を源 流とし、メキシコ湾へと注ぐ、全長約3,780キロメートルのミシシッ ビ川の流域を、1999年から2002年にかけて8×10インチ判のフィル ムカメラで撮影している。
カメラのセッティングを行って いる間に、被写体となる人物に自身の「夢」を書いてもらっている。(展示リストの解説から)
Img_9957
Room1展示風景(Sleeping by the Mississippiより)

 

Room 2(作品番号10~21)
ソスが影響を受けた写真家たちのポートレイトや 〈Looking for Love)をはじめとする初期のモノクロ作品、(Sleeping by the Mississippi〉に続く初期の代表作である(Niagara)、2004年に 中国の北京に滞在した際に、毛沢東(1893-1976)の統治時代に作られ た地下トンネルを写した作品などが展示されている。(展示リストの解説から)
Img_9966
Room2展示風景(Niagaraより)

 

Room 3(作品番号25~35)
3番目の部屋に展示されているのは、ソスの作品の中では作家自身の 個人的な要素が強いシリーズである (Dog Days, Bogotá)や、アメリ カ社会と距離を置き、人里離れた場所などで生活する人々をテーマと した〈Broken Manual)、東海岸のニューヨーク州北部から西海岸のサ ンフランシスコのシリコンバレーにいたるまで、全米各地のローカル なコミュニティにおける人々の交流を写した (Songbook)である。(展示リストの解説から)
Img_9978
Room3展示風景(Songbookより)

 

Room4(作品番号36~43)
4番目の部屋には、タイトルの通り、フランスのパリとアメリカのミネ ソタなどが舞台のファッション写真のシリーズ (Paris / Minnesota) と、ソスが新宿のパークハイアット東京に滞在したときに撮影された 作品が展示されている。(展示リストの解説から)
Img_9986
Room4展示風景 (Paris / Minnesotaより)

 

Room 5(作品番号44~52)
本展が生まれるきっかけとなったシリーズ (I Know How Furiously Your Heart is Beating) が展示されている。アメリカの詩 人、ウォレス・スティーヴンズ (1879-1955)の詩「灰色の部屋 (Gray Room)」 の一節からタイトルがとられた本作は、2019年に同名の写真集として まとめられ、ソスのキャリアにおいて一つの転換点となった。
2017年から2019年にかけて制作された (I Know How Furiously Your Heart is Beating)では、舞踏家・振付家のアンナ・ハルプリン (1920-2021)や、小説 家のハニヤ・ヤナギハラ (1974-) など世界各地に様々な人々を訪ね、 その人が日々を過ごす部屋の中で、ポートレイトや個人的な持ち物を 撮影した。(展示リストの解説から)
Img_9991-1
Room5展示風景(I Know How Furiously Your Heart is Beatingより)

 

Room 6(作品番号53~61)
2018年から2021年にかけて制作された(A Pound of Pictures)、そして、世界初公開となる新作 〈Advice for Young Artists) が展示されている。
〈A Pound of Pictures) でソスが試みているのは、写真の本質を再確認 するような作業である。
新作(Advice for Young Artists) はアメリカの美術学校を舞台に、 2022年から2024年にかけて撮影された。全米各地の学校で学ぶ 「若いアーティストたち」のポートレイトも含まれているが、この シリーズで際立っているのは、教室やスタジオなどに置かれたオ ブジェだ。(展示リストの解説から)
Img_9999-1
ROOM6展示風景(Advice for Young Artistsより)


この展覧会は撮影可です。(条件あり)
スマホで撮った写真をまとめてみました。

 

| | コメント (0)

2025.01.04

博物館に初もうで 特集 ヘビーなパワーを巳(み)たいの蛇(じゃ)!

20250107

博物館に初もうで 特集 ヘビーなパワーを巳(み)たいの蛇(じゃ)!

会期 2025年1月2日(木)~1月26日(日) 

東京国立博物館 本館 特別1室・特別2室


(画像はクリックで拡大表示になります)

トーハクのお正月、例年にも増して大変な賑わいでした。
恒例の松林図屏風展示(国宝展示室)
20250102

正月パフォーマンスも楽しみのひとつです。(2日・3日のみ)
20250106

20250104

20250103_20250103104001

20250105


どちらかというと”ヘビは苦手”なのですが・・・
Img_20250104_0001 Img_20250104_0002
Img_20250104_0003 Img_20250104_0004


トーハクのお正月風景をスマホで撮ってみました。
(特集展示を含みます)
ピンぼけありです、予めご容赦ください。

 

| | コメント (0)

2025.01.01

新年のご挨拶

Img_20241231_0001

旧年中は拙ブログにお付き合いいただきありがとうございました。

中身に進歩がないとお叱りを受けそうですが、今年もなんとか続けられたらと思っています。

今後ともお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

| | コメント (2)

« 2024年12月 | トップページ | 2025年2月 »