「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」
会期 2024年6月29日(土)〜 9月16日(月・祝)
パナソニック汐留美術館
ポール・ケアホルムの作品は、
素材の特性をいかしたミニマリズムを極め、洗練された不朽の名作として、特に建築やデザインの分野で高く評価されてきました。
本展は国内美術館でケアホルムを本格的に紹介する初の展覧会として、代表的作品が一堂に会する貴重な機会となります。
北海道東川町が有する「織田コレクション」を中心に展示し、会場構成は、建築家の田根剛氏(ATTA)が行っています。
(画像はクリックで拡大表示になります)
「ポール・ケアホルムのデザインをめぐる言葉」作品リスト(パンフレット)からの引用です。
家具そのものも、空間を描写し構成するという意味では、彫刻です。デザインプロセスの中で、機能の分析と素材の扱いが終わった時点で、デザイナーは彫刻家とまったく同じように作品に取り組みます。(・・・)しかし最終的には、これは検知器化の仕事でもあるのです。
スチールの建築的な可能性だけが私の関心事ではありません。スチールの表面における光の屈折は、私の芸術的な仕事の重要な部分です。私はスチールを、木や皮と同じ芸術的価値を持つ素材だと考えています。
私はできる限り素地の自然な色を使います。心の奥底では、染めた革、特に黒に反対なのを隠すつもりはありません。しかし染みは嫌われるから、染料やニスを使わざるを得ません。
展覧会の構成です。
1.ORIGINS
木工と工業デザインの出会い
ケアホルムの原点と足跡、代表的作品を関連史料とあわせて紹介。
2.DESIGNS
家具の建築家
ケアホルムの初期から晩年までの家具デザインを年代順に展示しています。ディティールを写したスライド写真、ケアホルムをめぐる織田憲嗣音声とともに、360度からケアホルムのデザインの極みをご体験ください。
3. EXPERIENCES
愛され続ける名作現代におけるケアホルムの受容を見つめます。リデザインの系譜、現代建築の中のケアホルム、織田憲嗣が愛用するケアホルムが並びます。
展示風景
PK22 1957 スチール・籐
展示風景
PK54 メーブル 織田コレクション
PK54 1963 スチール・大理石 織田コレクション
PK101 1956 ステンレススチール 織田コレクション
Rouault Gallery
名作椅子で楽しむルオー・コレクション
座り心地、機能性も良かったです。
インテリアは直に配置されても死ぬことはない。結局のところ、部屋の中で動くのは人間自身なのです。当然ながら、座っている人が自分を取り囲む部屋を体験することも重要です。しかし、移動、部屋に対して他の人が動き回るのを見る経験、そしてその人自身が部屋の周りを動き回ることによって経験することは、取り組むべき絶対的なコンセプトであります。
ポール・ケアホルム
名作椅子で味わう ルオーコレクション リーフレット
この展覧会は、
7月20日(土)以降、土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約(平日は予約不要)となっています、ご確認を・・・
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