ヤノベケンジ 新作吹き抜けアート「BIG CAT BANG」 GINZA SIX
社会的なメッセージとユニークさを併せ持つ機械彫刻や巨大彫刻で知られるヤノベケンジ。
GINZA SIX中央の大きな吹き抜け空間を、地球を含む銀河と捉え、無数の宇宙猫が空を舞い、浮かぶ宇宙船は「太陽の塔」へのオマージュ。岡本太郎の創作遺伝子を受け継いだヤノベケンジがビッグバンから現在までの宇宙のダイナミズムを新しい生命の物語として紡ぎ出します。(GSIXマガジンから)
GSIXマガジン新作吹き抜けアート「BIG CAT BANG」
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―GINZA SIXの解説パネルからー
私たちは、どのような「未来の物語」を歩むことになるのだろうか?
1990年代に、作品「タンキング・マシーン」で登場したヤノベケンジほど、私たちがこの時代に宿命的に生きざるを得ない「物語」を、現代アート作品として作り続けてきた作家はいない。大阪の茨木市という1970年の大阪万国博覧会の跡地に育ったヤノベケンジは、幼少期に「廃墟化した万博」を体験する。それは「未来の廃墟」に直面する原体験だったと彼は繰り返し語ってきた。そして廃墟の中に、そびえ立ち続ける岡本太郎の「太陽の塔」は、彼にとりクリエイションの起点となったのだ。
世紀末の予感の中、ヤノベケンジの物語の遍歴は続く。サバイバルからリバイバルへ。アトム・スーツを着てチェルノブイリへの彷徨。その後も阪神淡路大震災や東日本大震災に至るまで、その渦中に飛び込み、生み出し続けられてきた彼の作品の数々は、世界を震撼させたカタストロフのタイミングで生まれてきたものだ。しかし、それは「未来の廃墟」の後の世界を、いかに私たちが生き続けるかと言う、「希望の物語」の生成でもあったのだ。全地球レべルのカタストロフとなったコロナ禍が開けた2024年春のタイミングで、ヤノベケンジは、巨大な新作「BIG CAT BANG」を発表する。
【作品名】 BIG CAT BANG
【アーティスト名】 ヤノベケンジ
【展示場所】 GINZA SIX 2F 中央吹き抜け
【展示期間】 2024年4月5日(金)~2025年夏(予定)
【サイズ】 奥行860×幅630×高さ660cm
協力:岡本太郎記念館
岡本太郎記念館
ヤノベケンジ 太郎と猫と太陽と
会期 2024年7月12日(金)~11月10日(日)
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