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2024.07.30

高田賢三 夢をかける

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(画像はクリックで拡大表示になります)

髙田賢三 夢をかける

会期 2024年7月6日(土)~ 9月16日(月・祝)

東京オペラシティ アートギャラリー


パリオリンピックが始まりました。

高田賢三がデザインを手がけた、アテネオリンピック日本選手団公式服装から2点が展示されています。
高田賢三は、男性用4種、女性用5種をデザインしました。
2004年65歳のときです。
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姫路市で生まれ育った高田賢三(1939~2020年)
幼少期、東京の文化服装学院で過ごした学生時代、パリに渡ってからの活躍、そして晩年の活動まで詳細な年表とそれぞれの時代におけるエピソード・トピックで高田賢三の人生を回顧します。
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ドレス 1982-1983秋冬
全長200メートル使われたともいわれ、手仕事の贅が尽くされた、高田賢三の代表作のひとつである(キャプションから) 
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展覧会の構成です。
高田賢三のテーマと1970年代
ここでは、日本の布を使った作品のほか、ヨーロッパの伝統であるオートクチュール(高級仕立服)に対抗して作った「アンチクチュール」、各コレクションで発表し、毎シーズン人気のあったニット、たっぷりと布地を使った大柄なシルエットの「ビッグ・ルック」など、1970年代に発表されたテーマを取り上げて紹介する。(本展の解説パネルから)
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しぼりやちじみ、つむぎや浴衣地などの日本の生地を使った作品、1970年のデビュー当時から話題となった。(キャプションから)

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KENZOといえばニットといわれるほど、高田のニットは人気があった。(キャプションから)

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プルオーバー、スカート 1979-1980秋冬 MENZO PARIS
1970年代最後となる1979-1980秋冬コレクションではそれまでとはまた趣向の異なるコレクションが発表された。


高田賢三のフォークロアと1980年代
ここでは、高田賢三のファッションの真髄とも言えるフォークロア調の作品を1980年代の作品を中心に俯瞰する。また、ヨーロッパの中世に見られた、チュニックのような服装をテーマにした「中世ルック」、ベル・エポックの時代の人形をイメージしてフリルをふんだんに使用した「ロマンティック・バロック」、ファッション界で黒色が流行する中で発表された、カラフルな配色と重ね着が印象的な「ニューカラー」など、高田の挑んだ新しいスタイルも含めて1980年代を振り返る。(本展解説からパネルから)
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アフリカを旅した際に目にした、一枚の布を身体に巻き付けるようにして纏う民族衣装から着想を得たアフリカン・ルックは、1978年夏コレクションで発表された。(キャプションから)

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ロシアやポーランドなど東欧地域のコザックの服装からイメージしたのが、1981-1982秋冬コレクションで登場したロシアンルックだった。(キャプションから)
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「花柄は毎シーズンたくさん使っているが、花の形、配色はシーズンによっても変化する。平面になったり、壁紙風になったり、アフリカ風になったり、日本の布団柄になったり、カシミア風だったり・・」と高田は語る。1994春夏コレクションは「ジプシー」がテーマのひとつとして発表されている。(キャプションから) 


写真撮影可でしたので・・・
撮った写真をまとめてみました。


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