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2024.06.30

かつて ここで--「エビスビール」の記憶 TOPコレクション時間旅行 展示第3室 

TOPコレクション 時間旅行 千二百個月の過去とかんずる方角から

東京都写真美術館

会期 2024年4月4日(木)~7月7日(日)

本展の第三室の展示”かつて ここで--「エビスビール」の記憶”
”いろいろな記憶”がよみがえり懐かしく観賞してきました。

かつて、エビスビールの工場、お化け煙突は、この地域の”ランドマーク”のような存在だったと思うのですが・・・
アメリカ橋も・・・

はたして、恵比寿の町は魅力的な街に変貌したのでしょうか?
ちょっと複雑な気持ちになります。

(画像はクリックで拡大表示になります)
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黒岩保美《D51 488 山手貨物線(恵比寿)》 


目黒のビール工場(サッポロビール恵比寿工場)
1889(明治22)年、東京府下原三田村(現・目黒区三田)に日本麦酒醸造株式会社がビール工場を設立、翌1890(明治 23)年に「恵比寿ビール」が発売された。現在、恵比寿ガーデンプレイスのある場所はかつて「目黒のビール工場」として知られた。
1914(大正3)年現在の東京都写真美術館の場所に「製麦棟」が建造。その特徴的な4本の通風筒(カブト煙突)は 1973(昭和48)年に解体されるまで地域のランドマークであった。1971(昭和46)年「サッポロビール恵比寿工場」に工場の改称。1988(昭和63)年に工場閉鎖。時の「カブト煙突」の先端部はモニュメントとしてサッポロビール本社前に保存展示されている。(会場解説パネルから)

目黒工場(恵比寿工場)の写真資料 明治-昭和初期(1880-1970s) 画像提供:サッポロビール株式会社
から・・・(部分)
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旧恵比寿駅? 旧目黒駅?


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《エビス・サッポロ・ユニオンビール》 昭和初期(1920-30s)

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「エビスビール」を中心とした
大日本麦酒株式会社のビール広告(複製) 明治-昭和初期(1900-1930s)
画像提供:サッポロビール株式会社 

 

展覧会の構成です。
第一室 1924年—大正13年
第二室 昭和モダン街
第三室 かつて ここで—「ヱビスビール」の記憶
第四室 20世紀の旅—グラフ雑誌に見る時代相
第五室 時空の旅—新生代沖積世


―HPの解説ー
本展覧会は「時間旅行」をテーマとする東京都写真美術館のコレクション展です。人が様々な時代を自由に旅する「時間旅行」という発想は昔からよく知られたSF的なファンタジーですが、想像の世界や芸術の領域では、人は誰でも時間と空間の常識を飛び越えることが可能なのではないでしょうか。
詩人で童話作家の宮沢賢治が1924(大正13)年に刊行した『心象スケッチ 春と修羅』では、宇宙的なスケールの時間感覚の中で「わたくし」の心象、言葉で記録された風景、そして森羅万象とがひとつに重なりあったような「第四次延長」という世界が描かれます。その世界観は当時の最先端の科学や思想から影響を受けた宮沢賢治の想像力が生み出したものです。しかし百年前の詩人の言葉とそれを生み出した想像力には、現代という分断の時代を生きる私たちの心にも響く何かがきっとあるはずです。
本展は百年前である1924年を出発点として、「1924年–大正13年」「昭和モダン街」「かつて、ここで」「20世紀の旅」「時空の旅」の5つのセクションに分け、37,000点*を超える当館収蔵の写真・映像作品、資料を中心にご紹介します。「時間旅行」をテーマとする本展で鑑賞者は、それぞれの時代、それぞれの場所で紡ぎ出される物語と出会うことができるでしょう。また、本展は宮沢賢治による『春と修羅』序文の言葉をひとつの手掛かりとして、戦前、戦後そして現代を想像力によってつなぐ旅でもあります。写真と映像による時空を超えた旅を、どうぞお楽しみください。(*2023年3月末時点)

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コメント

ありがとうございます。

渋谷は、昔の面影が全く無いと言っていいほど変わりましたね。
恵比寿はまだ昔の面影が残っています。
いいのか?わるいのか?

投稿: 岩城さんへ | 2024.07.02 21:27

お元気ですか?懐かしい写真ですね。昔は恵比寿の実家から渋谷の駅のホームが見えたものです。懐かしですね。

投稿: 岩城 | 2024.07.02 09:19

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