特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」
特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」
会期 2024年3月16日(土)~6月16日(日)
国立科学博物館
(画像はクリックで拡大表示になります)
”分類と系統から哺乳類の進化に迫る!”展覧会です。
展覧会の構成です。
第1章 哺乳類とは
荒野を駆け、地中を遣い、大洋を泳ぎ、夜空を舞う 体長はわずか5cmに満たないものから 30mを超えるものまで――。
とにかく、哺乳類は多種多様だ。 それでも、そこには共通点があり、つながりがある。
さまざまな空間で生き、極地から熱帯まで多様な環境に体や生き方を適応させた哺乳類。私たちヒトも含むこのグループは読んで字のごとく、母親が乳を与えて子を育てる脊椎動物の一群である。
哺乳類を定義する特徴は多数あるものの、本展示では「哺乳」を 含む5つの形態的特徴に着目して紹介する。心臓の構造や小さな耳の骨が、私たちが「なかま」であることを教えてくれる。(本展会場の解説から)
展示風景(シロナガスクジラの心臓(実物大レプリカ)
第2章 分類と系統-わけるとつなぐ
比べて、分けて、つなげる。
分類額はあらゆる自然誌研究の基礎である。
その発展とともに、思いもよらぬ発見がもたらされることもある。
新種を論文に記載したり目の前の生き物が何なのかを結論付けたりする(同定する)工程は「分類」作業そのものだ。「種」や「属」同 士の関係性(系統関係)を見ることも、進化の過程を明らかにするうえで重要だ。
分類作業はビー玉や積み木を色や形ごとにわけて箱にしまう 行為と本質は変わらないが、生き物は見た目だけでは分類できないから面白い。哺乳類はこれだけ多様化した動物グループだからなおさらだ。
この章の終わりには「見た目は似ているけれど違う分類群」「見 た目は似ていないけれど同じ分類群」の事例を紹介するが、まずは なぜそのような結論に至ったのかを見ていこう。(本展会場の解説から)
展示風景
第3章 リアル哺乳類図鑑ーわけてつなげて大行進ー
国立科学博物館には、8万点以上の哺乳類の標本がある。
本章では、可能な限り多くの目・科の標本を選りすぐり、 第2章で学んだ分類・系統に沿って基本に忠実に紹介していく。
さあ、大図鑑と大行進のはじまりだ!
第2章で紹介したように1990年代後半からの分子系統解析を経て、現在哺乳類は27目に分類される。この27の「目」を系統別に 6つの分類群に分けるのが現在の主流である。6色の色分けにも注目しながら歩みを進めていこう。
壁沿いの展示は、図鑑をめくるように各目を1つひとつ紹介している。見た目以外の特徴もわかるよう、各所に展示された「骨格」や 「内臓」標本にも注目してみよう。「哺乳類大行進」ゾーンでは200体以上の剥製標本や骨格標本を間近で観察することができる。
理解への手助けとして、「コラム」コーナーの中では、特に収斂進化にまつわるトピックを展開する。合言葉は、「見た目にだまされるな」。
(本展会場の解説から)
”霊長目”展示風景
第4章 哺乳類の分け方-過去から未来へ
最終章では、人類が哺乳類を観察し、分類を系統づけることで理解しようと試行錯誤してきた歴史を、最新の研究結果も含めて紹介します。(HPから)
撮ってきた写真をまとめてみました。
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