« マティス 自由なフォルム Section5 ヴァンスのロザリオ礼拝堂  | トップページ | 開館40周年記念 源氏物語 THE TALE OF GENJI ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─ »

2024.03.08

マティス 自由なフォルム

Img_20240303_0001 Img_20240303_0002

マティス 自由なフォルム
巨匠ニースが遺した切り紙絵のあざやかな世界。

会期 2024年2月14日(水) ~ 5月27日(月)

国立新美術館

Img_20240303_0004 Img_20240303_0003

展示構成です。
Section1 色彩の道
・初期
・アジャクシオ―トゥールーズ
・フォービズム(野獣派)
1905年、マティスは地中海に面するコリウールで、アンドレ・ドレンとともに制作し、フォービズムを予期する作品を描きました。《マティス夫人の肖像》は、補色関係にある緑系と赤系の色彩対比の効果が示されています。(キャプションから)
20240235
《マティス夫人の肖像》 1905年 油彩/カンヴァス ニース市マティス美術館蔵

・彫刻 ー絵画との並行
1927年、の《横たわる裸婦Ⅱ》に認められる横たわる女性が左肘を地面につけ、右手を頭の後ろに回し、右脚で左脚を跨ぐ姿勢は、画家の絵画に幾度となく表れる馴染みの姿勢です。しかしながら、絵画と彫刻の表現において目指したものが異なることを、マティスは表明しています。(キャプションから)
20240237  
《横たわる裸婦Ⅱ》 1927年(鋳造1953年)ブロンズ オルセー美術館蔵蔵(ニース市マティス美術館寄託)

・アルベール・マルケとアンドレ・ドラン


Section2 アトリエ
・ニースに着いて
・赤いオブジェのコレクション
マティスはニースの光に惹かれてこの地でいくつもアトリエを転々としながら制作に励みます。《赤い小箱のあるオダリスク》では、敷物や壁面の幾何学的な背景の中で、女性の身体の量感が曲線によって表現されています。(キャプションから)
20240236_20240305090401
《赤い小箱のあるオダリスク》 1927年 油彩/カンヴァス ニース市マティス美術館蔵

マティスの絵画に描かれている、花瓶、テキスタイル、家具調度品などのオブジェは、実際に画家本人が購入して収集したものです。肖像画のようにクローズアップして描かれた、1946年の《ロカイユ様式の肘掛け椅子》では対象となった椅子が画面の構図から外に溢れ出ています。(キャプションから)
20240238
《ロカイユ様式の肘掛け椅子》 1946年 油彩/カンヴァス ニース市マティス美術館蔵

・彫刻の連作
・女性像、ニース
・1940年代の《ヴァンス室内画》
1943年、マティスは戦火を逃れるためにニースから近郊の町ヴァンスに移りました。1946年から48年にかけて、彼は一連の縦型の《ヴァンス室内画》を描きます。1947年の《ザクロのある静物》はそのうちの一点です。 (キャプションから)
20240232
《ザクロのある静物》 1947年 油彩/カンヴァス ニース市マティス美術館蔵

・裸婦とデッサン
・デッサン ―テーマとヴァリエーション


Section3 舞台装置から大型装飾へ
・ナイチンゲールの歌
・バーンズ財団の<ダンス>・タペストリーの計画
・《パペーテ ―タヒチ》と《森の中のニンフ(木々の緑)》
1935年、マティスは起業家でコレクターのまりー・キュットリからタペストリー制作の依頼を受けました。その下絵として描かれたのが、油彩《パペーテ ― タヒチ》」です。マティスが1930年に訪れたタヒチのパペーテのホテルから目にした光景が描かれています。(キャプションから)
20240231
《パペーテ ― タヒチ》 1935年 油彩/カンヴァス ニース市マティス美術館蔵


Section4 自由なフォルム
・『ジャズ』と『ヴェルヴ』
・ポリネシア、海
・クレオールの踊り子
1950年頃からマティスは女性の身体をモティーフとした切り紙絵による一連の大きな作品を制作しており《クレオールの踊り子》はその中のひとつです。(キャプションから)
20240234_20240305090001
《クレオールの踊り子》 1950年 切り紙絵 ニース市マティス美術館蔵

・筆によるデッサン
1946年から52年にかけて、マティスは顔をモティーフとした筆と墨によるデッサンを数多く制作しています。(キャプションから)
20240226_20240305144901
《大きな頭部、仮面》 1951年 筆と墨/紙 オルセー美術館蔵蔵(ニース市マティス美術館寄託)

・花と果実
マティスは1952年頃、アメリカ人コレクターからロサンゼルスのヴィラのパティオ(中庭)のための大型装飾の注文を受けます。これに応じたマティスはその構想を練り、切り紙絵によるマケットを4点制作しました。そのうちの一つが《花と果実》です。本作は5枚のカンヴァスが繋げられた巨大な切り紙絵です。4枚の花びらないし3つの果実による形態が基本単位となり、各々が反復されて画面が構成されています。画面の左右それぞれには、柱頭を備えた縦縞模様のある青い柱が認められ、また画面の中央右寄りには、5枚の花びらを持つ花の基本単位が縦に 4つ並んでいます。(キャプションから)
20240224
《花と果実》1952-1953年 切り紙絵 ニース市マティス美術館蔵

・《ブルーヌードⅣ》と切り紙絵
マティスは1952年に、切り紙絵による4点の連作《ブルーヌード》を制作しました。
20240225_20240305144501
《ブルーヌードⅣ》 1952年 切り紙絵 オルセー美術館蔵(ニース市マティス美術館寄託)

・日本

Section4の一部の展示作品は撮影可です(条件ンあり)
撮った写真をまとめてみました。 



Section5 ヴァンスのロザリオ礼拝堂 
《ヴァンスのロザリオ礼拝堂》
《カズラ(上祭服)》
《ヴァンスのロザリオ礼拝堂(内部空間の再現》

20240216_20240305151001
展示風景

|

« マティス 自由なフォルム Section5 ヴァンスのロザリオ礼拝堂  | トップページ | 開館40周年記念 源氏物語 THE TALE OF GENJI ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« マティス 自由なフォルム Section5 ヴァンスのロザリオ礼拝堂  | トップページ | 開館40周年記念 源氏物語 THE TALE OF GENJI ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─ »