2023年 第18回「名取洋之助写真賞」受賞作品 写真展
2023年 第18回「名取洋之助写真賞」受賞作品 写真展
社会を鋭く写し撮る新進ドキュメント作家たち
富士フイルムフォトサロン 東京 公募写真展
2024年1月26日(金)~2月1日(木)(最終日は16:00まで)
フジフィルムスクエア
DAIS JAPANが廃刊?になって以来、報道写真に特化した展覧会から遠ざかっていたような気がします。
報道写真の現状、今後はいかに。
(画像はクリックで拡大表示になります)
「名取洋之助写真賞」受賞 中条 望
受賞作品「GENEVA CAMP-取り残されたビハール人-」(カラー30点)
(展示風景)
(右上)CENEVA CAMPにおける平均的な住居。8畳程の居室に6~7人が折り重なるように暮らしている。
(右下)暗く蒸し暑い路地を避け、窮屈に積み上げられた建物の階段で会話を交わす。
「名取洋之助写真賞奨励賞」受賞 齊藤 小弥太
受賞作品「土地の記憶」(モノクロ30点)
(展示風景)
(中)「40年野菜だけを売って、ようやく家の借金を返し終わったら家を出ていかなきゃなんね。おら悔しい」。そう話しながら、さつま芋の 「ひげ」を抜く戸村さんの指は長年の農作業の影響からか、ヘバー デン結節を患っており変形していた。指の痛みに堪えながら野菜を作り、孫の代まで誇れるようにと建てた家はこの地域では珍しく下方に反った「むくり屋根」で建てられている。しかしそんな想いのこもったこの家も数年以内に取り壊されてしまう。
「名取洋之助写真賞奨励賞」受賞 小山 幸佑
受賞作品「私たちが正しい場所に、花は咲かない」(カラー30点)
(展示風景)
(中)イスラエルでは18歳から男性は3年間・女性は2年間の兵役が義務づけられている、メイルさんのように兵役の途中で軍を去ることも可能だ。彼は兵役の代わりに慈善活動プログラムに参加し、対話や相互理解による平和を模索する道を選んだ。現在は、同じプログラム に参加している若者たちと共同生活をして暮らしている。後ろ指をさされることもあれど自分の選んだ道に後悔はない、と話した。
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