NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」
NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」は、
三井記念美術館で開催されています。
会期 2023年4月15日(土)〜6月11日(日)
※会期中、展示替えがあります。
展覧会の構成は以下の通りです。
展示室1
重要文化財 びいどろ薬壺 16~17世紀 久能山東照宮博物館蔵
家康が自ら調合した薬を入れたガラス製の薬壺。中の粉末は胃腸薬か?
重要文化財 洋時計 1573年 久能山東照宮博物館蔵 4/15~5/14展示
慶長14年(1609)スペイン属領のフィリピン総督ドン・ロドリゴ一行がメキシコへの航海中に房総沖で遭難し、家康がこれを救助し、帰国の船を提供した。それに対する謝礼として、慶長16年にスペイン国から送られた時計で、ゼンマイ式時打ち時計としては国内現存最古の時計です。(キャプションから)
展示室2(国宝の刀剣)
国宝 短刀 無銘貞宗(名物 徳善院貞宗) 南北朝時代(14世紀) 三井記念館蔵 5/16~6/11展示
国宝 短刀 無銘正宗(名物 日向正宗) 鎌倉時代(14世紀) 三井記念館蔵 4/15~5/15展示
展示室3(第4章)
江戸幕府と日本橋架橋(第4章「天下人への道」ー江戸開府)
(如庵ケース)
家康ゆかりの名物茶道具(第5章「大御所時代」ー駿府での生活
展示室4(第1章~第3章)
プロローグ 大日本五道中図屏風でたどる家康の足跡
大日本五大道中図屏風(部分) 江戸時代(19世紀) 三井記念美術館蔵
ビジュアルでたどる家康の一生
家康没後30年頃の景観で、岡崎城、浜松城、駿府城、甲斐、信濃、小田原城、関ヶ原の陣、名古屋城、そして久能山東照宮など家康の一生をビジュアルでたどることができる屏風。(キャプションから)
第1章「家康誕生」 ー今川からの独立と三河平定
家康誕生=天文11年(1542)12月26日
(居城1)岡崎城時代=永禄3年(1560)~元亀元年(1570)
徳川十六将図 1巻 江戸時代・元文4年(1739) 久能山東照宮博物館蔵 5/9~6/11展示
第2章 「戦国乱世の選択」ー今川・武田との抗争
(居城2)浜松城時代=元亀元年(1570)6月~天正14年(1586)12月
長篠合戦図屏風 江戸時代(17世紀) 愛知・名古屋市博物館蔵 4/15~5/7展示
第3章「豊臣大名徳川氏」―豊臣政権下の家康
(居城3)駿府城時代Ⅰ=天正14年(1586)12月~天正18年(1590)7月
聚楽第行幸図屏風 江戸時代(17世紀)大阪・堺市美術館蔵 4/15~5/14展示
展示室5(第3章~第4章)
(居城4)江戸城時代Ⅰ=天正18年(1590)8月~慶長7年(1602)
第4章「天下人への道」ー関ヶ原
第4章「天下人への道」ー江戸開府
(居城5)江戸城時代Ⅱ(江戸開府)=慶長8年(1603)~慶長12年(1607)
展示室6
徳川家康の筆跡
展示室7(第5章~第6章)
関が原合戦図屏風(第4章「天下美智への道」ー関が原)
重要文化財 関が原合戦図屏風(津軽屏風) 桃山~江戸時代(17世紀) 大阪歴史博物館蔵 4/15~5/14展示
満天姫が家康からもらった屏風。津軽屏風ともいわれる大作。
家康の養女満天姫が弘前藩主津軽信政に嫁ぐ際に家康に懇願してもらい受け持参したという。(キャプションから)
第5章「大御所時代」―駿府での生活
(居城6)駿府城時代Ⅱ(大御所時代)=慶長12年(1607)~元和2年(1616)4月
第5章「大御所時代」ー大阪の陣
大阪冬の陣図屏風[部分] 江戸時代中期 東京国立博物館蔵 4/15~5/14展示
第6章「東照大権現」ー家康、神となる
後水尾天皇宸翰神号「東照大権現」(江戸時代17世紀)久能山東照宮博物館蔵 4/15~5/14展示
天皇が書いた神号。
東照大権現像 天海僧正賛写 江戸時代(17~18世紀) 久能山東照宮博物館蔵
神仏習合的な東照大権現。
東照大権現は、天台宗の僧天海が提唱する山王一実神道にもとずく神号である。
エピローグ 御神体 家康の刀剣と甲冑
重要文化財 金陀美具足(部分) 桃山時代(16世紀)久能山東照宮博物館蔵
若武者家康が着た金ぴかの甲冑。今川義元が桶狭間で討ち死にした時、19歳の家康(元康)は今川の属将として大高城に兵糧入れに成功していた。その時の甲冑とされる。
重要文化財 太刀 無銘光世 切付銘 妙純伝持ソハヤノツルキウツスナリ 鎌倉時代(13~14世紀) 久能山東照宮博物館蔵4/45~5/14展示
徳川家康鎮護の願いを込めた晩年の愛刀。久能山東照宮第一の重宝として伝来した家康の愛刀。家康は逝去の2日前にこの刀で罪人の試し斬りを命じ、自らの死後は剣威により長く子孫を鎮護すると述べたと伝わる。
―HPの解説ー
2023年のNHK大河ドラマは、62作目となる「どうする家康」です。これまで数多くの大河ドラマに登場してきた徳川家康ですが、単独主役は1983年の「徳川家康」以来40年ぶりとなります。
家康が生きた戦乱の世は、まさに予期せぬことが次々に起きる時代。家康は、リーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられ、ピンチを招いた局面でも、決して逃げずに答えを出し続け乱世を終わらせました。先行きの見えないのは現代も同じ。今回の大河ドラマでは、家康を現代に通ずるリーダー像として、様々な人間との関係を大切に描いています。
本展覧会では、このNHK大河ドラマ「どうする家康」と連動し、徳川家康のほか、織田信長、豊臣秀吉など、様々な戦国武将にまつわる品々や、同時代の美術品・歴史史料などを紹介し、徳川家康と彼が生きた時代を浮き彫りにします。
| 固定リンク
コメント