« 六本木クロッシング 2022展:往来オーライ!  | トップページ | 小田原梅まつり・曽我別所梅林富士の景色と35,000本の白梅の香り 2023年2月 »

2023.02.22

ワイルド・ファイヤー 火の自然史 化石が語る、野火の過去・現在・未来

20230201_20230220152601

「ワイルド・ファイヤー 火の自然史 化石が語る、野火の過去・現在・未来」は、
国立科学博物館 日本館1階企画展示室で開催されています。

会期 2022年11月15日(火)~2023年2月26日(日)

”ワイルド・ファイヤーとは?”に始まり、
”過去のワイルド・ファイヤーの調べ方”、”ワイルド・ファイヤーの歴史”、”火とヒトの暮らし”、と続き、
”これからのワイルド・ファイヤー”が終章です。

温暖化、地球環境問題は、企業活動、経済、暮らし全般に大きな変化をもたらしています。

近年、山火事が世界各地で頻発化し、その被害は甚大です。
その原因として、高温や乾燥などの火災を助長するような気候変動が挙げられていますが、山火事はCO2の大量排出に繋がるため、温暖化がさらに進行して、気候変動もさらに顕著になるという負のスパイラルに陥る可能性も示唆されています。

本展は、ワイルドファイヤーの過去、、現在、未来を様々な視点から検証しています。

Img_20230220_0001 Img_20230220_0002

(画像はクリックで拡大表示になります)

展覧会の内容は以下の通りです。
第1章 ワイルド・ファイヤーとは?
 私たちの身の回りにあるワイルド・ファイヤー
 宇宙から見るワイルド・ファイヤー
 ワイルド・ファイヤーはなぜ起こる?
 日本でも起こるワイルド・ファイヤー
 ワイルド・ファイヤーが残すもの
 ワイルド・ファイヤのその後
 火と生きる植物たち

第2章 過去のワイルド・ファイヤーの調べ方
 チャコールを読み解く
 チャコールができる条件
 チャコールからわかる過去の大気

第3章 ワイルド・ファイヤーの歴史
 高酸素濃度環境下でのワイルド・ファイヤー
 大規模なワイルド・ファイヤーの始まり
 湿地で起こったワイルド・ファイヤー
 木に隠された秘密
 中生代のワイルド・ファイヤー
 ワイルド・ファイヤーと花の分布拡大
 ワイルド・ファイヤーがうながした植物の進化
 ワイルドファイヤーがもたらした動物化石
 新生代のワイルド・ファイヤー
 新生代最暖期のワイルド・ファイヤー
 草原の拡大とワイルド・ファイヤー
 日本にもあったワイルド・ファイヤー

第4章 火とヒトの暮らし
 先史時代の火の証拠
 日本の里山と火
 希少種を守る活動
 人の活動がもたらす火災
 新たなフェーズに入ったワイルド・ファイヤー

第5章 これからのワイルド・ファイヤー


この博物館で頂ける企画展パンフレットは内容がとても充実していて、展示内容理解を助けてくれます。
理解しきれなかった内容の復習にも十分役立ちます。
Img_1690

 

ーHPの解説ー
近年、世界各地で報告されている大規模なワイルド・ファイヤー(野火、山火事)は、気候変動の要因や生物多様性への脅威として国際的な対応が急務とされています。湿潤な日本に暮らす私たちにとって、ワイルド・ファイヤーはどこか遠い出来事に思われるかもしれませんが、かつては日本でも、季節に応じて周期的に発生していました。ワイルド・ファイヤーは、植物が地上に現れたあと、およそ4億3千万年前に始まり、植物(=燃料)の進化と地球環境の変化に影響を受けて、その性質を大きく変えてきました。

過去から現在に至るまで、ワイルド・ファイヤーを長期的な視点から見つめることで、地球環境の変遷を理解するとともに、私たち人類の活動が地球環境に与える影響について考える展覧会です。


|

« 六本木クロッシング 2022展:往来オーライ!  | トップページ | 小田原梅まつり・曽我別所梅林富士の景色と35,000本の白梅の香り 2023年2月 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 六本木クロッシング 2022展:往来オーライ!  | トップページ | 小田原梅まつり・曽我別所梅林富士の景色と35,000本の白梅の香り 2023年2月 »