« 諏訪敦「眼窩裏の火事」 | トップページ | 面構 片岡球子展  たちむかう絵画 »

2023.01.17

若林奮 地下のデイジー

20221203_20230116162801

《地下のデイジー》は、府中美術館の前庭に恒久設置されている若林奮の彫刻作品です。

府中市美術館に行くたびに、実見と思いながら何年も過ぎましたが・・・・

(画像はクリックで拡大表示になります)

20221202_20230116112401
20221201_20230116112501

《地下のデイジー》は、厚さ2.5センチの鉄板が123枚重なってできており、高さは3メートルを超えます。ただし、地表に出ているのは3枚分だけ、残りは全て地下に埋められています。 
20221204_20230116162801

デイジーの花弁を思わせる穴から、雨水は地中に流れ込みます。
時を経て酸化する鉄は、呼吸していると捉えることもできます。
《地下のデイジー》も、植物のデイジーのように、雨水を吸い、大気を吸って、生きているかのようです。

《地下のディジー》は、私たちの想像力 に働きかけて、 植物と大気、土地のエネル ギーや記憶を引き出す、ひとつの装置とも 見えてこないでしょうか。(美術館の屋外彫刻ガイドから)


若林奮の構想による「セゾン現代美術館」庭園を思い出します。(軽井沢)
2019年に撮った動画です。



|

« 諏訪敦「眼窩裏の火事」 | トップページ | 面構 片岡球子展  たちむかう絵画 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 諏訪敦「眼窩裏の火事」 | トップページ | 面構 片岡球子展  たちむかう絵画 »