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2022.08.30

愛のヴィクトリアンジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル

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愛のヴィクトリアンジュエリー
華麗なる英国のライフスタイル

八王子夢美術館

会期 2022年7月1日(金)〜9月4日(日)

19世紀、18歳で即位したビクトリア女王の時代、イギリスに多くの金・銀・ダイヤモンドが持ち込まれました。
高品質の宝飾品は、後にビクトリアンジュエリーと呼ばれます。
アフタヌーンティーや今日のウェディングも、ヴィクトリア女王の時代に完成されたものです。

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若き日のヴィクトリア女王 1842年 イギリス

展示構成は以下の通りです。
第一章 アンティークジュエリー
第二章 歓びのウェディングから哀しみのモーニング
第三章 優雅なひととき アフタヌーンティー



八王子市夢美術館「愛のヴィクトリアンジュエリー」
アイエム[インターネットミュージアム]Internet Museum


チラシ画像から・・・
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ピンクトパーズ&カラーゴールドスウィート 1830年頃
希少なピンクトパーズに華やかな金細工が施されたスウィート。カラーゴールドでアカンサスの葉模様にしたレポゼ細工、グラニュレーションなどの高度な技術を駆使して作られている。ネックレスから下がるペンダントは、ブローチの下に着けることもできる。(キャプションから)

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ターコイズ&ゴールドブローチ 1830年頃 イギリス
自然主義を代表する作品。鳩は昔から「聖霊」の象徴として用いられてきた。「忘れな草」をくわえる鳩には「私を忘れないでというメッセージが込められている。(キャプションから)

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ブルーエナメル&ゴールドネックレス 1865~70年頃 イギリス
ロイヤルブルーのエナメルでできたハートと重量感のあるブラジリアンチェーンのコントラストが美しい作品。ハート形のペンダントは厚みのある金台にギヨシェエナメルが施されている。ペンダントの裏ブタには故人の名前と日付、年齢が刻まれ、ロケットになっている(キャプションから)

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エナメル&サファイア、ダイアモンドネックレス 1880年頃 イギリス
ルネッサンス期のエナメル技法の復刻で19世紀を代表する作家となったカルロ・ジュリア―ノの作品。白と黒の精緻なエナメル細工。サファイアとダイアモンドの精巧なセッティング。美しい光沢の天然真珠の組み合わせが見事な逸品。(キャプションから)

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リガードバドロックペンダント 1820~30年頃 イギリス
19世紀初期のセンチメンタルジュエリーを代表する作品。パドロック(錠前)は「捕らえられた愛情」を意味し、表面には宝石による文字遊びの「リガード=REGARD(敬愛)」装飾が施されている。また中央の真珠とタコイーズで「忘れな草」を表し、花言葉「私を忘れないで」という思いを託している。(キャプションから)

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ローマンモザイク&ゴールドブローチ 19世紀中期 イタリア
色とりどりの花と鳩がさまざまな色彩で表現されたモザイク作品。裏側には作者バルベリの名前が刻まれている。彼の作品はモザイクのパーツが丸みを帯びていること、同系色のグラデーションを用いていることに特徴がある。(キャプションから)

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シードパールティアラ 19世紀初期 イギリス
イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロックと、イギリスの3つの国の花をモティーフにしている。バラの花の下にはスプリングがついており、頭上で震えるように細工が施されている。(キャプションから)

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ティーセット 1860-61年 ロンドン
代々受け継がれてきた銀器で客をもてなすことは、その家の誇りであり、銀器は家系を表す重要な役割を担ってきた。

―HPの解説ー
1837年、18歳の若き女性が王位を継承し、大英帝国の頂点に立ちました。栄華を極めたヴィクトリア時代の幕開けです。「太陽の沈まない帝国」と呼ばれ世界中の物資がもたらされた英国では、金や銀、ダイヤモンドに象牙など、様々な富が美しいデザインのジュエリーとして享受されました。またアフタヌーンティーや今日のウェディングも、ヴィクトリア女王の時代に完成されたものです。

本展覧会では、ヴィクトリア時代のイギリス王室にまつわる宝飾品など、技巧を凝らしたアンティークジュエリーの数々を、アフタヌーンティーの豪奢な銀食器やアンティークレースなどとあわせて紹介します。伝統と文化、華麗なる英国のライフスタイルをお楽しみください。

 

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2022.08.26

ロボット特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」

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特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」は、日本科学未来館で開催されています。

会 期 2022年3月18日(金)~8月31日(水)


総務省のHPに次のような記述があります。
(2)ロボットの定義とパートナーロボット
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「NEDOロボット白書2014」(2014年3月)では、ロボットを「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義している。その上で、ロボットの役割を、産業用ロボットのような「生産環境における人の作業の代替」、無人システムのような「危機環境下での作業代行」、それに日常生活の中での家事支援や介護支援等の「日常生活支援」に大別している。

この定義の通りの、さまざまな分野で開発、発達してきたロボットが展示されていて、老若男女誰でもが楽しめる展覧会です。
ただ、最先端技術?・・・・扱いずらいのでしょうが、軍事ロボット関連展示(解説程度でも)があっても良かったのでは?
この施設では無理なの?・・・ 興味ある人は多いのではと思ったりしました。


本展では、さまざまな体験ができるコーナーが設けられています。
わたしも体験しました。
零式人機Ver.1.2  人機一体
VRゴーグルをつけてロボットの視界(視線)が体験できます。操作感は触らせてくれません。
(画像はクリックで拡大表示になります)
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「ロボットと触れ合う」コーナーでは、お馴染みのロボット、沢山の楽しいロボットと遊べます。
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展覧会の構成は以下の通りです。
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ロボットって、なんだ?
ロボットは、いつ、どのように生まれたのだろう。
人間はどうやってロボットを創り出してきたのだろう。
人間とロボットはどのように歩んできたのだろう?
ロボットの誕生、そして現在へ
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Z o n e 2
きみって、なんだ? にんげんって、なんだ?
Z o n e 2 - 1
からだって、なんだ?
にんげんのからだ、ロボットのからだ
ロボットで変わるからだ
ロボットで感じる・伝える
もうひとつのからだ
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Z o n e 2 - 2  
こころって、なんだ?
ロボットとふれあう
ロボットのおしゃべり
こころを感じるこころ
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Z o n e 2 - 3  2-3
いのちって、なんだ?
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漱石アンドロイド
二松学舎大学大学院研究科 大阪大学大学院基礎工学研究科
声は孫の夏目房之介氏の声をもとに作られた。授業を行うほか漱石作品の朗読や講演を再現する。

Z o n e 3
きみとロボットの未来って、なんだ?

最期に問いかけられます。
あなたは死後、さなたの個人データとAIやCGなどを利用して「復活」させられることを許可しますか?
ボタンを押して、あなたの意見を投票してみよう
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スマホで撮った画像をまとめてみました。


―HPの解説ー
本展は、多数のロボットを見たり触れたりインタラクティブな仕掛けを体験したりしながら、幅広い層に楽しんでいただけます。ロボットとの関係性を通して、変わりゆく人間の「からだ」「こころ」「いのち」に目を向け、「人間とはなにか?」を問いかけながら、人間とロボットの未来像を思い描きます。

本展のみどころは、一堂に集結した多彩なロボットたち。世界初の人型ロボット「WABOT-1(ワボット-ワン) 」をはじめ、体高4メートルを超える汎用人型重機「零式人機(れいしきじんき) ver.1.2」や、どこにいてもロボットを通して社会の活動に参加できる遠隔操作が可能な分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」、実在する人物の写真や音声などのデータを元に再現されたデジタルクローンなど、日本のロボット開発の礎となったロボットから、本邦初公開の最新ロボットまで多岐にわたります。また、本展後半では、インタラクティブな体験展示を通して、ロボットとともに変わりゆく人間のあり方や、その先の未来像に思いをはせます。

「ロボット」という言葉が生まれてから100年以上。発展・拡大を続けるロボット技術は、いまや私たち人間にとってなくてはならない存在になり、ロボットの定義や概念、形もさまざまに変化しています。それはロボットと人間の関係性が複雑になってきたということなのかもしれません。私たち人間とはどのような存在なのか、かえりみるきっかけにもなるのではないでしょうか。

 

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2022.08.23

歌枕 あなたの知らない心の風景

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この画像(チラシ)はクリックで拡大表示になります。

「歌枕 あなたの知らない心の風景」は、
サントリー美術館で開催されています。

会期 2022年6月29日(水)~8月28日(日)


この作品1点のみ撮影可でした。(クリックで拡大表示になります)
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重要文化財 小倉山蒔絵硯箱 室町時代 15世紀 一合 サントリー美術館

添えられたキャプションをそのまま書き写してみます。
小倉山=「小暗し(ほの暗い)」・紅葉・鹿
表には洛西の歌枕 小倉山を描く。ただし、小倉山の景物である鹿がおらず、むしろ木々が風に吹かれる様子から、嵐が詠まれた嵐山とする説もある。見込には紅葉と筏で名高い大堰川が描かれているが、この川を挟む二つの山のどちらが主題か、見る者の教養が試される作品といえる。

このような解説などが一点一点に添えられていて、解釈を助けてくれます。奥が深く、何度も訪れても飽きることのない展覧会です。

歌枕とは、長い和歌の歴史の中で培われた、特定のイメージをともなう土地や地名です。かつての日本では、そのイメージ世界を表わすことが、あらゆる芸術での基本的な約束事にまでなっていたのです。(HPから)


展示構成は以下の通りです。
第一章:歌枕の世界
第二章:歌枕の成立
第三章:描かれた歌枕
第四章:旅と歌枕
第四章:暮らしに息づく歌枕

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重要文化財 寸松庵色紙「ちはやふる」 伝 紀貫之 一幅 平安時代 11世紀
京都国立博物館 

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春秋花鳥図屏風 土佐光起 二曲一双 江戸時代 17世紀 サントリー美術館

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西行物語絵巻 著色本(部分) 三巻のうち中巻 室町時代 15世紀 
サントリー美術館 

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諸国六玉河 歌川広重 六枚のうち陸奥 野田之玉川 天保6~7年(1835~1836)中外産業株式会社原安三郎コレクション

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色絵龍田川文向付 尾形乾山 六口 江戸時代 18世紀 
公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館

 


サントリー美術館「歌枕 あなたの知らない心の風景」 1分15秒
サントリー公式チャンネル (SUNTORY)

―HPの解説ー
古来、日本人にとって形のない感動や感情を、形のあるものとして表わす手段が和歌でありました。自らの思いを移り変わる自然やさまざまな物事に託し、その心を歌に表わしていたのです。ゆえに日本人は美しい風景を詠わずにはいられませんでした。
そうして繰り返し和歌に詠まれた土地には次第に特定のイメージが定着し、歌人の間で広く共有されていきました。そして、ついには実際の風景を知らなくとも、その土地のイメージを通して、自らの思いを表わすことができるまでになるのです。このように和歌によって特定のイメージが結びつけられた土地、それが今日に言う「歌枕」です。
こうして言わば日本人の心の風景となった歌枕は、その後美術とも深い関わりをもって展開します。実景以上に歌枕の詩的なイメージで描かれてきた名所絵や、歌枕の意匠で飾られたさまざまな工芸品などからは、歌枕が日本美術の内容を実に豊かにしてきたものである事に気づかされます。
しかし、和歌や古典が生活の中に根付いていない現代を生きる私たちにとって、歌枕はもはや共感することが難しいのではないでしょうか。この展覧会では、かつては誰もが思い浮かべることのできた日本人の心の風景、歌枕の世界をご紹介し、日本美術に込められたさまざまな思いを再び皆さまと共有することを試みます。

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2022.08.20

フィン・ユールとデンマークの椅子

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「フィン・ユールとデンマークの椅子」は、
東京都美術館 ギャラリーA・B・Cで開催されています。

会期 2022年7月23日(土)~10月9日(日)


「東京都美術館は2010年に大規模改修工事が行われました。このとき、館内にフィン・ユールをはじめとするデンマークの家具と照明器具がしつらえられ、東京都美術館には「北欧の名作椅子に座れる美術館」という新たな魅力が加わりました」というパネル解説がありました。
私、今まで全く意識していませんでした。

この展覧会では、最終コーナー「デンマーク・デザインを体験する」で、かなり広いスペースをとってフィン・ユールをはじめ、デンマークの優れたデザイナーたちの椅子・ソファー、テーブルなどが置かれ実際に座って体験ができます。
有益な体験ができました。
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ギャラリーBで、デンマーク椅子デザインの概観と変遷をたどり、
ギャラリーCでデザイナーの挑戦と題して活躍したデザイナーの様々な作品を紹介しています。
そして、エスカレータで降りた、いちばん広いギャラリーAでフィン・ユールの世界を回顧、展開しています。

展示構成は以下の通りです。
第1章 デンマークの椅子
1 デンマーク・デザインのはじまり
2 デザインの父、コーア・クリント
3 家具職人組合と展示会
4 FDBモブラー 、デンパルマネンテ
5 デザイナーたちの挑戦
第2章 フィン・ユールの世界
1 初期
2 フォルムの探求
3 生産性への挑戦
4 フィン・ユール邸
5 アメリカでの活躍
6 建築、インテリアデザインの仕事
7 実験、模索
8 1960年代以降
第3章 デンマーク・デザインを体験する


以下、それぞれのセクションでの展示風景です。
(画像クリックで拡大表示になります)

デザイナーたちの挑戦(ギャラリーC)
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イブ・コフォード・ラーセン エリザベスチェア(U56) 1956年 クレスレンセン&レーセン マホガニー・革
織田コレクション(東川町)
イブ・コフォード・ラーセンの名を後世に残すことになった名作。エリザベス女王が購入したことから《エリザベス・チエア》と呼ばれる。

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アクセル・ベンダー・マドセン、アイナー・ラーセン 《メトロポリタンチェア》 1959年 ウイリー・ベック チーク・革
織田コレクション(東川町)
ニューヨークの《メトロポリタン美術館が購入したことから《メトロポリタンチェア》と呼ばれるようになった。


フィン・ユールの世界展示会場俯瞰(ギャラリーA)
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初期作品
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フィン・ユール《グラスホッパー チェア》1938年 ニールス・ヴォッダー  オーク、ウォールナット、革
織田コレクション(東川町)
1938年秋のコペンハーゲン家具職人組合展示会に、ニールス・ヴォッダーから2脚のみ制作されて出品された作品。《グラスホッパ》とはバッタの意味。
(右)モーエンス・ヴォルテレン《コペンハーゲンチェア》 1936年 ニールス・ヴォッダー マホガニー、革
織田コレクション(東川町)
ニールス・ヴォッダーをユールに紹介したのがヴォルトレンでした。この出会いが後にユールを世界的デザイナーへと誕生させるきっかけとなった。

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フィン・ユール《イージーチェア №45》 1945年 ニールス・ヴォッダー、ソーレン・ホーン、ニールス・ロス・アナセン 
ローズウッド・布
織田コレクション(東川町)
フィン・ユールの代表作であり、デンマークを代表する椅子である。中期の椅子デザインは、この《イージーチェア №45》から始まったといっても過言ではない。

生産性への挑戦
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フィン・ユール邸
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―HPの解説ー
北欧の国デンマークは、デザイン大国として知られます。
とりわけ1940年代から 60年代にかけて、デンマークでは歴史に残る優れた家具が生み出されました。

デンマークのデザイナーのなかでも、フィン・ユール(1912-1989)は、ひときわ美しい家具をデザインしたことで知られます。優雅な曲線を特徴とするその椅子は、「彫刻のような椅子」とも評されます。当時の家具デザイナーたちの多くが家具の専門学科や家具工房の出身であるのに対し、フィン・ユールは美術史家になることを夢見ながらもアカデミーで建築を学び、建物の設計やインテリアデザインにたずさわるなかで家具デザインを手がけました。身体を抽象化したようなやわらかなフォルムは座って心地よいばかりで なく、彫刻作品にも似た静謐な存在感を放ち、建築や美術、あるいは日用品と濃密に響き合いながら、空間の調和を生み出す役割をも果たしているようです。

本展は、デンマークの家具デザインの歴史と変遷をたどり、その豊かな作例が誕生した背景を探るとともに、モダンでありながら身体に心地よくなじむフィン・ユールのデザインの魅力に迫る試みです。椅子のデザインにはじまり、理想の空間を具現した自邸の設計や、住居や店舗、オフィスのインテリアデザインまで、フィン・ユールの幅広い仕事を紹介します。椅子という、あらゆる日常を支える身近な家具にあらためて光を当てる本展が、新しい生活を模索する私たちが快適に生きるためのヒントを見つける機会となれば幸いです。


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2022.08.16

フジフイルム スクエア 企画写真展 「生き物たちの地球」

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フジフィルム スクエア企画写真展「生き物たちの地球」 写真・文 前川貴行

会期 2022年7月29日(金)~8月18日(木) 

プロフェッショナルの写真にはやはり訴える力があります。
生き物の澄んだ目、美しい大自然を相手に生きる姿・・・
動物好きにはたまらない、美しさと愛情に満ちた写真の数々です。

動物写真家 前川貴行氏が朝日小学生新聞に連載中の「生き物たちの地球」をもとにした企画展です。同連載で紹介された世界各地の野生動物を中心に、生命とそれを取り巻く自然の姿を美しい銀写真プリントで体感していただくものです。(HPから)

夏休みの自由研究「生き物たちのふしぎ」も用意されていて、親子で学び、楽しめる展覧会になっています。
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本展は撮影可能です(条件あり)
(画像はクリックで拡大表示になります)

ボルネオオランウータン  インドネシア ボルネオ島  
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ホッキョクグマ  カナダ ハドソン湾
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アヌビスヒヒ  ケニア マサイマラ国立保護区
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チンパンジー  ウガンダ キバレの森
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インドコキンメフクロウ  インド カーナ国立公園
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ニホンツキノワグマ  福島県 会津
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アメリカバイソン  イエローストーン国立公園
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タンチョウ  北海道 釧路湿原
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スマホで撮った写真をまとめてみました。



―HPの解説ー
本展は、動物写真家 前川貴行氏が朝日小学生新聞に連載中の「生き物たちの地球」をもとにした企画展です。同連載で紹介された世界各地の野生動物を中心に、生命とそれを取り巻く自然の姿を美しい銀写真プリントで体感していただくものです。

前川氏は日本を含むアジア、北米、中米、アフリカ、オセアニアなど、地球上の多種多様な環境に身を置き、そこに生きる動物たちの姿を見つめてきました。自然を人間本位の物差しで測ることなく、動物との対等な関係性を意識し撮影された作品は、時には驚くほど無邪気な表情やしぐさを捉え、またある時には圧倒的な迫力を持ち、見る者に強い印象を残します。

本展は、この地球は誰のものでもなく、人間を含めた生き物たちが影響を与え合い、つながり合って暮らす多様性の場であることを伝えるものです。本展をきっかけに、人間の視点だけでなく 「生き物側の目線」 からも近年関心が高まっている SDGs*や生物多様性について、子どもから大人まで考えるきっかけにしていただければ幸いです。

また会場では、夏休み自由研究「生き物たちのふしぎ」と題して、小・中学生向けにクイズ形式の無料配布物をご用意。写真家・監修者の「トークムービー」の配信、朝日学生新聞社による「新聞の作り方コーナー」の設置など、展示内容への理解が深まり、自由研究にも役立つプログラムをお楽しみいただけます。


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2022.08.13

薬師池公園の蓮田(大賀ハス)2022年8月

大賀ハスの花が咲く薬師池公園の蓮田で撮影してみました。

花の盛りは過ぎたようですがもう少し観連は楽しめそうです・・・この荒天でどうなるのでしょうか?

(画像はクリックで拡大表示になります)

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今年は野鳥に出会えなくて寂しい思いをしています。
久しぶりにカワセミに出会えました。
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蓮田の風景をスマホ動画にしてみました。

 

 

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2022.08.10

ライアン・ガンダー われらの時代のサイン

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「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」は、
東京オペラシティーアートギャラリーで開催されています。

会期 2022年7月16日(土)~ 9月19日(月・祝)

(画像はクリックで拡大表示になります)
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第一会場展示風景
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3.あなたをどこかに連れて行ってくれる機械
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手をかざすと、紙のチケットがプリントアウトされます。アルゴリズムによりランダムに選ばれた地球上のどこかの地点の緯度と経度がプリントされています。

こんな具合にライアン・ガンダーの思考からあふれ出るアイディアが作品となって展示されています。
脈絡があるのか?ないのか?
後は、余韻を落ちかえり考えてみて・・・・ということでしょうか?

ちなみにGoogle mapで緯度・経度の数字を入れて検索したら「イラン」に飛びました。 

4.脇役(タイ―サ、ペリクリーズ:第5幕第3場)
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39.編集は高くつくので
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第2展示会場
41.あの最高傑作の女性版
42.最高傑作
アニマトロニクスの漫画風目玉、鑑賞者に反応して動きます。
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43. 世界に対する真実
フランク・ロイド・ライトが東京の帝国ホテルのオールドインペリアルバーのためにデザインしたマッチ箱を再解釈してもの。
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49. ばらばらになった自然のしるし(大多数は立ちすくんで気もそぞろに月を見つめる中、少数派は怒りに駆られてしるしを描く)
手前の作品50.はじめに、言葉がある以前、そこには...
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51. もはや世界はあなた中心ではない
「ガリレオを模写した古いエッチング額」が掛けられています。 
手前の椅子52. すべては予定通り
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第3展示会場
78.ワタシは・・・(vⅲ)
作家の娘が4歳の時にシーツと家にあるいろいろな物を使って作ったシンプルな隠れ家を、大理石の彫刻にしたもの。
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2000年来のコラボレーション(預言者)
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81.雪のやまないスノーグローブ(前頭前野をオンラインに保つための試み)
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76.若き作家への手紙
自販機の横に落ちて?ます。
持ち帰ることができます。拾われると、監視員がまた置きます。
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ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展(展示会場風景)
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―HPの解説ー
国際的な注目を集めるライアン・ガンダー(1976年イギリス生)の東京で初めての大規模個展。ガンダーの作品は、日常生活で気に留めることすら忘れているあたりまえの物事への着目を出発点として、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像などそのジャンルは多岐にわたります。制作の背景には、「見る」ということについての考察や日常経験の鋭い分析など、知的な好奇心が満ちあふれていて、その作品は見る人の思考や創造力を刺激して、私たちにさまざまな問いを抱かせます。意外なもの同士を結びつけ、情報を部分的に隠蔽し、ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけをつくるのは、ガンダーの作品の真骨頂です。作品を前にすれば、思わずクスっとしたあとに、はっとするような発見が待っていることでしょう。新作を含めて空間全体をひとつの作品として創り上げることを目指す今回の個展を、ガンダー自身も楽しみにしています。

本展は当初2021年に開催を予定していましたが、コロナ禍により延期を余儀なくされました。しかし本人の申し出により「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を代わりに開催し、絶妙な手法で当館の寺田コレクションに新しい光を当ててくれました。困難な状況でも発想の転換でよいものを。これは「創造する力」を信じるガンダーを象徴するできごとでもありました。今回、満を持しての個展に加え、上階では再び「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を開催します。二つの展覧会にぜひご期待ください。


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2022.08.06

三戸部七絵 作品集出版記念展 Let's Have a Dream!

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三戸部七絵 作品集出版記念展 Let's Have a Dream! 

銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM

会期 2022年7月30日(土)~8月12日(金) 

意欲的な活動を続ける戸部七絵の前回展覧会を拝見したのは、2022年、東京オペラシティで開かれた「project N 85 水戸部七絵|I am not an Object」でした。
今回は蔦屋の展示会場ですから・・・・三戸部七絵作品集『Rock is Dead』がテーブルに並べられていました。
限られた展示空間ですが、この空間、圧倒的な存在感がありました。

(画像はクリックで拡大表示になります)
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スマホで撮った写真を纏めました。



―HPの解説ー
現代美術家・水戸部七絵初の作品集刊行を記念して「Let’s Have a Dream!」展を7月30日(土)から8月12日(金)の期間に開催します。また本展に合わせ、マルチプル作品つき特別限定版を制作、オンラインエントリーを行います。

大胆な色彩の油絵具を指で幾層にも重ねて創作対象を表現する、水戸部七絵。2022年、東京オペラシティで開かれた「project N 85 水戸部七絵|I am not an Object」などの個展やグループ展など、作品の発表を積極的に続けているアーティストです。近作においてはロックスターのなかにアートへの危機感を映し出しており、そのシリーズは2021年、biscuit gallery(東京・渋谷)での「Rock is Dead」展に始まり、2022年、void+(東京・南青山)での「War is not over」展と続いてきました。そして今回水戸部の選んだテーマは、「Let’s Have a Dream!(今一度、理想を掲げ、夢をみよう)」というもの。本展は現実のなかに夢を見ようと挑戦を続ける、現在の水戸部七絵が空間全体で表現された、ロックスターシリーズ第三弾とも言える展示となっています。

 

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2022.08.03

野口哲哉「this is not a samurai」

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野口哲哉「this is not a samurai」は、
ポーラミュージアムアネックスで開催されています。

会期 2022年7月29日(金)~9月11日(日)

鎧兜をモチーフに人間の内面性や多様性を問いかける人気美術家野口哲哉の作品は、様々な展覧会でよく見かけます。
ここ、ポーラミュージアムアネックスでも2018年の夏に『野口哲哉 〜中世より愛をこめて〜』が開催されました。 

~~野口さんは次のように述べています~~
つい最近まで、人はある条件下では肉体を損耗させないように鎧兜を着ていました。それは死を飾る為ではなく、 生きて帰る為の工夫です。
 生還をすべく人の命を護り続けた外殻は、状況に応じて様々に姿を変えつつ、 やがて攻撃手段に対応できなくなり衰退しました。
この人工的に発生した4000年に及ぶ進化のシュミュレーションは、自然界での生物淘汰の法則と不思議な符合を見せています。
鎧兜の事を、環境が人に与えた殻だとするならば、 人は束の間、 外殻を得て特異な進化を見せていたという事になります。
それはまるで海に生きる海老や蟹のように。人間に備わった生存本能に起因するこの現象は、人々をまったく奇妙な姿へと変えてしまいました。
人が外骨格化するという事実は僕の好奇心を掻き立て、僕はアートの視点からそれを再構築したいと強く願うようになりました。(展示会場のパネル解説から) 


楽しい作品と添えられたコメントに「にんまり」「しんみり」です。

(画像はクリックで拡大表示になります)

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Small sweet passion ~南北朝の花~ 2018 ミクストメディア
よく考えると、私たちは人生の大半を無表情で過ごしています。もっとよく考えると「喜怒哀楽」はごく限定的に表れる感情で、人は 悲しくも楽しくもないニュートラルな感情で毎日を暮らしている事に気が付きます。名前のない表情や、名前のない感情は、人という広大な器を満たす重要な要素だと、僕には感じられます。

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Shoulder bag and Sneaker and SAMURAI 2013 ミクストメディア

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THE MET 2020 ミクストメディア

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POLA Dot or snowball ~青地白丸紋入小袖着用男性坐像~ 2020 アクリル・ボード

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Someone's Portrait -the snow dots  2022 紙 アクリル絵具 
黒糸で威したる具足の上に、縹の地に白星並べたる大印を袖に打つなり。人びと此れをみて夏の雪星とて、敢えて向かい近づく者なし。

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シャネル侍着甲坐像 2009 ミクストメディア

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The gradation -河津伊豆守佑邦像 2014 ミクストメディア

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Talking Head 2010 ミクストメディア

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WOODEN HORSE  2020 ミクストメディア 高松市美術館蔵

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Man in the egg 2021 ミクストメディア
デンマークの巨匠、アルネ・ヤコブセンによって考案されたエッグ・チェアーは、人を包み込む卵のイメージの源泉です。

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Grand Helm & Cheap Japanese  2019 ミクストメディア

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deep sleep 2016 ミクストメディア

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Convex mirror 凸画鏡の画像 2020 アクリル・ボード
『月と太陽が互いを照らすように、喜びと悲しさの両方を僕は見つめていきたいです。
ご覧お疲れさまでした。』と書いてありました。 

展示会場風景(部分)
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―HPの解説ー
野口哲哉は、鎧兜をモチーフに人間の内面性や多様性を問いかける美術作家です。2021年の巡回展をはじめとした国内外での展示開催や海外ブランドとのコラボレーションなど、その活躍は多岐に渡り、見る人に感情を押し付けないニュートラルな作風はあらゆる世代や国籍の人々に広く受け入れられています。
野口は樹脂や化学繊維といった現代的な素材を使って作品を制作しています。それは鉄や漆などの素材、あるいは鎧兜といったモチーフに付きまとう、「こうあるべき」という原理主義的な事柄に対する、野口独自のアイロニーでもあります。
鎧武者だけではなく、人間が誰しも持つ暴力性や生々しさ、現代人だけではなく、どの時代の人間も持つ優しさや美しさ、野口の作品は心地よい緊張感と静かなユーモアが交錯する、新しい形の現代美術と言えます。
本展では、野口の作品の中から代表作の立体や平面など約 40 点と、本展のために制作された新作も併せて展示します。
作品に込められた優しさと悲しさ、人間への好奇心にあふれた世界を紹介します。


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