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2022.04.05

企画展 春、うらら。~清方の風景とスケッチ~

企画展「春、うらら。~清方の風景とスケッチ~」は、鏑木清方記念館美術館で開催されています。

会期 2022年3月4日(金)~4月10日(日)

鎌倉のお寺を巡って、少々休みたいときに立ち寄るのが鏑木清方記念美術館です。
暑い日には特に・・・・
喧噪の小町通りを脇道にそれるとすぐの、静かな住宅街にあります。



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伺った日は、この季節に相応しい、春の情趣あふれる作品が展示されていました。
清方の妻、鏑木照の作品「枕獅子」が展示されて、興味を持って拝見しました。
初公開だそうです。


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(この画像(チラシ)はクリックで拡大表示になります)


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《しだれ桜》大正3年頃(1914)36歳頃 鏑木清方記念美術館蔵
手に編み笠を持ち歩きやすいように着物の裾を帯で上げている女性は、春の日差しに誘われて、郊外に出かけてきた様子です。清方は、桜の花の一つ一つや足元に咲く小さな野の花、萌え始めた若草など春の情趣を細かく描きました。(キャプションから)

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《嫁ぐ人》明治40年(1907)29歳 鏑木清方記念美術館蔵
東京勧業銀行博覧会の出品作です。桜の花びらが舞い散る中央で花束を持つ、結婚間近な女性を囲むように、それぞれ装いに工夫を凝らした女性を描きました。様々な植物が生い茂る背景は小石川植物館の風景です。(キャプションから)


―チラシの解説ー
 梅、沈丁花、菫、桜 ——— 鏑木清方は、人物の足元や背景に、春の訪れを告げ、春の盛りを彩る花々を描きました。
 人物を描く時、人の姿形よりも、人物から感じられる季節感を大切にした清方。その繊細で豊かな季節の表現を支えたのは、若い頃から晩年まで、日常的に続けた植物や風景の写生です。
 「写生なさい、写生なさい。色も形もそれから得るのです。」(『美人畫講話』)
 この日本画を学ぶ者たちに向けたことばには向けたことばには、自然を写生することで、色彩や形の美を感じ取り、学び取ってきた自身の実感がこもっています。
 本展覧会では、春の情趣あふれる作品を中心に、鎌倉、箱根、大磯などの風景や草花のスケッチとともにご紹介します。


段葛、建長寺、高徳院にも行ってきました。 





かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は
美男におはす夏木立かな 晶子(与謝野晶子)


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