未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品― 「見返り美人図」
未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品― 「見返り美人図」は、
東京国立博物館 本館 2室で展示されています。
展示期間 2022年4月12日(火) ~ 5月8日(日)
毎年、年始に長谷川等伯筆「松林図屏風」が展示され、多くの人々が訪れる国宝室に展示されています。
創立150年を迎えたトーハクの記念事業のひとつです。
(画像はクリックで拡大表示になります)
画面向かって左側へと歩くあざやかな緋色の着物の少女が、ふと足をとめて振り返った一瞬を描いています。
髪にさした櫛は鼈甲。下げた髪の毛の先端を曲げて輪にする髪型「玉結び」、振袖の柄は桜と菊が円形にあしらわれた「花の丸模様」帯結びは「吉弥結び」です。
菱川師宣は流行のファッションに身を包んだ当世美人を描いて、江戸の庶民に人気を博し「浮世絵の祖」といわれます。「師宣の美女こそ江戸女」ともいわれました。
切手のデザインにもとりあげられています。
次回の展示は、上村松園筆「焔」
何度か見た作品、こちらも是非見に行きたいと思います。
年間展示予定はこちらから
ほぼ、一か月に1作品のペースで展示替えが行われるようです。
ーHPからー
東京国立博物館は、令和4年(2022)に創立150年を迎えました。この150年の歴史のなかで収集された文化財のなかには、国指定の国宝や重要文化財となっていなくとも素晴らしい作品が数多く収蔵されています。
「150年後、もしくはその先の未来、この国宝室にはどのような作品が展示されているのだろう」。
こういった問いかけから、今年度は「未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―」というテーマで展示を行なうことにしました。私たち研究員が選び抜いたイチ押しの作品を「未来の国宝」と銘打って、年間を通じてご紹介していくという試みです。
数万件に及ぶ絵画、書跡、歴史資料のなかから選び抜いた、東京国立博物館コレクションの「逸品」をどうぞご堪能下さい。
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