浅田政志 だれかのベストアルバム
(画像はクリックで拡大表示になります)
『浅田政志 だれかのベストアルバム』は、
三戸芸術館 現代美術ギャラリー で開催されています。
会期 2022年2月19日(土)~5月8日(日)
写真家浅田政志の人柄が偲ばれる、とても楽しい写真展だと思いました。
本展は、「家族」と「記念写真」をテーマに活動する写真家・浅田政志による作品を、制作の原点から最新作まで、本人の言葉とともに辿る最大規模の個展です。(HPから)
写真とともに沢山の「言葉」文章が展示されていて、丹念に読んでみるのも楽しいです。
お父さんの、おかあさんの、お兄ちゃんの、お兄さんのお嫁さんの、弟の、 甥っ子の、撮影時のエピソードなども楽しいです。
画(写真)文集展示会の趣です。
展覧会の構成は以下の通りです。
① 卒業制作
② 浅田家
③ NEWLIFE
④ 年賀状
⑤ 浅田家全国版
⑥ みんな家族
⑦ まんねん
⑧ せんねん
⑨ アルバムのチカラ
⑩ 私の一枚
⑪ 一点
⑫ 私の家族
『浅田家 2003-2008』から、
《浅田家/消防士》2006 《浅田家/学校先生》2008
《浅田家/バンド》2005 《浅田家/F1》2006
《浅田家/ヤクザ》2004 《浅田家4レンジャー》2004 《浅田家/選挙》2005
『NEW LIFE 2008-2010』から、
『浅田家』は兄ちゃんが結婚して、お嫁さんが家族に加わり5人、そして赤ちゃんが生まれて6人へと変貌をとげました。
《NEW LIFE 初日の出》2008 《NEW LIFE ハワイ5人》2008
《NEW LIFE 玉入れ》2009
《NEW LIFE 救急車》2010 《NEW LIFE ラグビー》2009
《NEW LIFE 江戸》2009 《NEW LIFE バス》2009
『年賀状 1981-1998』
僕の写真の原体験は間違いなく年賀状にあります。
『浅田家全国版 2001』
(記録し忘れたので、作品名は記しません)
浅田家は現在9人、撮影地は三重県から飛び出し、日本各地へ広がりました。
ここまでが撮影可でした。
そして・・・
『アルバムのチカラ 野田村 2011-2021』
東日本大震災の被災地では津波に流された写真を洗浄するボランチアかつどうに携わり、その経験からアルバムを作り、そして残すことの大切さを訴えています。
震災後10年を迎えた岩手県野田村の写真返還活動の今を報告しています。
最新作『私の家族2020-』は、参加者を被写体かつ共同作業者として、参加者にとっての家族の記憶、思いを浅田の写真と参加者の文章で物語を表現しています。
浅田政志 だれかのベストアルバム 」会場風景 |
ArtTowerMito
ーHPの解説ー
本展は、「家族」と「記念写真」をテーマに活動する写真家・浅田政志による作品を、制作の原点から最新作まで、本人の言葉とともに辿る最大規模の個展です。
2008年発表の『浅田家』以来、浅田は自身の家族を被写体に、自らも一緒に様々なシチュエーションを演じるセットアップ写真の手法で、時とともに変わる家族の様子を取り込みながら、作品制作を続けています。また、被写体として公募した家族と撮影自体が「記念」となる作品も制作してきました。さらに、東日本大震災では津波に流された写真を洗浄するボランティア活動に携わり、その経験からアルバムを作り、そして残すことの大切さを訴えています。
本展では浅田の全シリーズに加え、最新作『私の家族』茨城版を発表し、震災後10年を迎えた岩手県野田村の写真返却活動の今を追跡します。『私の家族』では、参加者を被写体かつ共同制作者として迎え、その人にとっての家族の記憶や思いに焦点をあて、浅田による写真と参加者による文章で家族の物語を表現します。
新型コロナウイルス感染症による制約のもと、私たちはこれまでになく「家族」と向き合うことになりました。また、ここ近年頻度が高まる自然災害は、かけがえのない「思い出をいかに残すか」という問いを、私たちに突き付けているといえます。浅田が写し出す多様な家族像を通して、誰かの、そして、あなたにとってのベストアルバムに想いを馳せてみませんか。
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