特別展 ポンペイ 第4章(4-1)
特別展 ポンペイ展は東京国立博物館平成館で開催されています。
会期 2022年1月14日(金)~年4月3日(日)
眠りから覚めた都市の輝き。
約2000年前、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生、人口1万人ほどの都市ポンペイが姿を消しました。悲劇の街ポンペイは遺跡として当時の暮らしを伝えるタイムカプセルとなりました。本展覧会では、壁画、彫像、工芸品の傑作から、食器、調理具といった日用品にいたる発掘品を展示。2000年前の都市社会と豊かな市民生活をよみがえらせます。
ポンペイ展は過去に何度も開催されてきました。
本展は、決定版の様相です。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
展覧会の構成は以下の通りです。
序章 ヴェスヴィオ山噴火とポンペイ埋没
第1章 ポンペイの街:公共施設と宗教
第2章 ポンペイの社会と人びとの活躍
第3章 人びとの生活:食と仕事
第4章 ポンペイ繁栄の歴史
第5章 発掘の今むかし
ポンペイ3つの邸宅めぐり、2000年前にタイムスリップ!
本展では代表的な3つの邸宅の一部を再現展示、会場内を歩きながら、当時の生活空間を体感いただきます。
第4章 ポンペイ繁栄の歴史
ポンペイが都市として大きく発展したのは、前2世紀のサムにウム人の時代である。東地中海世界との交流が活発になり、ポンペイにもヘレニズム文化が根付いた。前1世紀にローマが台頭すると、ポンペイは、前80年のローマの植民地となった。以後、ポンペイの社会や文化は、ローマ化の波に洗われていく。「ファウヌスの家」「竪琴奏者の家」「悲劇詩人の家」の出土品は、ポンペイの重層的な歴史を伝えている。(本展パネル解説から)
猛犬注意 ポンペイ出土 1世紀 モザイク ナポリ国立考古学博物館
4-1「ファウヌスの家」―ローマ化以前の栄華
ポンペイで最大の邸宅。
前2世紀末~前1世紀初頭の改築から大きな手は加わっておらず、ローマ化以前のポンペイの豊かさを現代に伝えている。(本展解説パネルから)
アレクサンドロス大王のモザイク
「ファウヌスの家」の談話室(エクセドラ)のモザイク床
踊るファウヌス 前2世紀ブロンズ ナポリ国立考古学博物館
ナイル川風景 ポンペイ出土 前2世紀末 モザイク ナポリ国立考古学博物館
シュトラ(バケツ)、小アンフォラ、三葉形注口水差し、介殻形カップ 1世紀
イタリア製テッラ・ジッラータの皿 60~79年
ナポリ国立考古学博物館
イヤリング、指輪、指輪、ヘビ形ブレスレッド ナポリ国立考古学博物館
笛、オスキ語の銘文のある小祭壇 ナポリ国立考古学博物館
イセエビとタコの戦い 前2世紀末 モザイク ナポリ国立考古学博物館
ネコとカモ 前1世紀 モザイク ナポリ国立考古学博物館
葉綱と悲劇の仮面 前2世紀 モザイク ナポリ国立考古学博物館
スフィンクスのテーブル脚 ペンテリコン大理石 アウグストゥス時代(前27~後14年頃)
ーHPの解説ー
紀元後79年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生、ローマ帝国の都市ポンペイが火山噴出物に飲み込まれました。埋没したポンペイの発掘は18世紀に始まり、現在まで続いています。本展覧会では、壁画、彫像、工芸品の傑作から、食器、調理具といった日用品にいたる発掘品を展示。2000年前の都市社会と豊かな市民生活をよみがえらせます。
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