57577展 - 訪れてくれたあなたの足跡と共に続いてゆく物語
「57577展 - 訪れてくれたあなたの足跡と共に続いてゆく物語」は、
町田市文学館ことばらんどで開催されています。
会期 2022年1月29日(土)~3月27日(日)
なんとも楽しい展覧会です。
私も、俳句、短歌を時に作ってみますが、出来栄えは恥じ入るものばかり。
かつての作家の言葉「俳句は下手でかまわない」が頼りです。
短歌に纏わる、さまざまな表現を楽しんできました。
何人もの若い方が、熱心に字面を追っていました。
展覧会の構成は次の通りです。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
初句
57577
日本人に馴染みの深い5音、7音の言葉と57577のリズム。初句は、この音とリズムにインスピレーションを受けた様々な分野のアーティストが「57577」を表現する試みです。
二句
現代短歌のいま
二句では、伊藤紺さん、岡野大嗣さん、木下龍也さんの作品を通して、現代短歌のいまとその魅力に迫ります。
伊藤紺さん展示コーナー(部分)
岡野大嗣さん展示コーナー(部分)
木下龍也さん展示コーナー(部分)
三句
みんなの27577
57577展では、本展出展歌人の伊藤紺さん、岡野大嗣さん、木下龍也さんを選者に、会期中一般の方から短歌作品を募集し、展示することにしました。幅広い開創の愛好家が存在し、それぞれがそれぞれの時代、世代に即した言葉を用いて短歌を詠み続けている。そんな短歌の魅力を感じてください。(会場解説から)
四句
Let's try 57577
57577の31音で構成されている短歌、でもいきなり「短歌を作ってみましょう」と言われても、短歌に親しみの無い人にはハードルが高い。そこで、5音と7音の言葉を並べて自分だけのオリジナル短歌を作ることができるゲームや体験コーナーを作りました。 (会場解説から)
結句
新しい単価の世界
鈴木真さん、秋山智憲さんなどの歌人は、文字だけで表現される従来の短歌とは異なる新たな魅力を提案し続けています。いずれの創作活動も・短歌をいかにして多くの人々に届けられるかを主眼に行われていますが、こうした挑戦が新しい短歌の世界を創り出しています。(会場解説から)
鈴木真さん 刺繍短歌
秋山智憲さん デザイン短歌(部分)
ーHPの解説ー
お友だちと展覧会を観に出かける。文化施設主催のプログラムに参加する。こうした何気ない日常が2020年の新型コロナウィルス流行を契機に大きく変わりました。マスクをし、密集を避け、お互いが一定の距離を保ち続ける生活は、私たちの行動様式に変化をもたらし、日常の中でアートに触れる機会や互いに共感する場を奪ってしまいました。そして、今後も感染症の脅威が続く限り、社会が完全な形で元に戻ることはないでしょう。
57577展はポストコロナ時代に向けて、ことばらんどが提案する新しい体験型の文学展です。そこでは、若手歌人の作品を鑑賞するだけではなく、みなさんが手を動かし、頭をひねることで、短歌の世界をより一層楽しむことができるようになっています。
ことばらんどで現代短歌にチャレンジしてみませんか。ルールは57577の31文字であること。そして、自分の作品を写真に撮りSNSをつかって発信してみましょう。それは、きっと誰かに響き、誰かを笑顔にさせますから。さあ、”ことば”でコロナを越えていきましょう。
この展覧会を完成させるのは、会場を訪れるあなたです。
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