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2022.02.03

奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム

「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」は、東京都庭園美術館で開催されています。

会期 2022年1月15日(土)~4月10日(日)

シュルレアリスムを念頭にモードも中心に、さまざまな美術作品を交えて作品を展示、さらに最終章では<ハイブリッド>をキーワードに、モードの中に垣間見られる<奇想>表現を考察しています。
新館の展示室のみ撮影可能でした。(条件あり)
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)

展示風景です。
ユアサエボシ作品展示風景
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舘鼻則孝作品展示風景(解説にはいつもレディ・ガガがステージでと・・)
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永澤洋一作品展示風景
20220101_20220202180102 永澤洋一作品は手前の3点です。

串野真也作品展示風景
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展覧会の構成は以下の通りです。
プロローグとして、諸橋近代美術館所蔵のダリのブロンズ
《描き出しのあるミロのヴィーナス》《炎の女》が展示されていて、期待感を持たせてくれます。
Chapter1 有機物への偏愛
Chapter2 歴史に見る奇想のモード
Chapter3 髪へと向かう、狂気の愛
Chapter4 エルザ・スキャパレッリ
Chapter5 鳥と帽子
Chapter6 シュルレアリスムとモード
6-1 分断化された身体
6-2 裁縫とシュルレアリスム
6-3 物言わぬマネキンたち
Chapter7 裏と表 ー発想は覆す
Chapter8 和の奇想
Chapter9 ハイブリットとモード

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(画像はクリックで拡大表示になります)

チラシの表面
写真上:ヤン・ファーブル《Hals Pantser》1996-2002年
写真下:《コルセット》1880年頃 イギリス、神戸ファッション美術館蔵

チラシの裏面
1. ヘルベルト・ロイビン (Pantene (black background)> 1945年、 竹尾ポスターコレクション
2.エルザ・スキャパレッリ 《イヴニン グ・ケープ〉 1938年、京都服飾文化研究財団蔵、 広川泰士撮影
3.メレット・オッペンハイム〈手袋〉(『パルケット No.4 デラックス版」 [1985年] より) うらわ美術館蔵
4. 舘鼻則孝 <Heel-less Shoes (Lady Pointe) > 2014年、 個人蔵
5. ハリー・ゴードン《ポスター・ドレス》 1968年頃、 京都服飾文化研究財団蔵、畠山撮影
6. マルタン・マルジェラ 〈ネックレス〉2006年、京都服飾文化研究 財団蔵
7.串野真也 <LUNG-TSHUP-TA> 2009年、作家蔵


東京都庭園美術館「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」
アイエム[インターネットミュージアム]Internet Museum


ーHPの解説からー
20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼしました。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現は、時にシュルレアリスムの理念と重なり合うものであり、モードの世界にもシュルレアリスムに通底するような斬新なアイデアを垣間見ることができます。

一方、シュルレアリストたちと親交のあったエルザ・スキャパレッリは、シュルレアリスムの潮流のなかで示された特異な感覚を、モードの世界に積極的に取り込んでゆきました。またシュルレアリストたちは、帽子や靴、手袋といったファッションアイテムを霊感の源として、絵画や写真、オブジェといった作品のなかに生かしました。衣裳へのトロンプ・ルイユ(だまし絵)的なイラストの導入や、内側と外側の意識を反転させたようなデザイン等、シュルレアリスムを契機として出現したユニークな発想力は、まさに「奇想のモード」として今日にまで影響を与え続けています。

本展ではさらに、シュルレアリスムの感性に通ずるような作品群にも注目し、現代の私たちからみた<奇想>をテーマに、16世紀の歴史的なファッションプレートからコンテンポラリーアートに至るまでを、幅広く展覧します。シュルレアリスムがモードに与えた影響をひとつの視座としながら、その自由な創造力と発想によって、モードの世界にセンセーションをもたらした美の表現に迫ろうとするものです。

 

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