イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン
「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」は、
三菱一号館美術館で開催されています。
会期 2021年10月15日(金) ~ 2022年1月16日(日)
印象派、ポスト印象派関連の展覧会は過去頻繁に開催され、観てきましたました。
日本初!
イスラエル博物館所蔵のモネ、ファン・ゴッホ、ゴーガンなどのピーク時の傑作が一堂に・・・・
このコピーが納得できる展覧会です。
秀品が並びますが、私は第4章人物と静物の作品に「新鮮さ」を感じました。
展覧会の構成は以下の通りです。
Ⅰ 水の風景と反映
Ⅱ 自然と人のいる風景
Ⅲ 都市の情景
Ⅳ 人物と静物
Ⅱ 自然と人のいる風景の作品は撮影可能です。(他は撮影不可)
(画像はクリックで拡大表示になります)
印象派の画家たちは、バルビゾン派の戸外制作の手法を論理的に踏襲し、しばしば準備素描なしに自然をありのままに描いた。 油彩絵具のチューブの発明や鉄道の発達は、近隣の農村部での戸外制作を促した。セーヌ川やオワーズ川の流域は風景画を描くのに理想的な場所だった。労働は、近代的な生活を表す一側面であり、またアカデミックな趣味から脱却した主題として、印象派にとって重要なモティーフとなった。(本展解説から)
レッサー・ユリー《風景》1900年頃 油彩・カンヴァス
ギュスターヴ・クールベ《森の流れ》1873年 油彩・カンヴァス
ギュスターブ・クールベ《岩のある風景》1872年 油彩・カンヴァス
ジャン=バティスト・カミーユ・コロ―《モントフォンテーヌ、小さな柵へと続く道》1850年代 油彩・板
ジャン=バティスト・カミーユ・コロ―《木々の間に差す陽光》製作年不詳 油彩・カンヴァス
シャルル=フランソワ・ドービニー《花咲くリンゴの木》
カミーユ・ピサロ《豊作》1893年 油彩・カンヴァス
ピサロは農民に共感を寄せ、彼らの働く姿を多様性をもって描いた。本作品では、干し草の山が築かれた田園風景に、鍬を手に農地を耕す男女が描かれている。これらの人物は風景の単なる添えものではなくむしろ作品の中心であり、農地の作業を描くことにピサロの関心は向けられている。(本展解説パネルから)
カミーユ・ピサロ《朝、陽光の効果、エラニ―》1899年 油彩・カンヴァス
カミーユ・ピサロ《エラニ―の日没》1890年 油彩・カンヴァス
1884年、ピサロは小村エラニー=シュ ル=エプトに移り住んだ。納屋を改装したアトリエのある家が人生最後の20年間の拠点となり、周囲の田園風景が主要な画題となった。(本展解説パネルから)
ポール・セザンヌ《湾曲した道にある樹》1881-1882 油彩・カンヴァス イスラエル美術館蔵
ポール・セザンヌ《陽光を浴びたエスタックの朝の眺め》1882-1883 油彩・カンヴァス
地中海に面したマルセイユ近郊の町、エスタックをセザンヌはしばしば訪れている。 1860年代に作品を残し、1870年には普仏戦争の徴兵を逃れるために滞在した。本作品が描かれたのは1882年からの滞在時である。 薄く塗られた柔らかな色彩の濃淡により、作品には水彩画のような質感 が生まれ、黄金の色調が南仏の暑さと光を伝えている。(本展解説から)
フィンセット・ファン・ゴッホ《麦畑とポピー》1888年 油彩・カンヴァス
フィンセント・ファン・ゴッホ《プロバンスの収穫期》1888年 油彩・カンヴァス
Ⅱ 自然と人のいる風景の展示会場(一部分)
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