トーハク の「博物館に初詣」 鴛鴦を描いた作品
新コロナ禍で、一時休館、展覧会の延期、中止が続いた時期に始めたのが散歩中の野鳥撮影。
展覧会を見に行くと・・
野鳥が描かれている作品に出会うと立ち止まって見入ってしまいます。
トーハク の「博物館に初詣」の展示作品の中に鴛鴦が描かれた作品がありました。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
(鴛鴦が描かれた部分)
《梅鴛鴦・若松春草図》田中抱二筆 江戸時代・19世紀 資本着色
(鴛鴦が描かれた部分)
《春庭鴛鴦》狩野芳崖筆 明治時代・19世紀 紙本墨画淡彩
散歩中に撮った鴛鴦です。
紅葉の色が反映する水面に浮かぶ鴛鴦です。
ネットで、良い句をみつけました。
(鴛鴦は冬の季語に分類されています)
こがらしや日に日に鴛鴦のうつくしき
士朗「枇杷園句集」
今年の「博物館に初詣」から、お正月らしい展示作品を数点載せてみます。
袱紗 紺繻子地長寿三老模様 繻子(絹)、刺繍 江戸時代・19世紀
「長寿三老」とは西王母から不老不死の桃を盗んだ東方朔、 浦島太郎、長寿で有名な三浦大介で、 「としくらべ」という昔話で知られています。 鶴亀を合わせた模様は長寿を願う吉祥尽くしです。さまざまな技法を駆使し、衣服の模様まで細かに表現した立体感のある刺繍が見どころです。(キャプションから)
布袋図 白隠筆 江戸時代・18世紀 紙本墨画 植松喜代子氏寄贈
小袖 納戸縮緬地帆掛船鶴模様 縮緬(絹)、刺繍、描絵 江戸時代・19世紀
風をはらんだ帆掛船は海の向こうから珍しい文物を運んでくることから富を象徴し、島国日本ならではの吉祥模様です。 波に乗ってゆうゆうと姿を見せる帆掛船の上を長寿の吉祥である鶴が群れを成して飛び交い、祝福の気分に満ち溢れています。 裕福な町方女性の晴れ着でしょうか。(キャプションから)
夜着 紺綸子地鳳凰唐草模様 江戸時代・18~19世紀 綸子(絹)、友禅染、刺繍
夜着とは、江戸時代の掛け布団のことです。 友禅染による鳳凰模様の夜着は、 小袖模様雛形 『諸国御ひいなかた』(貞享3 (1686)年刊)、『源氏ひなかた』 (貞享4(1687)年刊)に同様の構図が見られます。 魔除けの役割がある、典型的な夜着の吉祥模様の1つです。(キャプションから)
他に、干支にちなんだ作品なども展示してあります。
新しい年を迎えたという気持ちが高まります。
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