ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス
「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」は、Bunkamura ザ・ミュージアム
で開催されています。
会期 2021年9月18(土)~ 11月23日(火・祝)
箱根のポーラ美術館には御無沙汰なので・・・・
渋谷で再会できるとあって行ってきました。
本展では、ポーラ美術館のコレクションより印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選し、当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件と併せてご紹介します。(HPから)
展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 都市と自然―モネ、ルノワールと印象派
第2章 日常の輝き―セザンヌ、ゴッホとポスト印象派
第3章 新しさを求めて―マティス、ピカソと20世紀の画家たち
第4章 芸術の都―ユトリロ、シャガールとエコール・ド・パリ
チラシ画像はクリックで拡大表示になります。
ラウル・デュフィー《パリ》1937年 油彩・キャンヴァス
エッフェル塔、凱旋門、サクレにクール寺院などパリの名所を網羅した風景画を4枚のカンヴァスにを用いて屏風風の仕立てた作品。
モーリス・ユトリロ《シャップ通り》1910年頃 油彩・厚紙
パリの北部、18区にあるモンマルトルは19世紀末から20世紀初頭のかけて、国内外の芸術家たちが活動の拠点とした場所であった。モンマルトルの丘のふもとで生まれたユトリロは、アルコール依存症の治療の一環として絵筆をとり、画業を通してパリの、特にモンパルナスの風景を多く描いている。
ポール・セザンヌ《プロバンスの風景》1879-1882年 油彩・カンヴァス
本作品では、セザンヌの故郷である自然豊かな南仏プロバンスの陽光に満ちた青い空、その斜面に建つ家、緑の木々があざやかな色彩で描かれている。
ピエール・オーギュスト・ルノワール《髪飾り》1888年 油彩・カンヴァス
19世紀半ばのフランスでは、産業革命によってファッションも産業化された。そして流通の変化やジャーナリズムの発展により、スタイルの流行が生まれた。
パブロ・ピカソ《母子像》1921年 油彩・カンヴァス
第一次世界大戦の終結とともにヨーロッパに流れた古典、古代への芸術を称揚する「秩序へ回帰」の機運に促されピカソは古典的な表現を取り入れ始めた。
フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》1888年 油彩・カンヴァス
1888年2月ゴッホはローヌ河畔のアルルに到着した。ローマ時代以来の歴史を有するこの街を理想郷とみなした画家は、陽光の降り注ぐアルルで新たに発見した色彩の効果を探求する日々を過ごした。
クロード・モネ《サン=らザイル駅の線路》1877年 油彩・カンヴァス
本作でモネは、近代社会を象徴する鉄道を描いている。パリで最も古いサン=ラザール駅は、ノルマンディーなどの行楽地に向かう際に利用されていた。
ーHPの解説ー
渋谷で出会う珠玉のコレクション―
フランス絵画の巨匠28名が一堂集結!
「甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス)」とは、美しく、穏やかで、稔り豊かなフランスとその文化を賛美するため、古くから親しまれてきた表現です。19世紀後半に出現した印象派の画家たちは、日常生活や余暇の愉しみなど、あるがままのフランスを画題とし、新たな「甘美なるフランス」の世界を描き出しました。その後20世紀のピカソら外国出身の画家についても、作品から伝わってくるのは、彼らの祖国と共にパリのエスプリであり、パリで展開していた芸術活動のまれにみる豊かさです。
本展では、ポーラ美術館のコレクションより印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選し、当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件と併せてご紹介します。Bunkamuraザ・ミュージアムでは2006年に開催し大好評を博した『渋谷で出会う ポーラ美術館の印象派コレクション』展より15年ぶり、2回目の開催となります。
時代や様式を超えて受け継がれる「甘美なるフランス」の美意識をぜひご堪能ください。
| 固定リンク
コメント