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2021.10.27

キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート

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(クリックで拡大画像になります)

「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」は、東京都庭園美術館で開催されています。

会期  2021年9月18日(土)~11月28日(日)

 

ボタニカルアートの展覧会には度々登場する「キューガーデンン」、叶わぬことと分かっていても・・行ってみたい!

ユネスコ自然遺産の英国王立植物園「キューガーデン」には22万点を超えるボタニカルアートが所蔵されています。
科学的観点から描かれた植物画のバリエーションを、また歴史的観点からも興味を惹かれる展示です。

展覧会の構成は以下の通りです。(画像はチラシから引用)
プロローグ
1.英国王室と歩んだ植物園
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フェデリック・ポリドール・ノッダー 左:フランスギク(キク科)中央:ヤグルマギク右:トウモロコシマリーゴールド(キク科)(「フローラ・ルスティカ』より)1792年 銅板、紙、個人蔵

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フランツ・アンドレアス・バウワー ゴクラクチョウカ(ストレリチア・レギネ)(ゴクラクチョウカ科)1818年 石版、手彩色、紙 キュー王立植物園蔵

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ピーター・ヘンダーソン ロードデンダロン・ポンティクム(ツツジ科) ロバート・ジョン・ソーントン編『フローラの神殿より』1802年 銅板、紙 個人蔵

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トマス・ハーヴェイ夫人 ローザ・ケンティフォリア(キャベツローズ)とローザ・ガリカ(フレンチ・ローズ)の栽培品種(バラ科)1800年 水彩、紙 キュー王立植物園蔵 

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モスローズ(バラ科)1788年 銅板、手彩色、紙 個人蔵

2.シャーロット王妃がつないだ文化の開花
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ウェッジウッド 蓋付き深皿(クイーンズウェア)1765-70年 クリームウェア(陶器)、エナメル彩 異個人蔵

3.女性画家たち
4・カーティス・ボタニカル・マガジン
5.カンパニー・スクール

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18世紀イギリスのドローイング・ルームを再現しています。
ドローイング・ルームという呼称は、夕食後に女性たちが引き上げる(draw)場所だったことが由来です。
当時使われていた、ジョージアン様式の家具や銀器を用いて再現しています。
(クリックで拡大画像になります)

展覧会場では、作品のキャプションの隣に、庭園美術館で、隣の自然教育園などで咲く同種の花が紹介されています。
庭園美術館ならではの企画だと思いました。

小雨が降ったり止んだりの天候で・・少しの時間でしたが、展覧会を見た後に、庭園を歩いてみました。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
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庭園美術館(旧朝香宮邸)のベランダ
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ベランダの真下には「キミガヨラン」が見えます。
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茶室に向かう途中に咲いていました。
マルバフジバカマ? 
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柿の実がたわわに・・・
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ーHPの解説ー
科学的視点と美しさを併せ持つ、ボタニカルアートの華麗なる世界

英国王立植物園「キューガーデン」はユネスコ世界遺産に登録され、22万点を超えるボタニカルアートを所蔵する世界最大級の植物園です。
はじまりは、1759年にジョージ3世の母であるオーガスタ皇太子妃がロンドン南西部に造った小さな庭園でした。ジョージ3世とシャーロット王妃の時代にその規模を飛躍的に広げ、当時ヨーロッパを席巻していた啓蒙思想などを背景に、研究機関としての整備も進みました。

本展では、18~19世紀に制作されたキューガーデン所蔵の貴重なボタニカルアートコレクションのほか、シャーロット王妃が愛し、王室御用達となったウェッジウッド社など陶磁器の数々を展示します。時代が大きく変革していく中で、英国において自然科学や植物画がどのように発展し、どのような歴史的背景を歩んできたのか、変遷をたどります。

精緻な描写による科学的視点と、目を奪われるような美しさが共存するボタニカルアート。世界中から集められた色とりどりの花々に囲まれるこの機会をどうぞご堪能ください。



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