デミタスカップの愉しみ
「デミタスカップの愉しみ」は、渋谷区立松涛美術館 で開催されています。
会期 2021年8月24日(火)~10月10日(日)
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
ロビーに展示されている3点のみ撮影可でした。
金プラチナ彩菊花文 カップ&ソーサー 1881-1890
「2012年4月11日、 デミタスコレクション・ナンバリング第1番目の作品。ここから作品を紹介する毎日のフェイス ブック (Facebook) 投稿が始まりました。 コレクションの 初めの一歩として記念すべき1客です」 (村上和美)
カール・クノール(チェコ) 1916-1918年頃
サルヴィアーティ(イタリア) 1800年代後期
画像右上から・・・
①スポード《金彩花卉文蝶ハンドルトロンブルーズ形カップ&ソーサ―》1790-1820年
②サルヴィアーティ 1800年代後期
③ノリタケ《薔薇文金点盛カップ&ソーサ―》 1891-1915年
④マイセン《貼り付け花鳥とスノーボール蓋付きカップ&ソーサ―》
⑤アダレイ《金彩薔薇図カップ&ソーサ―》1886-1905年
⑥リチャード・ジノリ 1900年頃
⑦スポード《伊万里写し花卉文カップ&ソーサ―》1810年頃
⑧エルンスト・ヴァ―リス《金彩クローバー文カップ&ソーサ―》1897-1906年頃
画像の左上→右上→左中・・・・
①ロイヤルドルトン《花束文金彩テニスセットカップ&ソーサ―》1891-1902
②ロイヤルウースター《金彩ジュール透かし彫りカップ&ソーサ―》1880年頃
③ミントン《課長もンパツィオパットカップ&ソーサ―》
④レノックス《金彩すずらん文スクエア台カップ&ソーサ―》1906-1924
⑤コープランド《アラベスク文カップ&ソーサ―》1880年
⑥ロイヤルバイロイト《薔薇のつぼみ形カップ&ソーサ―》1902-1920年代
第1部では、欧州の名窯によるジャポニズム、アールヌーボー、アールデコの製品および日本製の作品からジャポニズムの受容と変遷を示しています。美術史の変遷を見事に反映しています。
第2部では、形態や装飾などにさまざまな意匠を凝らしたデミタスを紹介しています。
2000点以上のデミタスを所有する村上和美氏のコレクションから厳選した約380点が出展されています。
「よくぞ集めたり!」これだけの素晴らしいコレクションを拝見できたのは望外でした。
展示構成(内容)から、コレクションの豊富さ、愉しさが伝わってきます。
展示構成は次の通りです。
第1部 デミタス、ジャポニスムの香り
1章 シノワズリの流行
2章 ジャポニスム
1節 花鳥
2節 梅、桜
3節 植物と昆虫
4節 文様など
5節 IMARI
3章 日本製のデミタス
4章 アール・ヌーヴォーへ
5章 アール・デコのデミタス
第2部 デミタス、デザインの大冒険
1章 ガラス製のデミタス
2章 機能のかたち
チョコレートカップ
蓋付きデミタス
トロンブルーズ
ホルダー
テニス・セット
3章 装飾のかたち
カップのかたち
ハンドルに注目
銀
4章 かたちのお花畑
5章 これなに?のかたち
6章 華やぐ技巧
絵付け
金彩
形状
メダリオン
ジュール
バリアン
透かし
フランベ
銀巻き
7章 覗いて愉しむ
8章 デミ・デミ・パーティー
9章 デミタスの愉しみ、デミタスの喜び
ミニチュアのカップ&ソーサ―
ーHPの解説ー
濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ「デミタス」。19世紀のヨーロッパにコーヒー文化が浸透すると、デミタスにも多彩なデザインが誕生しました。
本展では2000点以上のデミタスを所蔵する村上和美氏のコレクションから、ジャポニスムや、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインを中心に、厳選した約380点をご紹介します。当時の流行を反映したもの、“超絶技巧”ともいえる繊細な装飾が施されたもの、様々な意匠を凝らしたものなど、小さな世界に凝縮された美しさをお楽しみください。
渋谷区立松濤美術館「デミタスカップの愉しみ」
アイエム[インターネットミュージアム]Internet Museum
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