版画の見かたー技法・表現・歴史
「版画の見かたー技法・表現・歴史」は、町田市立国際版画美術館で開催されています。
会期 2021年9月25(土)~12月5日(日)
版画美術館ならではの企画展です。
版画の技法を学びながら、この美術館が収集した秀品が鑑賞できます。
最終コーナーでは、今までに開催された展覧会のポスターが展示されています。
過去の展覧会を思い出しながら懐かし気持ちで見てきました。
一部の作品が撮影可能です。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 版画の技法
凸版
凹版
平版
孔版
第2章版画の表現
ライン&グラデーション
カラー
テーマ&モチーフ
コンセプト
第3版画の歴史
信仰
情報
第1章 版画の技法 凸版の展示作品から
三代目歌川豊国 1786-1865 今様見立士農工商 職人 1857年刊 大判錦絵三枚続 木版(多色)
『版画の技法、凹版』の展示作品から
ラインのプリンス・ルパート《旗手》1658年 メゾチント
『版画の技法、平版』の展示作品から
オディロン・ルドン 1840-1916 エドモン・ピカール『陪審員』より2点 1887年刊 リトグラフ
『版画の技法、孔版』の展示作品から
森義利《隈取り(A)》1976年 合羽版(多色)
第2章 版画の表現 ライン&グラデーションの展示作品から
クロード・メラン 1598-1688 聖顔 1649年 エングレービング
『版画の表現、カラー』の展示作品から
シャルル=メルシオール・デクリティ(版刻) 1751-1820
ニコラ=アントワーヌ・トネ(原画) 1755-1830
村の婚礼 1786/88年刊 エッチィング、エングレーヴィング(多色・5版)
大蔵省印刷局《卓上静物》1883年 リトグラフ(多色)
『版画の表現、テーマ&モチィーフ』の展示作品から
ヴェンツェスラウス・ホラー 1607-1677 猫の頭部 1646年 エッチィング
ロイ・リキテンスタイン《月の景観》1955年 スクリーンプリント、金属で被膜したプラスチック板
『版画の表現、コンセプト』の展示作品から
中林忠義《Transupositionー転位ーⅢ》》1797年 エッチング、アクアチント
『版画の歴史 信仰』の展示作品から
作者不明 毘沙門天立像印仏 旧中川寺伝来 1162年 木版
『版画の歴史、情報』の展示作品から
科学芸術委員会(編) 『エジプト誌』より3点の一部 1890-28年 エッチィング(多色)
ーHPの解説ー
版画の技法と表現は実に多種多様。使用される版や道具、完成までのプロセスなどを知ると、より楽しむことができます。本展では当館のコレクション約32,000点の中 から、版画ならではの鑑賞のポイントを持つ作品約130点を展示。古今東西の版画の「ツボ」 を紹介します。
| 固定リンク
コメント