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2021.07.24

巨大映像で迫る 五大絵師 ─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─

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巨大映像で迫る 五大絵師
「─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─」は、大手町三井ホールで開催されています。

会期 2021年7月16日(金)~9月9日(木)

展覧会のHPはこちら

会期中、プログラム(A・B)が毎日入れ替わります。「開催カレンダー」「ダブルプログラム上映作品一覧」
で確認してください。

展示会場は3区画に分かれています。

『解説シアター』(浮世絵・金屏風・金襖絵の魅力に迫る)(撮影不可)
観覧客は、大画面スクリーン前のベンチに座り、
作品解説を聴きながら、高精細デジタル画像で各作品を鑑賞します。(約20分)
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(チラシから)

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葛飾北斎 富嶽三十六景 凱風快晴 所蔵:山梨県立博物館 画像提供©アルステクネ

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広重 東海道五十三次 日本橋 朝之景 所蔵:山梨県立博物館蔵 画像提供©アルステクネ

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俵屋宗達 国宝 風神雷神図屏風 原本所蔵:大山寺 建仁寺 画像提供:キャノン

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尾形光琳 菊図屏風(右隻)収蔵・画像提供:岡田美術館

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伊藤若冲 重要文化財 仙人掌群鶏図(部分)所蔵:小曾根山 西福寺 画像提供:便利堂 


『解説シアター』鑑賞が終了すると案内係の方が次の、
『3面ワイド45mの巨大スクリーン鑑賞エリア』に誘導してくれます。(撮影不可)
上映時間は約20分です。

巨大スクリーンに映し出される高精細映像と迫力満点の音響は感動もので、作品への没入感満点。

その後10分程度の撮影タイムが設定されています。(動画も可です)

当日の上映作品は下記の通りでした。
尾形光琳 重要⽂化財 ⾵神雷神図屛⾵(撮り漏れ)
葛飾北斎 冨嶽三⼗六景 ⼭下⽩⾬(撮り漏れ)
狩野邦信 源⽒物語図屏⾵ 
葛飾北斎 冨嶽三⼗六景 遠江⼭中
歌川広重 東海道五拾三次 庄野 ⽩⾬
作者不詳 平家物語図屏⾵  
伊藤若冲 百花の図
歌川広重 東海道五拾三次 ⽇本橋 朝之景
伊藤若冲 重要⽂化財 仙⼈掌群鶏図
葛飾北斎 冨嶽三⼗六景 神奈川沖浪裏

どの様な時間、間隔で映像が映し出されるのか分からなかったので、戸惑いながら撮ってみました。
動画の部分を纏めました。最初の2作品、風神雷神図屏風と山下白雨はうまく撮れませんでした。




次は、超高精細デジタル画像による
「Digital北斎×広重」コーナー(フリータイムです、撮影可)
1画面に浮世絵作品3~5点が繰り返し表示されます。

高精細画像で和紙の質感まで明快に映し出されています。
見慣れた作品と思わないで、細部までじっくり鑑賞がお勧めです。

(以下の画像はクリックで拡大表示になります)

葛飾北斎 富嶽三十六景 山梨県立博物館 ©アルステクネ
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歌川広重 東海道五十三次 山梨県立博物館 ©アルステクネ
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本展の監修をされた小林 忠氏(学習院大学名誉教授 岡田美術館館長)のコメントです。(HPから)

美術作品は本物に接するのが一番と思ってきたが、そうした固定観念を打ち壊すような新しい美の世界が開かれた。それは横幅が3面45メートルの巨大画面に映写されるデジタル映像の迫力だった。絵の具や金箔、和紙などの素材の質感や、画家の息づかいまで聞こえてくるような筆遣いの強弱の変化が、拡大されることによってこれほどに感動的なものに見えるとは思いもよらなかった。超高精細のデジタルアートが、異次元の美の世界を開拓してくれた。これまで誰も経験したことの無い、斬新で驚愕的な体験をお勧めしたい。


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