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2021.06.02

トーハク(博物館で動物めぐり)でカワセミの絵をみつけました。

トーハクのイベント博物館で動物めぐり
の展示でカワセミの絵をみつけました。

会期 2021年3月23日(火) ~ 2021年6月13日(日)
会場 本館、東洋館、平成館の総合文化展展示室

(以下の画像はクリックで拡大表示になります)

本館1階15室にカワセミが載った図譜が展示されていました。
禽譜 水禽2
堀田正敦(1758~1832)編
紙本着色 江戸時代・18~19世紀写 

『禽譜』は鳥を水・原・林・ 山禽の4門に大分類し、各々数帖ずつ編集されています。
鳥一種ごとの彩色図と解説文の貼り込みを基本とし、類似の種はほぼまとめて配置します。
同種の鳥は、雌雄、産地別など複数の図を入れ、解説文は古今 の情報をまとめています。(キャプションから)202105001
翡翠 そび(右上) 翡翠 そび(右下)
翡翠 薩摩 海翡翠 大しょうびん  大せみ??(左上) 翡翠 百?圖(左下)

202105002
(右の頁)そび 古名
そみ かハい かハせみ仙臺方言・・・( に始まり、各地での呼び名が記載されていて、異称で漢字表記を列記しています)
(左の頁) 貝原篤信日大和木草魚狗大小ニ種アリ小ハカワセミト云多シ大ナルヲミゾコイト云五位鷺ニハ非ス是翡翠ナルヘシ云々トアレト・・・・(と続きます)

202105004
みづこい鳥 雄(右上)  同 雌(右下)  南部候蔵圖

みずこいとりの各地方での呼び方か列記されていて、漢名翡翠、
異称山翠・・・・と続きます。 

みずこい鳥は「あかしょうびん(赤翡翠)」の異名で林のなかに棲む「カワセミ」の仲間だそうです。
サントリー愛鳥活動 鳥百科 アカショウビン 


本館2階に円山応挙の写生帖が展示されていてカワセミが載ってました。

写生帖(丁帖)
円山応挙(1733~95)筆 紙本着色・18世紀

応挙は、江戸時代中期、写生を重視した姿勢で作品を制作した画家です。本作 は、応挙の写生図を貼りこんだ画帖で、さまざまな鳥類が描かれています。形状 や色彩に関する記載もみられ、応挙がど のように被写体を捉えたのかを知る上で貴重な作品です。(キャプションから)202105011
魚狗 カハセミ(左下)
上の絵で体色について記されています。

キョロキョロすると発見があって楽しいですね。
古文書辞典を参考に、解説文を今一度読んでみようかと・・・・


拙ブログの関連投稿。
カワセミが描かれた明時代(16世紀)の絵画が展示されていました。 トーハク2021年3月

 

西洋の木版画 500年の物語
トマス・ビューイック 小口木版のカワセミが展示されていました。


写真歴史博物館 企画写真展 「100年前にカワセミを撮った男・下村兼史 -日本最初の野鳥生態写真家-」

 

 

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