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2021.04.09

澤田知子 狐の嫁入り

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「澤田知子 狐の嫁入り」は、
東京都写真美術館で開催されています。

会期 2021年3月2日~5月9日


初公開の初めてのセルフポートレートから証明写真機で撮影したID400のオリジナルプリント、最新作のReflectionまでの複数のシリーズを《狐の嫁入り》という新作として構成しました。

私が化かしているのか、皆さんが勝手に化かされているのか。

狐の嫁入りに遭遇したら良きことがあると言われるよう、私の作品と出会うあなたに良きことが訪れますように。(澤田知子)


かつて、澤田知子の作品をこの美術館で最初に見たとき、直ぐ記憶に残りました。
一度見たら忘れない作品だと・・・・

澤田知子七変化、
これほど自らを撮り続ける写真家はいないですよね。

澤田知子はセルフレポートについて「内面と外面の関係」についてどういうものか考えるために制作していると述べています。


展示風景です。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
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(左の作品)これ、わたし
2010 発色現像方式印画36点組各250×186mm 東京都写真美術館

絵本「これ、わたし」のために撮り おろしたシリーズです。絵本を作ることは新作を3シリーズ作るくらい大変でしたが、私の中で は《ID400)のエッセンス版とも言える作品で、限界まで削ぎ落とし「外見と内面の関係」につい て追求した作品となりました。(本展パンフレットから)

(右の作品)ID400(部分) 

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ID400(部分)
1998 自動証明写真機で撮影したオリジナルプリント、ゼラチン・シルバープリント 100枚組4点/4枚組1点/各104x80mm/各140× 890 mm 

私のデビュー作と呼ばれているシリーズで、大学の卒業制作の作品として「変わらないはずの 内面と簡単に変わる外観」というコンセブトで作ました。街中にある自動証明写真機で400回変装してしています。(本展パンフレットから)

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(左の作品)cover/Face
2002 発色現像方式印画 20点組 各266×210㎜
(右の作品)Decoration/Face
2008 発色現像方式印画20点組各600×600 mm 

海外の美術館のキュレーターから“原宿ルック”というテーマで展覧会依頼があり制作しました。 このテーマから、私に求められているのは東京を代表する日本のティーンエイジャーをモチー フにした、東京のファッション、日本のファッションに絡むコンセプトの作品であると考えました。 (本展パンフレットから)

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Img_8135MASQUERADE 
2006 発色現像方式印画50点組 各600x 600 mm 

Masqueradeとは仮面舞踏会のこと。人は皆その時々の状況や相手にあわせた仮面をかぶっています。それが良いとか悪いということではなく、それを象徴的に表わすことができるのがキャバクラという場だと思い、キャバクラ嬢をモチーフに制作しました。(本展パンフレットから)

 

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Sign
2012 発色現像方式印画 56枚組2点 各267×216mm

このシリーズはアンディ・ウォーホル美術館主催のレジデンスプロジェクト“Factory Direct” でハインツ社さんとコラボレーションした作品です。いつものセルフポートレイトの手法から “TOMATO KETCHUP"と“YELLOW MUSTARD"を様々な外国語に変装させるアイデアを 思いつきました。(本展パンフレットから)


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Reflection
2020 発色現像方式印画 100点組各508x 406 mm 

ここ数年「どうやって人は人を判断するのか」について考えています。後ろ姿からどこまで人は想像するのか?どこまで想像できるのか?何が想像させるのか?後ろ姿に何が写っているのか私は知りたいのです。(本展パンフレットから)

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(手前の作品)glasses(部分)
2006 発色現像方式印画 10点組 各130×90㎜


―HPの解説ー
澤田知子は大学の卒業制作で実質的なデビュー作と言われている〈ID400〉(1998)で2000年度写真新世紀特別賞を受賞、2003年度第29回木村伊兵衛写真賞に続き、2004年にはNY国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographerに選出されるなど、デビューから現在に至るまで、国内外で高い評価を得ています。 本展は、澤田の原点となる《Untitled》(1996)から最新作《Reflection》(2020)までの代表作を網羅し、澤田の25年間にわたる旺盛な制作活動を概観する、公立美術館における初大規模個展です。


東京都写真美術館
「澤田知子 狐の嫁いり」作家インタビュー
TOPMUSEUM 東京都写真美術館


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