町田市立国際版画美術館 新収蔵品展2021
新収蔵作品展 Present for You
わたしからあなたへ/みんなから未来へ
会期 2021年1月5日(火)〜2月21日(日)
町田市立国際版画美術館
新収蔵作品展では、この美術館の作品収集理念を垣間見ることができます。
一部の作品を除いて写真撮影可能です。
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)
展示風景(鈴木賢二(1906-1987)作品)
《交渉》 昭和37年(1962)木版 650×970
《くすりかけ》1950 年代後半-1960 年代前半 木版 915×910
関野凖一郎(1914-1988)《老婆 》昭和 50 年(1975)木版 475×368
この展覧会で最も多く展示されていたのが、この美術館で2018年に大規模な回顧展が開催された、
ヨーク・シュマイサーの作品です。
展示作品は敬子シュマイサー氏より寄贈されたものです。
ドイツ出身の版画家。
1968 年、京都市立芸術大学留学を機に、日本に 4 年間滞在。木版画や水墨画を試み、1972 年ドイツ帰国後も定期的に日本に滞在し、制作と発表を行いました。1978 年、キャンベラ美術学校(現オーストラリア国立大学)に招かれ、以降キャンベラを活動の拠点としました。
「旅する版画家」と呼ばれ、ヨーロッパ、アジア、そして南極まで、世界各地を旅した経験と、その場所についての深い思索を、卓越した素描力と版画技術によって多色刷りの銅版画に表現しました。(本展の解説から)
『エズラ・パウンド「追放者の手紙」挿絵』1969 年 木版 550×635(紙) 全 7 点
《武人》
《虎と龍》1969 年頃 木版 410×410
左《カンポ広場、シエナ》1983 年 エッチング、アクアチント、ソフトグランドエッチング 450×600
右《ティクセ》1985 年 エッチング、アクアチント、ソフトグランドエッチング 600×840
左《断片、迷路と曼荼羅》1987 年 エッチング、アクアチント、ディープエッチング 605×600
右《 日記とピルバラ》1980 年 エッチング、アクアチント、フォトエッチング 450×600
左《兵馬俑》1981 年 リトグラフ(多色) 302×184
右《秦の兵馬俑》1982 年 リトグラフ 515×685
《南部の山》1981 年 リトグラフ 517×690
《故宮の門》1982 年 リトグラフ 495×620
《日記と氷山》1998 年 エッチング、アクアチント498×615
『銅版画技法集』1976 年 銅版画各種 123×78 全 10 点
ーHPの解説ー
作品収集事業は展示事業とともに国際版画美術館の重要な事業のひとつです。この展示では新たに収蔵された作品をお披露目し、市民の皆さまに収集事業について紹介することを目的としています。
2019年度後半から2020年度前半にかけて、新たに収蔵された1377点のなかから、約90点の作品・資料をご紹介します。2018年に当館でも回顧展を開催した「旅する版画家」ヨルク・シュマイサー(1942-2012)の作品や、戦後版画運動に関わった鈴木賢二(1906-1987)の作品と旧蔵品など、バラエティに富んだ新収蔵作品をお楽しみください。
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