生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代
「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」は、
東京オペラシティ アートギャラリー
で開催されています。
会期 2020年10月10日(土)~12月20日(日)
東京オペラシティ アートギャラリー、東京都写真美術館、高知県立美術館3館の共同開催です。
東京都写真美術館では「生命体としての都市」をテーマに開催されました。
本展は「伝統と近代」をテーマに下記の構成になっています。
すべての展示室を使って、大量の作品が展示されています。
1. 初期作品
2. シカゴ I
3. 東京 I
《東京 こども》ゼラチン・シルバー・プリント 1953-57年
4. 桂離宮
《桂離宮 中門の乗越石》ゼラチン・シルバー・プリント 1953、1954
6. 東京 II
7. 日本の産業
8. 周縁から
《御陣乗太鼓(輪島)》ゼラチン・シルバー・プリント 1962-64年
9. ポートレート
《ポートレート(四谷シモン)》ゼラチン・シルバー・プリント c.1972
10. 近代建築
11. イスラム 空間と文様
12. 両界曼荼羅
京都・東寺(教王護国寺)の国宝《伝真言院曼荼羅》を接写拡大したシリーズです。
国立国際美術館所蔵の大型プリント110余点を一挙公開してます。
(以下、展示風景)
13. 歴史への溯行
14. かたち
《韮山・江川邸の土間》ゼラチン・シルバー・プリント 1956年頃
展示作品は、すべて 高知県立美術館蔵
―HPの解説ー
2021年は石元泰博の生誕100年にあたります。この記念すべき年に向け、石元の足跡を過去最大規模で回顧する展覧会シリーズを当館と東京都写真美術館、高知県立美術館との共同で開催いたします。本展は「伝統と近代」を切り口として、作家活動の前半に軸足を置き、多様な被写体を貫く石元の眼差しに注目します。なお東京都写真美術館では、「生命体としての都市」をテーマに独自の都市観にフォーカスし、中盤から晩年に至る作品を選りすぐります。2つの展覧会を通して、より多角的な視点から石元の活動の全貌が明らかとなるでしょう。高知県立美術館では来年1-3月に集大成となる展示を行います。メリカに生まれ、シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)に学んだ写真家石元泰博(1921-2012)は、対象の構造的、空間的特性を鋭く捉えた作品によって、写真界はもとより、広く建築、デザイン、美術にわたる戦後日本の芸術界に大きなインパクトを与えました。バウハウスの流れを汲む近代的な視点から日本の伝統建築を撮影した桂離宮シリーズ、丹下健三、磯崎新、内藤廣ら同時代の建築家の作品を撮った作品、そしてライフワークとなったシカゴと東京の人と街を捉えた作品など、その成果は内外で高く評価されています。対象の本質と写真の可能性へのあくなき探究心、そして緻密な暗室作業による厳格なプリントの美学は、デジタルが一般化した今日において一層の輝きを放っています。
東京オペラシティ アートギャラリー「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」
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