「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展は、
東京都現代美術館で開催されています。
会期 2020年6月9日(火)~ 9月27日(日)
(3月14日~6月14日までの日程が変更になりました)
私が関心をもっているのは、どうすれば私たちひとりひとりが
「地球の気候変動とつながっている」
「気候変動の一部分に含まれている」
という実感をもてるかということです。
「私はこれまでさまざまな自然現象を、美術館の内外で再現してきました」
自然現象を再現すること、目に見える形で示すことによって
皆さんの感覚が研ぎ澄まされていく
頭の中で知っているだけのことは、必ずしも行動に結びつきません
そして実際の行動やふるまいに落とし込んでいくことも重要です。
身体的な関与から得られた実感や個人的な記憶や体験が
実際の行動につながっていくのです。
(次のビデオから一部抜粋です)
オルファ―・エリアソンの活動とその作品は多岐にわたります。
本展の展示はその一部ですが、ビデをのメッセージを念頭に鑑賞すると理解が深まるかもしれません。
【講演会】オラファー・エリアソン:アートをエコロジーの視点で見直すこと
本展は写真撮影可です(条件あり、動画は1分以内です)
以下の画像はクリックで拡大表示になります。
展覧会の構成は以下の通りです。
01 あなたの移ろう氷河の形態学(未来)左《あなたの移ろう氷河の形態学(過去)》2019、中央《メタンの問題》2019
右《あなたの移ろう氷河の形態学(未来)》2019
02 クリチカルゾーンの記憶(ドイツーポーランドーロシアー中国ー日本)
03《太陽の中心への探査》2017
05 あなたのオレンジ色の残像が現れる。
壁面に、四角い青色の照明が一定期間表示された後に消えて、その残像がオレンジ色に・・・
06 あなたに今起きていること、起きたことこれから起きること2020
07《サステナビリティの研究室》
08 力と思いやりの部分(マインドマップ)
ミュージアムショップで販売している作品もあります。
09《サンライト・グラフィティ》2012 あなたの光の動き
展示会場での予約が必要。
光アートの体験ができます。
17 フィヨルドハウス
ミュージアムショップの奥のスペースでビデオ放映しています。
オラファー・エリアソン ときに川は橋となる(展示風景)
Museum of Contemporary Art Tokyo
―HPの解説ー
オラファー・エリアソンは1990年代初めから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築など、多岐にわたる表現活動を展開してきました。本展は、エリアソンの代表作を含む、多くが国内初公開となる作品の数々で構成されています。自然現象を再構築したインスタレーション、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、写真のシリーズ、ドローイングと水彩画、公共空間への介入をめぐる作品等が展示されます。
エリアソンは、幼少期に多くの時間を過ごしたアイスランドの自然現象を、長年にわたり撮影してきました。《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019年)は、過去20年間の氷河の後退を鑑賞者に体感させます。また、私たちと自然との複雑な関係をめぐる思考が反映されたエリアソンのインスタレーションは、光、水、霧などの自然現象をしばしば用いることによって、周りの世界を知覚し、世界をともに制作する方法について、私たちひとりひとりの気づきをうながします。
さらに、本展覧会では、最初期の代表作として、暗闇の中に虹が現れる《ビューティー》(1993年)をご紹介します。アトリウムの吹き抜け空間では、大規模なインスタレーションが本展のために制作されます。
スタジオ・オラファー・エリアソンの活動は美術作品の制作に限定されません。スタジオでは日々、実験とリサーチ、コラボレーションによって、さまざまなアイデアやプロジェクトが開発されています。本展覧会では、サステナブルな生分解性の新素材やリサイクルの技術に関する近年のリサーチの一部をご紹介します。
清澄白河駅~東京都現代美術館
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