東京クロニクル1964-2020展-オリンピックと東京をめぐる創造力の半世紀-
東京クロニクル1964-2020展-オリンピックと東京をめぐる創造力の半世紀-は、
町田市民文学館 ことばらんど
で開催されています。
会期 2020年6月9日(火)~8月10日(月・祝日)
4月26日~6月28日の日程が変更になりました。
飯沢耕太郎氏、泉麻人氏の講演会、オリンピアンの新宅雅也×土佐礼子両氏のトークショーも中止・・残念です。
東京オリンピック開催(だった)を前に、
1964年に行われた東京オリンピックを起点として現代までをその時代のキーワードを基に
「東京」という都市を舞台に紡がれた小説やエッセイ、ルポルタージュなどの文学作品や、グラフ雑誌、記録写真、映像。美術作品を展示して
「東京」の年代記(クロニクル)を検証しています。
それぞれの世代で感想は異なるでしょう・・
自分史と重ね合わせる人もいるでしょうし、東京ってこんな街だったんだと思いながら鑑賞する世代もいるでしょう。
何度も読んだ「本」途中まで読んで投げ出してしまった?本も見つかるかもしれません。
展示構成は以下の通りです。
第Ⅰ章 1960年代:オリンピック前後の「東京」事情
1960年代を読み解くためのキーワード
東京オリンピック
新幹線開通
高層ホテル建築ラッシュ
ベトナム戦争
漫画ブーム
春日昌昭/写真 銀座松坂屋 1964年 はこだてフォトアーカイブス
森村誠一/著 人間の証明 角川書店 1976年
と創作ノート
開高健/著 ずばり東京 光文社文庫版 2007年
こんなキャプションも・・
開高健「空も水も詩もない日本橋」より
都市の必要のためにこの橋は橋ではなくなったようである。
東京の膨張力のためにどぶをまたいでいた、かすかな詩は完全に窒息させられてしまった。
第Ⅱ章 1960~1970年代:激動の季節の終焉と消費の時代
1970年代を読み解くためのキーワード
成田闘争
学生運動
大阪万博
立川米軍基地全面返還
オイルショック
第Ⅲ省 1980年代:新しい家族のカタチと「東京論」の誕生
1980年代を読み解くためのキーワード
地価高騰
女子大生ブーム
新人類
東京ディズニーランド開業
平成元年
サブカルチャー
第Ⅳ章 1990年代:バブル崩壊と「個性」の時代
1990年代を読み解くためのキーワード
新宿副都心
バブル崩壊
地下鉄サリン事件
J文学
第Ⅴ省 2000~2010年代:ゼロ年代批評と新しいコミュニケーション
2000~2010年代を読み解くためのキーワード
同時多発テロ
リーマンショック
格差社会
ダイバーシティー
メディアミックス
東日本大震災
令和元年
―HPの解説ー
2020年夏、東京は2度目のオリンピック・パラリンピックを迎えます。
1964年のオリンピック開催から56年、「東京」は大きく変貌を遂げ、その姿は創作者たちに様々なインスピレーションを与え続けてきました。そして、私たちひとりひとりも、それぞれに異なる「東京」の姿を心に宿しています。
本展では、「東京」という都市を舞台に紡がれた小説やエッセイ、ルポルタージュなどの文学作品や、グラフ雑誌、記録写真、映像。美術作品を手掛かりに、そこに表現された「東京」のイメージやテーマ、書き留められた風俗や事象を解読します。
半世紀の間に蓄積された「東京」の姿に共通項や普遍性を見出し、改めてこの都市が与える創造性の秘密に迫ります。
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