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2020.07.29

カワセミの求愛給餌 2020年7月

カワセミの求愛給餌を撮ることができました。
野鳥撮影初心者でカメラの設定等を試行錯誤しながら撮影している私にとっては幸運としか思えないです。

美術鑑賞、読書などなど、一つのことに拘って続けていくと、
派生的に様々なことに興味が広がります。
ますます楽しくなります。
野鳥撮影もそのようです。(もともと始めたのはカメラの技術革新への興味からなんですが・・)

カワセミのオス・メスの違い(見分け方)
求愛給餌なんて考えもしなかったですからね。

嘴の下が赤いのが雌だそうです。
以下の写真は雄から雌へですが・・・
雌から雄への給餌というのはあるのでしょうか?


使用カメラ SONY α6300+SEL70350(70-350㎜)
望遠端で撮っています。(連写です)
撮影データ F6.3 1/400 ISO1000 

画像をクリック(タップ)すると拡大表示になります。
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2020.07.27

写真歴史博物館 企画写真展 「100年前にカワセミを撮った男・下村兼史 -日本最初の野鳥生態写真家-」

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FUJIFILM SQUARE
写真歴史博物館 企画写真展
「100年前にカワセミを撮った男・下村兼史 -日本最初の野鳥生態写真家-」

会期 2020年7月1日(水)~2020年9月30日(水)

「MJ」~ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン~を観て、写真歴史博物館に移動してきました。

自粛生活の中、散歩の途中でカワセミを撮る機会が最近あったので、タイムリーな展覧会でした。
『100年前にカワセミを撮った男』の展覧会ですから・・・・

1922年、試行錯誤の末、自邸の庭で初めて野鳥の撮影に成功します。木の枝にとまるカワセミの姿をとどめたその写真は、日本野鳥生態写真史において記念すべき歴史的な一枚となりました。そして、下村はその後も次々と野鳥の撮影を成功させていきました。(本展解説から)

手札版(約82×107㎜)の乾板カメラで撮影。
F4.5 シャッタースピード 1/5秒
シャッターレバーに紐をつけて、遠くから紐を引く方法で撮影したそうです。
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(画像をクリック(タップ)すると拡大表示になります)

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《カワセミ》1922年1月5日 佐賀県佐賀市 (展示作品は複製)山階鳥類研究所蔵


今月、散歩のなかで撮ったカワセミです。
F6.3 1/500 ISO1250 
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(画像をクリック(タップ)すると拡大表示になります)
技術革新のお陰で素人にでもある程度の写真を撮れるようになりましたが・・
一枚の写真に込められた思い、工夫を思うと、下村兼史の写真との重みの違いは歴然です。
写真も、自分の手か加えられる範囲が広いほど、楽しいのかもしれません、本来は。


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 《湖畔の暮》1920年代初期 撮影地不詳 (展示作品は複製) 山階鳥類研究所蔵

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《セグロセキレイ》撮影年不詳 山階鳥類研究所蔵
 
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《エトピリカの顔》1934/1935年 北千島バラムシル島 山階鳥類研究所蔵

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《巣穴に飛び込むルリカケス》1935年4月 鹿児島県奄美大島 山階鳥類研究所蔵

およそ100年前、日本で初めて野鳥の撮影に成功した男がいました。その名は下村兼史。下村は日本における野鳥を主とした生物写真の先駆者であり、日本最初の野鳥生態写真家です。野生生物を写真で記録する者の少なかった1920年代から30年代、下村は、北は北千島から南は奄美大島、小笠原諸島を歴訪し、里山、離島、原野など、今日では変貌がいちじるしい自然環境と、自然にあるがままの野生生物の姿を写真で記録しました。

 下村は1903年、佐賀県の裕福な家に生まれました。1920年に慶應義塾大学文学部予科に入学したものの、病気のために翌年中退。やむなく佐賀に帰郷しますが、ここから下村の写真への道が始まりました。もともと野鳥が好きだった下村は、1922年、試行錯誤の末、自邸の庭で初めて野鳥の撮影に成功します。木の枝にとまるカワセミの姿をとどめたその写真は、日本野鳥生態写真史において記念すべき歴史的な一枚となりました。そして、下村はその後も次々と野鳥の撮影を成功させていきました。過酷な撮影条件のもと、現代から見れば性能の劣る撮影機材や感光材料を用いて生み出された下村の写真は、時に詩情にあふれ、時に科学者の眼を感じさせます。研ぎ澄まされた美意識と感性でとらえられた野鳥の写真は、野鳥の生態を知り尽くした下村の卓越した撮影技術と芸術的センスの賜物でした。下村の活動は写真以外にも、鳥類図鑑や紀行エッセーの執筆、自然科学ドキュメンタリー映画の制作など多岐にわたり、さまざまな分野を通じて野鳥や自然への関心を一般に広めました。また、これらの仕事は日本の野鳥生態写真史の黎明期において多くの同輩、後進に影響を与え、野外鳥類学の研究発展にも大きく貢献しました。

 本展は、公益財団法人 山階鳥類研究所の協力を得て、同研究所が所蔵する下村兼史のオリジナル・プリントを中心に約60点の作品を展示いたします。同研究所では下村の没後、遺族により寄贈された1万点を超える下村の写真資料が保管されており、現在も整理保存と調査研究が進められています。時代の変遷とともに下村は一部の人々にのみ知られる存在となっていましたが、2018年に東京で開催された初の本格的な展覧会は各方面で話題となり、大きな反響を呼びました。本展では、新たに歴史的、作品的価値という視点から下村の作品群を再構成してご紹介します。下村の自然を愛する心、野鳥の一瞬をとらえようとする飽くなき情熱から生まれた傑作の数々は、便利さや手軽さと引き換えに失われてしまった写真表現の美しさをたたえ、現代に生きる私たちにその魅力を改めて気づかせてくれるものです。

 

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2020.07.25

FUJIFILM SQUARE 企画写真展「MJ」~ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン~

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FUJIFILM SQUARE
企画写真展「MJ」~ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン~

会期 2020年7月10日(金)~2020年7月30日(木)

5歳で4人の兄たちと共に結成した「ジャクソン5」10代後半の「ジャクソンズ」期の写真。
『スリラー』『ビート・イット』『バッド』といった代表曲時代の写真。

そして、3つのワールドツアー「バッド・ワールド・ツアー」「デンジャラス・ワールド・ツアー」、「ヒストリー・ワールド・ツアー」で残された貴重なパフォーマンス写真を展示しています。

会場内には、マイケルジャクソンの楽曲も流れていて、テンションが上がります。
スーパースターは絵になりますね。

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―HPの解説ー
 1958年8月29日、アメリカ合衆国西部の産業都市インディアナ州ゲイリーの大家族の元に誕生したマイケル・ジャクソン。1969年、5人組兄弟グループ「ジャクソン5」の最年少リード・シンガーとしてデビューするやいなや、4曲連続シングル・ヒット・チャート首位獲得という記録を打ち立てスーパースターに。
 その後、ソロ・アーティストとして1982年に発表したアルバム《スリラー》は全米チャート37週連続1位、第26回グラミー賞では8部門受賞という偉業を達成。1980年代から1990年代、音楽業界が最高潮を迎える中、「プロモーション・ビデオ」と呼ばれ、単なる宣伝材料として捉えられていた音楽ビデオを「ショート・フィルム」(短い映画)と新たに定義、芸術作品として昇華させたこともマイケル・ジャクソンが生み出した大きな革命のひとつです。
 音楽と見事な調和・融合をみせた映像、彼自身の類まれなるダンス・パフォーマンスと演出家としての才能は、ビジュアル・イメージが重要な役割を果たす現在の音楽シーンの礎を築きました。その功績は「史上最も成功したエンターテイナー」として語り継がれ、2009年6月25日没後早くも10年の歳月が流れた今なお、彼のリアルタイムでの活動を知らない若い世代を含む多くのファンを魅了し続けています。
 本展では、マイケル・ジャクソンの代表作からのスチール写真をアーカイブするとともに、世界中のファンを熱狂の渦へと巻き込んだ3つのワールドツアーでの圧巻のライブ・パフォーマンスを通して、映像と写真が今日までの音楽の発展に果たした役割を考察します。

 

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2020.07.23

森山大道の東京 ongoing

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森山大道の東京 ongoingは、
東京都写真美術館で開催されています。

会期 2020年6月2日(火)~9月22日(火・祝)

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森山大道といえばこの作品ということになるのでしょうか?
本展でも会場に入るとまず《三沢の犬》が展示されています。
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《三沢の犬》 1971年 ゼラチン・シルバー・プリント 


展示作品には次のような作画方式か使われています。
レイアウトも含めて、その意図を考えてみるのも一興かもしれません。
ゼラチン・シルバー・プリント
カンヴァスにシルクスクリーン
インクジェットプリント
発色現像方式印刷
液晶モニター投影

森山大道健在なり、ongoing.....です。

展示作品は以下の通りです。
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「写真集『東京』発売記念インタビュー」
この動画、本展鑑賞の予習にお勧めです。

東京への思い入れが伝わってきます。

次の質問に答えています。
あらためて東京という街に対して感じたこと
とくに印象に残った場所
外国人に見てほしい”東京”とは
写真を撮り続ける原動力は

森山大道 写真集『Tokyo』(光文社)発売記念インタビュー
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―HPの解説ー
スナップショットの名手として知られる、日本を代表する写真家・森山大道は、1960年代に写真家として活動を開始し、そのハイコントラストや粗粒子画面による作風は「アレ・ブレ・ボケ」と形容され、写真界に衝撃を与えました。以来、世界各国の美術館での大規模展、2019年のハッセルブラッド国際写真賞をはじめとする数々の国際的写真賞の受賞など、デビューから55年を経た現在もなお世界の第一線で活躍し続けています。 本展では、「ongoing=進行中、進化し続ける」をテーマに、今なお疾走し続ける森山大道がレンズを通してとらえ続けてきた街・東京を、カラーとモノクロの最近作を中心に展観します。尽きることのない森山大道の写真の魅力を存分にお楽しみください。

東京都写真美術館~恵比寿駅まで

 

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2020.07.20

野鳥を撮ってみる 2020年7月

休の日散歩中に、カワセミねらいの集団を見かけます。
私も撮ってみようと・・・
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ただし、1〜2時間の散歩途中に出会えたら。
三脚にバズーカレンズ装着カメラをのせて、カワセミを一日中待ち続けるというスタイルではなく・・・・

普段の風景、スナップは今のところスマホカメラで十分と思っていますが、野鳥となると厳しいです。

ということで、コンパクトで重くないカメラとレンズの組み合わせを探しました。
数年カメラの買い換えしてないので、いい機会かなとも思って・・・
わりと飽きっぽい性格なので、出費も抑えたい。

新規購入したのが、
Sony α6300(カメラ本体)とSEL70350(70〜350mmズームレンズ)
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センサーはaps-cなので、フルサイズ35mm換算で望遠端525mmです。
質量1029g(本体404g+レンズ625g)  

カメラ本体は新古品?(レンズとセット製品のバラシ販売)
レンズは昨年発売開始の製品なので新品購入です。
カメラ本体はSonyのaps-cフラグシップ機の1/3程度で買えました。
(α6300は製造終了品です)

α6300の手ぶれ補正無しが気にはなりましたが・・・・
レンズは手ぶれ補正ありです。

カワセミがよく現れる場所を経由して散歩、居なければ花を撮ったりして「ぶらぶら」です。
野鳥撮影は難しいですね、試行錯誤の繰り返し。
設定を変えて(最適設定を模索しながら?)撮っています。

 

以下の写真は、
三脚は使わず手持ちで撮っています。
JPEG設定で撮ったまま、
トリミング・レタッチはしていません。

カワセミの写真、解像度がまだまだ不満。(ピントが甘い、ブレ感もあり)
このカメラとレンズではこの辺が限界かも?
なんて思ったり、まだまだいけると思ったりです。

野鳥が近くに来てくれるといいんだけど・・・


画像をクリック(タップ)すると、拡大表示になります。
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2020.07.17

建築をみる2020 東京モダン生活ライフ  東京都コレクションにみる1930年代

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「建築をみる2020 東京モダン生活ライフ  東京都コレクションにみる1930年代」は、
東京都庭園美術館で開催されています。

会期 2020年6月1日(月)~ 9月27日(日)

通常の展覧会では、作品保護のためカーテンを閉めて館内公開していますが、
本展ではカーテンを開けて外光の差し込む室内に家具調度を誂えて、朝香宮邸当時の雰囲気を作り出しています。

美しい内装、調度、照明、この建築の素晴らしさが際立つ、そんな空間でひと時を過ごすことができます。

本展期間中は、本館内での写真撮影が可能です。(撮影条件あり)
過去に何度も撮ってきましたが、今回はスマホの超広角カメラを多用しました。


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マニュエル兄弟写真館《朝香宮允子妃洋装》1924年 東京都庭園美術館蔵

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バンスラン《ブレスレッド》1924年 東京都庭園美術館蔵

新館ギャラリー1では、
1933年に竣工した旧朝香宮邸・・・この邸宅がが生まれた1930年代の東京に焦点を当てて、
東京都の所有する作品・資料から絵画や家具、写真、雑誌、衣服など展示し、この時代の息吹を顧みています。

展示構成は次の通りです。
第1章 関東大震災とその復興

第2章 東京府美術館の開館
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梶田恵《便殿仕掛け椅子》1926年 東京都美術館蔵

第3章 都市の様相
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川上澄生《銀座(『新東京百景より)》1929年 東京都現代美術館蔵

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石川光陽《資生堂パーラー》1934年 東京都写真美術館蔵

第4章 東京のモダンガール 
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《バラ模様着物》昭和初期 東京都江戸東京博物館蔵

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新海覚雄《椅子に椅る女》1937年 東京都現代美術館蔵


―HPの解説ー
朝香宮邸が生まれた時代、モダンライフは始まった―――

本展は、1933年に竣工した朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の魅力を紹介する、年に一度の建物公開展です。これまで当館では、建物の歴史や室内のディティール、建設に関わった人びと、修復内容など、毎年異なるテーマを設けつつ、多様な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。2020年の開催となる今回は、この邸宅建築が生まれた時代・都市である、1930年代の東京に焦点を当てます。

1930年代の東京―――1923年の関東大震災によって江戸・明治の面影を失いながらも、「帝都復興」の掛け声のもと近代都市としての新しいスタートを切った地。華々しい震災復興記念祭とともに幕を開けたこの時代は、ガラスと鉄筋コンクリートの近代的な建築が立ち並び、地下鉄が走り、モダンな衣服に身を包んだモガ・モボたちが銀座の街を闊歩しました。やがて戦争の惨禍にさらされるまでのわずかな間に、日本の都市文化の中心地として花開いたのです。現代の東京に繋がる都市の原型が形作られた時代と言っても過言ではなく、今にも通じるモダンなライフスタイルの萌芽を見て取ることができます。

本展では、東京都の所有する作品・資料―絵画や家具、写真、雑誌、衣服など、分野を横断する多彩なコレクションの紹介を通して、朝香宮邸が生まれた時代の、モダン都市・東京の在り様を描き出すことを試みます。東京に今なお確かに息づいている、“モダンの息吹”を探ります。


目黒駅から庭園美術館まで・・・


チケット売り場手前で検温、手指除菌をして・・・・
マスクの着用方法などを明記した「ご来館のみなさまへ」
が手渡されます。

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2020.07.14

アオサギと蓮の花 2020年7月

この公園で蓮の花が咲き始めました。
まだ蕾みですが・・・
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自粛生活のなか、近場での散策がてら野鳥撮影でもと、
望遠ズームをつけたミラーレスカメラを持ち歩くことが多くなりました。

ただし、短い散策時間では撮影可能なほど近くに野鳥はめったに現れません。

そろそろ駐車場に戻ろうとしたら・・・
以前投稿したことのある、この公園近くに住み着いた?アオサギが、蓮池に舞い降りました。

ということで、撮影した写真を日本画風にトリミングしてみました。
JPEGで撮って、画像そのものはレタッチしてません。
アオサギの表情がもう少し欲しかった!
ピントも甘い!
修行します。

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2020.07.11

東京クロニクル1964-2020展-オリンピックと東京をめぐる創造力の半世紀-

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東京クロニクル1964-2020展-オリンピックと東京をめぐる創造力の半世紀-は、

町田市民文学館 ことばらんど
で開催されています。

会期 2020年6月9日(火)~8月10日(月・祝日)
4月26日~6月28日の日程が変更になりました。
飯沢耕太郎氏、泉麻人氏の講演会、オリンピアンの新宅雅也×土佐礼子両氏のトークショーも中止・・残念です。

東京オリンピック開催(だった)を前に、
1964年に行われた東京オリンピックを起点として現代までをその時代のキーワードを基に
「東京」という都市を舞台に紡がれた小説やエッセイ、ルポルタージュなどの文学作品や、グラフ雑誌、記録写真、映像。美術作品を展示して
「東京」の年代記(クロニクル)を検証しています。

それぞれの世代で感想は異なるでしょう・・
自分史と重ね合わせる人もいるでしょうし、東京ってこんな街だったんだと思いながら鑑賞する世代もいるでしょう。
何度も読んだ「本」途中まで読んで投げ出してしまった?本も見つかるかもしれません。

展示構成は以下の通りです。
第Ⅰ章 1960年代:オリンピック前後の「東京」事情
1960年代を読み解くためのキーワード
東京オリンピック
新幹線開通
高層ホテル建築ラッシュ
ベトナム戦争
漫画ブーム

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春日昌昭/写真 銀座松坂屋 1964年 はこだてフォトアーカイブス
 
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森村誠一/著 人間の証明 角川書店 1976年
と創作ノート

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開高健/著 ずばり東京 光文社文庫版 2007年

こんなキャプションも・・
開高健「空も水も詩もない日本橋」より 
都市の必要のためにこの橋は橋ではなくなったようである。
東京の膨張力のためにどぶをまたいでいた、かすかな詩は完全に窒息させられてしまった。

第Ⅱ章 1960~1970年代:激動の季節の終焉と消費の時代
1970年代を読み解くためのキーワード
成田闘争
学生運動
大阪万博
立川米軍基地全面返還
オイルショック

第Ⅲ省 1980年代:新しい家族のカタチと「東京論」の誕生
1980年代を読み解くためのキーワード
地価高騰
女子大生ブーム
新人類
東京ディズニーランド開業
平成元年
サブカルチャー

第Ⅳ章 1990年代:バブル崩壊と「個性」の時代
1990年代を読み解くためのキーワード
新宿副都心
バブル崩壊
地下鉄サリン事件
J文学

第Ⅴ省 2000~2010年代:ゼロ年代批評と新しいコミュニケーション 
2000~2010年代を読み解くためのキーワード
同時多発テロ
リーマンショック
格差社会
ダイバーシティー
メディアミックス
東日本大震災
令和元年

―HPの解説ー
2020年夏、東京は2度目のオリンピック・パラリンピックを迎えます。
1964年のオリンピック開催から56年、「東京」は大きく変貌を遂げ、その姿は創作者たちに様々なインスピレーションを与え続けてきました。そして、私たちひとりひとりも、それぞれに異なる「東京」の姿を心に宿しています。
本展では、「東京」という都市を舞台に紡がれた小説やエッセイ、ルポルタージュなどの文学作品や、グラフ雑誌、記録写真、映像。美術作品を手掛かりに、そこに表現された「東京」のイメージやテーマ、書き留められた風俗や事象を解読します。
半世紀の間に蓄積された「東京」の姿に共通項や普遍性を見出し、改めてこの都市が与える創造性の秘密に迫ります。

 

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2020.07.06

インプリントまちだ展2020  すむひと⇔くるひと ―「アーティスト」がみた町田―

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インプリントまちだ展2020 
すむひと⇔くるひと ―「アーティスト」がみた町田―は、
町田市立国際版画美術館
で開催されています。

会期 2020年6月9日(火)~9月13日(日)
(4月11日からの予定が変更になりました)

インプリントまちだ展は、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて2017年から当館で開催してきたシリーズ展です。(HPから)

その集大成となる展覧会、
展示構成は以下の通りです。
1、水と木が作る土地
若林奮『境川』『境川の氾濫』
インプリントまちだ展2019招へい作家 田中彰(1988年生まれ)
インプリントまちだ展2018招へい作家 荒木珠奈(1970年生まれ)
2、断章 団地・移住
松本旻(1936-2020)
『風景から』
3、住む町に育てる文化
町田市の沿革と市民活動の展示コーナー
インプリントまちだ展2017年招へい作家 ながさわたかひろ(1972年生まれ)
4、インプリントまちだ展2020年招へい作家 アグン・プラボウォ(1985年生まれ) 


「すむひと」として、
若林奮(1936年町田市生まれ)、赤瀬川原平(1984年から町田市に居住)などの作品を展示。
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《境川 V》エッチング、1991年、町田市立国際版画美術館

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《風のレコード》オフセット、凸版、1988年、町田市立国際版画美術館


「くるひと」として、インプリントまちだ展招へい作家の作品を展示・紹介しています。
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ながさわたかひろ(2017年招へい、テーマ:スポーツ)
『FC町田ゼルビアを描く!2019年』より
《40節vsレノファ山口(11月10日)》ペン、色鉛筆、紙、2019年、作家蔵

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荒木珠奈(2018年招へい、テーマ:記憶)
《たままゆ・k》エッチング、雁皮刷り、紙、2018年、作家蔵


田中彰(2019年招へい、テーマ:自然)展示風景
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(左の作品) 
田中彰+来館者共同制作
《町田芹ヶ谷えごのき縁起絵巻》木版(芹ヶ谷公園のエゴノキ) 、紙、2019年、作家蔵

今年2020年はインドネシアの若手アーティスト、アグン・プラボウォが来日!
2週間町田市に滞在し、その経験を作品にして展示しています。
展示風景
ベンチは取り払われて、間隔をとって椅子が置かれていました。
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「町田のための新作』2020リノカット彫り進み技法・金箔・手製の再生紙
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《希望のプラズマを抽出する》
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《東京の夏の夜、故郷の大火》
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《不安のプラズマを採取する》

町田市はオリンピック・パラリンピックで、アグンの祖国インドネシアのホストタウンを務めます。

2019年に来日、町田駅周辺での取材と人々の交流から・・・・
来日前・滞在中・帰国後のイメージを膨らませて描いた作品です。
180枚(60×3)の再生紙に描かれた組み合わせ作品です。

―HPの解説ー
 インプリントまちだ展は、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて2017年から当館で開催してきたシリーズ展です。その集大成となる本展では、「すむひと」=町田在住のアーティストの作品と市民による自主出版物、「くるひと」=当館が招いたアーティストたちの作品をあわせて展示。版画を中心とする印刷物から、町田の姿を示すことを試みます。
 さらに、シリーズのフィナーレにふさわしいゲストとして、町田市がホストタウンを務めるインドネシアから新進気鋭のアーティスト、アグン・プラボウォを招へい。これまでの代表作を本邦初公開するとともに、町田の市街地に取材した新作を発表します。

 

同時開催の、
ミニ企画展(常設展)
シリーズ現代の作家 横尾忠則
も楽しめます。
会期 2020年7月1日(水)~9月13日(日)

展示室を360度のパノラマに見立て主に初期のポスター作品を展示しています。
横尾忠則の個性が際立つ作品を見ることができます。
懐かしい。

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2020.07.01

カワセミ 2020年6月

カワセミを主に可愛い鳥たちを撮りたいと思って、カメラを持って散歩する日が増えました。

カワセミに出会った時には何故かスマホしか持っていなかったりして・・・

この日は幸運でした。
川辺で遭遇、池の辺りではカワセミが近くに来てくれました。
短時間ではありましたが・・・・

RAW+JPEGの設定で連写撮影したのですが、信号処理が追いつかないのでしょうか?
カメラがロックして動かない状態になることが何度かありました。

こんな時に!

JPEGでいいのかな〜?

チョット達成感が味わえた幸運なひと時ではありました。

三脚にバズーカレンズで一日中粘るというのではなく、
散歩中偶然出会えば撮るというスタイルなので、手持ち撮影です。

SONYα6300+SEL70350で撮りました。
(α6300手ぶれ補正機構なし、SEL70350手ぶれ補正あり)
この組み合わせで1Kg程度の重さなので散歩での持ち歩きも楽です。

本格的な野鳥撮影を目指す方にはこの組み合わせでは物足りないでしょうね・・・・
矢張り三脚にバズーカでしょうね。

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―サントリー愛鳥活動 日本の鳥百科より―
全長17cm。くちばしは体の割りに長い、魚取りにすぐれた鳥です。日本では全国にすんでいます。巣は土崖に横穴を掘ってつくります。池、川など淡水域の水辺で餌をとるのが普通ですが、離島などでは海岸で餌をさがすものも少なくありません。渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。

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