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2020.06.16

写真集『日本の子供60年』

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日本の子供60年
初版2005年12月15日
社団法人 日本写真家協会
発行所 株式会社新潮社

巻末で、重松 清さんが解説しています。
冒頭部分です。
2005年のこどもたちへ。
この写真集には、たくさんの「子ども」がいる。きみたちのおじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さん―2005年のおとなたちもみんな、「子ども」として登場する。おとなたちにも「子ども」だった頃はあるんだという、あたりまえのことに、まずはびっくりしてほしい。

自分の子供時代の写真もこんな感じだな~なんて・・・
この写真集、時々書棚から持ち出して眺めています。

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佐伯義勝 1951(昭和26)年 東京都
上野駅の地下道は、戦災で家も職も失った浮浪者たちの終着駅だった。その中には子どもも大勢いたが、たくましく生きていた。

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土門拳 1959(昭和54)年 福岡県
「泣く子」。日本一の生産高を誇り、近代化を支えた筑豊炭田。過酷なの労働条件下、どの家も子だくさんで、炭鉱住宅街には子どもたちの鳴き声が響く。

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木村伊兵衛 1954~55(昭和29~30)年頃 山梨県
写真のタイトル「泣く子 笑う子」。ちょっと妹をいじめたら、泣いてしまった。いたずらっ子は、笑ってごまかす。
 
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土門拳 1953(昭和28)年 東京都
ベーゴマ」遊びに熱中する、江東の子どもたち。
この年、NHKが東京地区で初のテレビ本放送を開始した。

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影山光洋 
1946(昭和21)年 神奈川県
小麦の収穫祝い。水増し雑炊の日が長く続いたが、やっと待望の混ぜご飯にありつけた。
1956(昭和31)年 神奈川
戦後10年、家族の肖像。小さかった子どもたちはぐんぐん大きくなり、背中の曲がったおばあちゃんがいちばん小さくなった。

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荒木経惟 1963(昭和38)年 東京都 
写真集『さっちゃん』より

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北井一夫 1970(昭和45)年 千葉県
新東京国際空港の建設が決定して以来、地元では反対闘争が続いた。昭和45年、少年行動隊が作られ、小学生も休校して闘争に参加した。

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萩野矢慶記 1988(昭和63)年 東京都
誰も来ない公園。ひとりで見事に逆立ちを決める。

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白井和成 2008(平成12)年 東京都
ベビーカーを押す”ヤンママ”たちが、連れ立って渋谷を闊歩。
子どもたちの表情には屈託がない。

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コメント

アルバムに残っている自らの子供の頃の写真を探したくなります。
かつての子供はたくましかったな〜
なんて、この写真集を見ながら考えています。
恵比寿のタコ公園懐かしいです。

投稿: 岩城さんへ | 2020.06.18 20:24

懐かしい子供たちの姿、昔のこの様な写真も良いですね。懐かしく思います。

投稿: 岩城 | 2020.06.18 18:45

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