特別展 超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵は、
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されています。
会期:2020年6月11日(木)~29日(日)
本展は、3月18日〜5月11日の予定が4/6(月)で中止となりました。
新コロナによる自粛を経て再開です。
到着してすぐ、モニター付き検温器(サーモカメラ)の前に誘導されて体温測定。
渋谷駅から歩いてきたので高めの表示・・・・
ハンド検温器(非接触型検温器)で再測定でした。
そして、氏名と連絡先を記入。
ロッカー使用不可、
会場のベンチは撤去。
腰痛が酷かった身にはつらい。
勿論?マスク着用です。
会場内は会話も控えるようにということですので、とても静かで混雑もなくゆっくり鑑賞出来ました。
写実絵画について、
写真との違いは・・という問いかけはつきまとうようです。
回答の一つが青木敏郎さんのコメントにあります。
「写実画とは、モチーフを如何にしてリアルに表現するかというよりも、画面の中に美意識がにじみ出ているものでなければ美術的表現にならない、そうでなければ単なる図像でしかない」
この答え、写真作品にも通じるものでしょうが、写実絵画の存在感、魅力はまた格別です。
青木敏郎《レモンのコンフィチュール、芍薬、染付と白地の焼き物》2013年 油彩・キャンバス
野田弘志さんは、
「細部にこだわるのではなく、大切なのはその存在感を感じられるかどうか」
と述べています。
描かれたモチーフに鑑賞者が如何に感情移入出来るかも写実絵画には特に重要な要素ですね。
野田弘志《手吹き花瓶にバラ》2001年 油彩・パネル・キャンバス
野田弘志《聖なるTHE-Ⅳ》2013年 油彩・パネル・キャンバス
私にとって、ホキ美術館はちょっと遠いですから渋谷で再度見ることができたのはありがたかったです。
ホキ美術館の建築、その展示会場はとても魅力的です。
写実絵画の殿堂ホキ美術館に行って、そこで鑑賞するのも勿論お勧めです。
(現在、水害による影響で休館中です)
三重野慶《信じてる》(部分)2016年 油彩・パネル・キャンバス
石黒賢一郎《存在の在処》2001-2011年 油彩・パネル・綿布
島村信之《幻想ロブスター》2013年 油彩・キャンバス
原雅幸《ドイル家のメールボックス》2012年 油彩・パネル
島村信之《オオコノハムシ-擬態-》2014年 油彩・キャンバス
森本草介《未来》2011年 油彩・キャンバス
礒江毅《地の音》2000年 鉛筆・水彩・アクリル・墨・紙
藤原修一《萩と猫》2009年 油彩・キャンバス
小尾修《kay》2012年 油彩・キャンバス
―HPの解説ー
現在、ブームとも言える盛り上がりをみせる写実絵画。1年に数点しか描くことができないほど作家が時間をかけて向き合い、丁寧に描かれた作品には、それぞれの画家が表現したい想いが込められ、ただ細密に描かれているだけでなく、写真や映像とは違った存在感を醸し出します。
本展では“写実絵画の殿堂”と呼ばれるホキ美術館が所蔵する、現在の写実絵画を代表する作家たちの作品を紹介します。個性豊かな凄腕の作家たちによるバラエティに富んだ作品で写実絵画の醍醐味をお楽しみください。
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