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2020.01.28

佐藤忠良記念館(宮城県美術館)

佐藤忠良記念館は、宮城県美術館内にあり、
記念館のエントランスにも受付があります。
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佐藤忠良記念館は宮城県出身の彫刻家・佐藤忠良氏から、ブロンズ彫刻・素描、氏が収集した美術作品などの寄贈を受けたのを機に、1990年(平成2)に増築オープンし、随時展示替えをしながら公開しています。


「テレビドラマ若者たち」「寅さんシリーズのマドンナ役」で出演し、現役の舞台女優の佐藤オリエさんは、佐藤忠良の娘さんです。
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オリエ 1949 ブロンズ

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オリエ′85 1985 ブロンズ

画家を志した忠良は、20歳で札幌から上京しました。美術学校入学のために「川端画学校」に通って絵画を勉強し始めましたが、美術雑誌で紹介されていたロダン以後のフランス近代彫刻の作品に感銘を受け彫刻家に転身しようと考えます。

自画像はその頃の作品です。翌年、忠良は東京美術学校彫刻家に入学し、彫刻家の道を歩み始めることになります。

佐藤忠良は、 ロダンの生命主義的芸術に傾倒し、本郷新、柳原義達、船越保武らとともに、国画会、新制作展を足場に創作活動を繰り広げ、一貫して塑像による具象彫刻の道を歩んできた彫刻家です。

そのほとんどの作品は人間像であり、身近な人物をモデルにした生命感にみちた頭像、清新な女性像、純真無垢なこども像、それに少数の愛すべき動物たち・・・。それらが佐藤忠良の作品モティーフです。(館内解説パネルから)

 

展示構成は以下の通りです。
《初期の油彩画》
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自画像 1933 麻布、油彩     (静物) 1932 板、油彩


《さまざまな顔》
展示風景
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記録を作った男の顔 1977-78 ブロンズ


《自然なしぐさ》
展示風景
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《いろいろなポーズ》
展示風景
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ボタン(大) 1967-69 ブロンズ


《円熟期の作品から》
展示風景
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帽子・夏 1972 ブロンズ


《佐藤忠良の素描》
展示風景
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佐藤忠良コレクションも2点展示されていました。

 

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