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2020.01.26

「暁斎×暁翠」父娘で挑んだ画の神髄 河鍋暁斎・暁翠伝

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「暁斎×暁翠」展は、
高崎市タワー美術館で開催されています。

会期 2020年1月25日(土)~3月22日(日)

四期に分けての展示替えがありますのでご注意ください。

「北斎と応為」はドラマ化?されたり応為の作品が展示される機会も増えて、一定の評価は定まっているようです。
暁翠の評価については、(私が「暁斎と暁翠」の作品を並べた展覧会を見るのは今回が二度目ですが・・)これからなのかもしれません。

共作作品からも、暁翠の技量の確かさは分かります。
暁斎の下絵を元に暁翠が描いた美人図です。
暁斎の下絵の猫を狆に替え、山水屏風や調度品を描き加えています。
狆の毛並み、可愛らしさが伝わります。
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河鍋暁翠《寛永時代美人図》大正5年(1916)絹本着色

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河鍋暁斎・暁翠合筆《十二ヶ月年中行事之図》絹本着色
暁斎が1月から6月までの年中行事を描き娘の暁翠が7月から12月までの行事を描き、対にした父娘合作の双幅です。

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河鍋暁斎・河鍋暁翠《霊山群仙図》文久年間〜明治25年(1861〜91)絹本着色、金彩
版元を営む、文渓堂・丁子屋平兵衛の注文で、暁斎が文久年間から描き始め、その後、暁翠が着色して完成させた山水画。

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河鍋暁翠《美人を驚かす内裏雛》絹本着色
内裏雛が動き出すという設定、父親譲りのセンスでしょうか?

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河鍋暁翠《月に崖上の狼》明治17年(1884)頃 紙本墨画

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河鍋暁翠《能・石橋》絹本着色

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河鍋暁翠《百福図》絹本着色


河鍋暁斎の展覧会は度々開催されていますし、浮世絵名品展(肉筆画)には必ずと言っていいほど出展されます。
この展覧会にも何度も拝見した作品とともに優品が集まっています。
下絵数点、千代紙、扇子絵、暁斎漫画、暁斎デザインの硯、筆入れなどの作品も・・・興味を持って観てきました。
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河鍋暁斎《極楽太夫図》絹本着色

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河鍋暁斎《文読む美人》明治21年(1888)年頃 絹本着色

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河鍋暁斎ほか合作《書画展覧余興之図》明治14年(1881)頃 紙本墨画淡彩
問時、画家や書家を招き、その場で制作、即売する書画会が盛んでした。

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河鍋暁斎《蝦蟇仙人・ 鉄拐仙人 》明治19年(1886)絹本着色
暁斎の弟子でイギリスの建築家ジョサイア・コンドル(暁英)旧蔵品

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河鍋暁斎・山岡鉄舟賛《枯木に鴉》紙本墨画

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河鍋暁斎《風神雷神図》(双幅)絹本墨画淡彩

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河鍋暁斎 スハ井版《風流蛙大合戦之図》元時元年(1864)大判錦絵三枚続
元治元年(1864)の長州征伐を蛙合戦に見立てた錦絵。
版名をスハ井、暁斎も「狂人」「狂者」と仮名で記しています。


ーHPの解説からー
幕末から明治維新、そして文明開化期という荒波のなか、生来のバイタリティと圧倒的な描写力で縦横無尽に作品を生み出し、国際的にも評価の高い絵師・河鍋暁斎(1831~1889)。その暁斎を父とし、幼少から絵の手ほどきを受け、女子美術学校(現、女子美術大学)の教師を務めるなど女性日本画家の先駆者であった娘・河鍋暁翠(1868~1935)。本展覧会では父と娘の画業を紹介し、自由闊達な作品世界の魅力を楽しんでいただきます。そして文明開化期という荒波のなか、生来のバイタリティと圧倒的な描写力で縦横無尽に作品を生み出し、国際的にも評価の高い絵師・河鍋暁斎(1831~1889)。その暁斎を父とし、幼少から絵の手ほどきを受け、女子美術学校(現、女子美術大学)の教師を務めるなど女性日本画家の先駆者であった娘・河鍋暁翠(1868~1935)。本展覧会では父と娘の画業を紹介し、自由闊達な作品世界の魅力を楽しんでいただきます。

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高崎市タワー美術館はこのビルの3、4階にあります。(入口は4階)
JR高崎駅東口(2階)から徒歩2分です。
近くて便利、こじんまりした館内ですが快適です。
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