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2019.11.06

JAXA相模原キャンパス 特別公開 2019

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今年は、11月2日(土)1日のみの開催でした。

昨年までは、夏の開催(2日間)でした。秋に変更したのは、昨今の猛暑が関係しているのでしょうか?来年は?

今年も家族ずれが目立ちましたが、老若男女、全ての年齢層で大にぎわいでした。「来年も絶対来る」なんて言っている女子高校生?を見ていると頼もしく思ったりして・・・・

講演会(1時間)、各会場のミニ講演会(20分程度)も満員でした。
私も参加しました。
講演会は毎年楽しみにしているのですが、今年は1日のみなので、講演会も半分なので残念。
今回、参加できた講演は、

宇宙科学セミナー②
水星探査Bepicolombo計画ー開発から運用までー
昨年10月(2018年10月)ようやく?打ち上げに成功しました。

国際水星探査計画「BepiColombo」(ベピコロンボ)は、JAXA担当の水星磁気圏探査機「みお」(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)と欧州宇宙機関(ESA)担当の水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)の2つの周回探査機で水星の総合的な観測を行う日欧協力の大型ミッションです。(JAXAの㏋から)

地球型惑星の中で、磁気圏を持つのは地球と水星のみで、火星や金星には磁気圏がない。地球の磁気圏のデータを水星と比べることで、地球をよりよく知る手がかりとなることが期待されています。

7年後水星に到着して、観測が始まります。より太陽に近いための熱対策技術、そして、推進力としてハヤブサにも使われているイオンエンジンがこのミッションに大きく貢献していること、さらに共同作業での相互理解の過程なども織り交ぜての講演でした。

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ハヤブサ関連の展示も見ておかないと・・・
記者会見でもお馴染みの古川先生の講演。 
太陽系の科学最前線「ミニ講演会」
「はやぶさ2」リュウグウでの任務完了
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ミネルバ ツー・ワン(MINERVA-Ⅱ1)実寸大模型
左)イブー  右)アウル
「はやぶさ2」から分離された、2機の移動探査ロボット。世界で初めて、小惑星の表面に降りることに成功。自律的に移動し写真を撮影した。
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搭載型小型衝突装置(「はやぶさ2」/衝突装置 爆発系 ライナ(見本)
爆発によって打ち出された銅板は秒速2キロに加速され、球状に変化する。これを小惑星表面に衝突させることで直径数メートルのクレーターをつくる。
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サンプルを持ち帰るカプセルの帰還に関する解説展示が、実機モデルの展示も含めて大変興味深かったのでっすが、このコーナーは撮影禁止になっていました。
第8会場で、「はやぶさ」「はやぶさ2」の模型を使った風洞実験デモンストレーションが行われていました。


サンプルリターンによって宇宙から持ち帰った試料は、宇宙に存在していた状態を維持し保管しなければなりません。宇宙科学研究所には、サンプルリターンミッションで得られた地球外試料を管理・研究・配分する「地球外試料キュレーションセンター」があります。ここでは独自に開発したクリーンチャンバーという装置に資料を保管し、地球の大気や水といった影響から資料を守ります。
解説ビデオがありました。
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「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子を顕微鏡で・・・
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宇宙探査実験棟の宇宙探査フィールド公開も人気です。
去年は2階からガラス越しの見学でしたが、今年は一階で、目の前で見ることができました。
5分程度の解説を聞きながらの見学でした。(入場待ちに並んで・・・入れ替え制です)

昨年の特別公開の動画に探査機の動く様子があります。

さて、来年はオリンピックもあるし、「はやぶさ2」の帰還を12月に控えて・・開催(公開)は夏それとも秋?必ず行きます!

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