特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」
特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」は、
江戸東京博物館で開催されています。
1019年11月19日(火)〜2020年01月19日(日)
展示替えがあります。
人気の浮世絵師5人が揃いました。
今まで開催されてきた数々の浮世絵展覧会を見てきた方にとって、この顔ぶれはちょっと食傷気味と思われるかもしれませんが・・・
浮世絵収集で名のある海外・国内の美術館・博物館・・プラス個人コレクターからの秀品を集めての展示には新鮮さを感じました。
特に、歌麿の美人画と写楽の役者絵は、素晴らしかったです。
描かれた人物、その感情表現の巧みさに、浮世絵の素晴らしさを再認識しました。
ミネアポリス、シカゴ、メトロポリタン、シカゴ、ボストンの各美術館、ギメ東洋ベルギー王立美術歴史博物館、大英博物館の素晴らしい作品が出展されています。いい作品が沢山、海外に流出してしまったのだな〜と思いながら・・・
展覧会の構成は以下の通りです。
画像はチラシから切り取っています。(右上に整理のため、い・ろ・は・・・と振られています)
第1章 喜多川歌麿
「婦女人相十品 ポペンを吹く娘」江戸時代/寛政4-5年(1792-3)頃、大判錦絵
メトロポリタン美術館蔵
「高島おひさ」 ベルギー王室美術歴史博物館蔵
第2章 東洲斎写楽
「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」江戸時代/寛政6年(1794)、大判錦絵
ベルギー王立美術歴史博物館蔵
「市村鰕蔵の竹村定之進」江戸時代/寛政6年(1794)、大判錦絵
ボストン美術館蔵
第3章 葛飾北斎
「芥子」江戸時代/天保(1830-44)前期、横大判錦絵
ミネアポリス美術館蔵
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」江戸時代/天保2-4年(1831-33)頃、横大判錦絵
ミネアポリス美術館蔵
第4章 歌川広重
「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」江戸時代/天保5-7年(1834-36)、横大判錦絵
ミネアポリス美術館蔵
「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」江戸時代/安政4年(1857)、大判錦絵
東京都江戸東京博物館蔵
第5章 歌川国芳
「相馬の古内裏」江戸時代/弘化2-3年(1845-46)、大判錦絵3枚続
「宮本武蔵の鯨退治」江戸時代/弘化4年(1847)、大判錦絵3枚続
—HPの解説—
当館では、2014年(平成26)1月に、開館20周年記念特別展「大浮世絵展」を開催し、浮世絵の通史における優品を紹介しました。その第二弾となる本展では、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳という五人の人気浮世絵師に注目します。国内のほか、欧米の美術館、博物館、個人コレクションなどから、彼らの錦絵の代表作を集め展示いたします。
本展では、歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎・広重の風景画、国芳の勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画、と5人の絵師の得意ジャンルに絞り、「誰もが知っており、そして誰もが見たい」浮世絵展となっています。5人の絵師を紹介する各章が単独の展覧会としても十分見応えがあり、まさに各絵師の展覧会5つが一堂に会したような、豪華な内容となっています。
5人の人気浮世絵師のエッセンスを凝集した優品の数々が国内外から一堂に会する本展に、ぜひご来場ください。
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