« 観てきた展覧会備忘録 2019年6月 | トップページ | 年始の経済番組で予想していた、日経平均株価と為替(米ドル/円)上半期が過ぎて・・・ »

2019.07.03

千住博 水の記憶展 (軽井沢千住美術館)

01_20190630213601 
軽井沢 千住博美術館に行って来ました。
「千住博 水の記憶展」が2019年12月25日まで開催されています。

個人美術館での楽しみの一つに、その建物があります。
自宅であった場所・建物を美術館にしているケースも多いのですが・・・

千住博美術館は、軽井沢の自然と作品が融合したユニークな美術館です。
軽井沢のこの場所の地形を生かして、フロアには傾斜があります。
全周のガラス窓から光が注ぎ、シルクスクリーンで遮蔽することで外光の調節をしています。
柔らかな曲線を多用した壁面には千住博の過去から現在までの作品が展示されていました。
そして展示室には低木と草花が共存しています。作品の観賞と・・・咲いている花を探したり・・・・
千住博の代表作ザ・フォールは、最奥のスロープを下ると現れる地下宮殿をイメージした空間に展示されています。
ひんやりとして、さながら滝つぼの側にいるような感覚になります。

展示会場の様子(現在の展示内容とは異なります)
以下は、全て施設案内パンフレット掲載の画像です。
04_20190701202101

03_20190701202201 

今回、この展示室には20点(だったと思います)の墨絵が展示されていました。
08_20190701202901

うっかりすると見逃しそうな場所にザ・フォール・ルームはありました。
展示会場一番奥のなだらかなスロープを下りると、ひんやりとした空気に包まれた地下迷宮のような部屋が現れます。
滝を目の前にした空気感が心地よいです。
09_20190701212901
ザ・フォール・ルーム

設計を担当した西沢立衛氏のコメント(館内ペーパーから)
最初に千住氏から声をかけていただいたときに、明るく開放的な、今までになかったような美術館を考えられないか、というお話がありました。明るい空間の中で、人々が千住氏の作品を体験でき、また同時に集まってくつろいだり、自分の時間をすごせたりできる空間です。
建物の構成は、既存の敷地地形に合わせて、シルクスクリーンとUⅤカットガラスによって光を制御しながらも、軽井沢の風景や緑、光が室内に柔らかく入ってきて、軽井沢の自然と千住氏の芸術が、融合し調和します。人々は森の中を歩くようにいろいろな場をめぐり、各所に配された家具でくつろぎながら、千住氏の作品と対話したり、豊かな自然を感じたりすることができます。公園でもあり、同時にプライベートなリビングでもあるような、開かれた空間を目指しました。

05_20190701203001  

06_20190701203101

02_20190701213801
施設配置図



【公式】軽井沢千住博美術館 HIROSHI SENJU MUSEUM KARUIZAWA

美術館の外観を撮ってきました。
分かりにくい動画になったかな~(雑音(大きな)が気になったので音楽を挿入しています)
美術館内部(展示会場)は撮影不可です。

 

3月に横浜そごうで開催された千住博の展覧会。

高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住 博展 ―日本の美を極め、世界の美を拓く―

 

|

« 観てきた展覧会備忘録 2019年6月 | トップページ | 年始の経済番組で予想していた、日経平均株価と為替(米ドル/円)上半期が過ぎて・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 観てきた展覧会備忘録 2019年6月 | トップページ | 年始の経済番組で予想していた、日経平均株価と為替(米ドル/円)上半期が過ぎて・・・ »