ジュリアン・オピー(Julian Opie)展
ジュリアン・オピー(Julian Opie)展は、
東京オペラシティ アートギャラリーで開催されています。
会期 2019年7月10日[水]─ 9月23日[月]
シンプルでポップ。
部屋を整理して、オピーの作品を一つ置いたらと想像して・・・気分一新、軽やかの気分になるかも。
でもこのサイズは無理ですよね。
左下に女性が写り込んでいます(作品に同化しちゃってます?)
Walking in New York1 壁面にエマルジョン塗料、塗装した木材 2019
Working in Boston3 壁面にエマルジョン塗料、塗装した木材 2019
まん丸顔に、太い輪郭線で 身体全体を描いています。シンプルでありながらそれぞれの個性が良く表現されていますよね。
オピーはモデルのあらゆる動作を写真に納めて、個性際立つフォルムを探し作品に仕上げています。
(左)Towel (右)Headphones オーバーレイのアクリルパネル 2018
Telephone 青銅、石の台座 2018 熊谷正寿氏蔵
作品に使われている素材にも注目です。アクリルパネル、ナイロン、アルミに自動車用塗料、塗装した木材など身近にあるものです。
オピーの制作意図が分かります。
Towers1 アルミニュームに自動車塗料 2018
Rever3 アルミニュームに自動車塗料 2019
コンピューター・アニメーション作品も登場、シンプルフォルムの人々が歩いています。妙にリアルです。
Wolking in London コンピューター・アニメーション LEDスクリーンン
展示風景です。
—HPの解説—
イギリスを代表するアーティストの一人、ジュリアン・オピー(1958- )。点と線という最小限の視覚言語で構成された人物像やポートレート、風景などが、絵画、彫刻、映像そしてインスタレーションとして展開されます。オピーは1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を表し、その作品が世界の主要な美術館に所蔵されるなど、現代アートの歴史を語るうえでも欠かせない重要な存在となっています。
グラフィックデザインやアニメーションともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ち溢れています。また、オピーは日本の浮世絵のコレクターでもあり、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風も浮世絵から着想を得ています。
ジュリアン・オピーの作品は、さまざまなジャンルが融合し、グローバル化がますます進行する現代において、重要な示唆を与えてくれることでしょう。
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