The ENGINE 遊動される脳ミソ/小野耕石 門田光雅 (軽井沢 セゾン現代美術館 2019年6月)
企画展
The ENGINE 遊動される脳ミソ/小野耕石 門田光雅は、軽井沢 セゾン現代美術館で開催されています。
会期 2019年4月20日(土)〜 9月1日(日)
セゾン現代美術館といえば「若林奮が全体のプランを構想した庭」ですね。
鉄の門を入り木々に囲まれた一本道を歩いて行くと、緑の庭園が広がり、庭に流れるせせらぎには2本の鉄の橋が架かっています。その存在感は、何と表現すればよいにでしょうか?散策路を巡ると、イサム・ノグチ、安田侃 などの現代彫刻家の作品が芝生の中に展示されています。何時も残念に思うのが、「落ち着いて腰掛ける場所がないことです」芝生内立ち入り禁止、ベンチ等はありません。
原則館内撮影不可ですが、この動画の中に写っている作品(小野耕石、門田光雅作品)は、撮影可能でした。
セゾン現代美術館は、1981年に故堤清二(元当財団理事長)の意向により「現代美術」に対象を定め、伝統的な価値の承認者=保護者としての美術館から脱皮した、同時代の様々な実験的創造の場となる「生きた美術館」として軽井沢の地に設立されました。当館の前身は、1962年に東京の高輪に開館した高輪美術館であり、故堤康二郎の日本伝統美術の保存、公開をしておりました。1991年に開館十周年を迎えて、美術館の設立目的や活動方針の根拠となる「現代美術」を館名に表示し、セゾン現代美術館と改称して再出発いたしました。
美術館建築は、建築家の菊竹清訓氏による設計であり、美術館の前に広がる庭園は、美術作家である若林奮氏によって基本プランがつくられ、当館コレクションの彫刻作品が常設されています。(HPから)
セゾン現代美術館のコレクションは、西武百貨店池袋店時代の8階催事場、西武美術館、セゾン美術館にて開催された展覧会を通して主に形成されています。
<主な美術家>
ワシリー・カンディンスキー
パウル・クレー
ジョアン・ミロ
アレクサンダー・カルダー
マン・レイ
マーク・ロスコ
ジヤクソン・ポロック
サム・フランシス
など
荒川修作
中西夏之
横尾忠則
宇佐美圭司
堂本尚郎
菅井汲
加納光於
など
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9月1日まで「企画展The ENGINE 遊動される脳ミソ/小野耕石 門田光雅」が開催されています。
作品の形式、それに見合った手法などにはおさまらない、作家自身から溢れでてくるもの、つくる原動力−The ENGINE(エンジン)。本展は、二作家の作品とセゾン現代美術館コレクションを織り交ぜながら、作品を発動させる”エンジン”について色を手がかりに探究します。私たちの脳ミソを作品コンセプトから解き放ち、未知の感覚へと遊動する展覧会です。(HPから)
小野耕石、門田光雅の作品は、画像からではその良さはが分かりません。展覧会場に足を運ばないとね・・・
小野耕石の作品は、観る機会が増えてきたように思います。
版を重ねて色層を積み上げる手法は独特ですし。観る方向によって変化するグラデーションには興味が尽きません。
そして、門田光雅の作品の色彩の楽しさと、ときに工芸を思わせる絵肌の感覚は面白いと思いました。
小野鉱石「波絵」2017-2017「Inducer.07」2018
©小野鉱石Tokyo Publishing House
門田光雅 「coll」2018
門田光雅 「anima6」2018
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