トム・サックス ティーセレモニー
トム・サックス ティーセレモニーは、
東京オペラシティ アートギャラリーで開催されています。
会期 2019年4月20日(土)〜 6月23日(日)
ジョニー・フォグ氏によるティーセレモニー デモンストレーションを見てきました。
トム・サックスに茶道を指導したジョニー・フォグ氏が来日。普段公開していないTea Houseの内部をオープンにし、実際のティーセレモニーを行います。抽選により毎回3名の参加が可能です。 (HPから)
この展覧会を観に行くのであれば、ティーセレモニー デモンストレーション実施日・時間帯がお勧めです。そのほうが面白いですよ。勿論参加も・・倍率高そうですが。
トム・サックスは完成形として連綿と続く茶の湯の世界を自ら学び、そして自分なりにアレンジしてみんなで楽しもう、茶の湯のその心を今風に引き継ごうという企画。
サックス自作の茶碗や釜、柄杓、掛軸、花入れをはじめ、電動で動く茶筅やショットクロック、電子式の火鉢などの、工業用素材や日用品といった身近な物で茶道具を自作し、独自の世界を創り出しました。
会場にはこれも手作りの三つの門に庭(内露地・外露地)、鯉の泳ぐ池(一匹では寂しかった)ボーイング747のトイレをアレンジした雪隠、つくばい、灯籠などが設けられ、そして合板外装の茶室があります。
展覧会入口
Narrow Gate,2018 Torii(Middle Gate),2015
Torii(Middle Gate),2015
鳥居?(中門)をくぐって
手前(Pond Berm,2016)鯉が一匹泳いでました。 左(RAV,2014)雪隠です。
中央奥(Tumon(Middle Gate),2014 その両脇の壁(Tadao Andou Wall,2019)安藤忠雄が多用する建築素材を意識?
右(Daisu,2013)
Tumon(Middle Gate),2014 左手前(The Kiss,2019)
ジョニー・フォグさんによるティーレモニーデモンストレーションが行われています。
つくばい(手水鉢)で清めているところ。
Tukubai,2014 Oke,2015 Ishidoro,2013
Bonsai,2015 Tea House,2011-12 Mizuya,2015 Ishidoro,2013
茶室の前で・・・ジョニー・フォグ氏と参加した3人。
茶事 お酒も?懐石も?供されます。電動茶筅登場・・・床の間の掛け軸などの紹介もしていました。(聞き取れなかったけど)
茶道具
最後に3種類の遊びを行って終了。
釘曼荼羅(釘などで曼荼羅をつくる?)のようです。
こちらも見ましょう。
映像(上映時間13分41秒)Tea Seremony,2017
Movie Dome,2019 NASA Folding Chaire,2012
Chasen, 2015.
Copyright Tom Sachs. Image Credit Genevieve Hanson.
Shoburo, 2012.
Copyright Tom Sachs. Image Credit Genevieve Hanson.

Pam, 2013.
Copyright Tom Sachs. Courtesy of Tomio Koyama Gallery.
— HPの解説 —
現代の資本主義社会へのアイロニーとユーモアが共存する奇抜で力強い造形作品によって、世界的に注目を集めるニューヨーク在住のアーティスト、トム・サックス(1966- )。本展は、独自のまなざしで日本の文化を見つめ、深いリスペクトを向けるアーティストが、ティーセレモニー(茶会、茶道)に取り組んだもので、2016年にニューヨークのイサム・ノグチ美術館で開催され、好評を博しました。日用品や工業用素材で作られた茶碗、釜、柄杓などの茶道具の数々。水屋、茶室、池なども配され、現代の日用品と「茶の湯」が出会う、ユニークで斬新な展覧会です。外国人アーティストの目に映る、真新しく、しかも楽しい日本の姿は、私たち日本人が見落としてきた価値観や世界観にあらためて気づかせてくれる貴重な機会となるでしょう。多様な価値観の共存が求められる今日、異文化交流の新たな可能性を提起します。
| 固定リンク
コメント