松方コレクションの浮世絵版画 (トーハク本館10室)
海外の美術館、個人収集家の浮世絵展覧会には多くの観覧客が集まります。
それに比べてトーハク本館10室の浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)には観覧客は疎らです。
常時優品が展示されているのですが、ファン心理というものでしょうか?
最近美術館(博物館)どうしの連携企画が増えてきたように思うのですが、この展示も「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」と連携した企画です。
以下、HPの解説です。
江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。 今回から4回は、国立西洋美術館で開催される「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」と連携した展示として、当館の浮世絵コレクションの中心となっている松方コレクションのみで展示を構成します。今回と次回は、1988年4月に松方幸次郎の卒業100周年を記念して母校アメリカ・ニュージャージー州ラトガーズ大学の付属美術館で開催された「松方コレクション浮世絵版画展」に出品された100点の作品の中から優品を選んで浮世絵版画発展の歴史を追って展示します。
一か月ごとの展示替えですので、たぶん全点みられると思います。
展示日程
第1期 6月4日(火)〜6月30日(日)
第2期 7月2日(火)〜7月28日(日)
第3期 7月30日(火)〜8月25日(日)
第4期 8月27日(火)〜9月23日(月・祝)
展示全点を撮っている方もいました。
「北斎の神奈川沖浪裏」は矢張り人気があり、皆さん撮っていました。
冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀
以下、私のお気に入りです。スマホで撮りました。
美人東海道・原ノ驛 渓斎英泉筆 江戸時代・19世紀
正面から撮影出来なかったので・・・・
通俗水滸伝豪傑百八人之壹人・浪裡白跳張順 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀
三代目市川高麗蔵の南瀬六郎 1枚 東洲斎写楽筆 江戸時代・寛政6年(1794) 重要美術品
新吉原月見之座鋪 1枚 西村重長筆 江戸時代・18世紀 重要美術品
遠近法を取入れた作品。
東都名所・佃嶋初郭公 歌川広重筆 江戸時代・19世紀
芍藥 カナアリ 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀
風流七小町・あふむ 鳥文斎栄之筆 江戸時代・18世紀 重要美術品
弾琴美人 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀
大坂新町東ノ扇屋 花扇太夫 栄松斎長喜筆 江戸時代・18世紀
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