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2019.05.09

銀座アート巡り 令和元年5月

銀座の午後、1丁目から8丁目まで歩いて3つの展覧会を見てきました。

束芋の作品展観るのは何年か振りかな〜
フィラメントが眩しい裸電球とアンティークな家具、そこに不思議な?油彩画、そんな作品が数点。
さらにアニメ映像作品が2点展示されています。今回の作品には私、思考停止状態!(ポーラミュージアムアネックス
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《ふたり》2016年 映像インスタレーション作品

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《振り向きざまの》2018年 キャンヴァスに油彩

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ショーウィンドウに展示されている作品をスマホ撮影(三点のなかの一点)

 

続いて、ミキモトホールでボンボニエール。
会期終了したトーハク  「御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」でも第2会場はボンボニエールの展示会場になっていました。ミキモトホールのこの展覧会には60点ものボンボニエールが展示されていて豪華絢爛。陶磁器に鮮やかな色彩を施した可愛らしいボンボニエールも展示されていて、皇室の歴史と共に堪能です。
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このボンボニエールのみ撮影可でした。
鶴亀形 明治天皇大婚25年祝典
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最後は、資生堂ギャラリーで、荒木悠の映像作品。
明治期日本を訪れた ピエール・ロティが「秋の日本」で記した「芝増上寺、浅草浅草寺」「日光東照宮」「京都清水寺」の旅行記の文章がテロップで紹介されて、記載内容場所の現在風景が映像でながれます。ロティが感じた西洋の文化と無縁の隔絶した日本の文化芸術の不思議世界と、観光地と化したの今現在の対比。面白い作品ですよ。

ピエール・ロティ(Pierre Loti 1850-1923)は、海軍将校としてポリネシア、アフリカ、アジアなどに滞在し、さまざまな紀行文や小説を書き残しています。
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ポーラミュージアムアネックス
束芋「透明な歪み」
会期 2019年4月26日(金)〜6月2日(日)

束芋は2016年シアトル美術館で、美術館の所蔵品とそれを基に制作した映像インスタレーション作品を一緒に展示する企画を行いました。その後、それらの作品は別の展覧会でも展示され、オリジナルと自身の作品を切り離して展示したことをきっかけに、作品とオリジナルを分けることで、オリジナルに囚われない自由さや可能性が作品に出てくるのではないかと考えるようになりました。
本展では、新作アニメーション作品と、自身初の試みである油絵を含む、約10点を展示予定です。
作品には全て原作が存在しますが、それはあえて公開せず、鑑賞者は自由な発想で各々違った角度で見ることを楽しんでいただければ幸いです。(HPから)

 

ミキモトホール
ようこそ、ボンボニエールの世界へ —皇室からのかわいい贈りもの—
4月5日(金)~ 5月10日(金)

手のひらサイズの小箱「ボンボニエール」は、天皇のご即位や皇族方のご成婚など、慶事の際に皇室から贈られる引出物です。明治期よりこの慣習が始まり、外国賓客にも贈られ、日本の高い美意識を世界に示す役割も担ってきました。

本展では、伝統文化が息づく意匠と装飾技巧を施した約60点のボンボニエールと、同じく錺職(かざりしょく)の技術を取り入れたMIKIMOTOのアーカイブジュエリーを展示します。
皇位の継承により新しい時代が始まる今、ボンボニエールという小さな世界に込められた日本の技と美をぜひこの機会にご覧ください。
※なお、2019年5月現在のご尊号にて記載しています。(HPから)

資生堂ギャラリー
荒木悠展 : LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ
会期:2019年4月3日(水)~6月23日(日)

本展のメインとなる映像作品は、『秋の日本』のなかの「江戸の舞踏会」の章がベースになります。これは、明治18年に鹿鳴館で催された舞踏会を訪れたロティが、35歳の自身の視線でその様子を描いた見聞録です。これをもとに芥川龍之介が1920年に『舞踏会』を書いていますが、それは、舞踏会でロティのダンスの相手をした17歳の初々しい日本人女性が主人公です。映像では、このふたつを原作として東洋と西洋の「まなざし」がワルツを軸に同じ時空間のなかで交差する情景を作り出します。そしてもうひとつの映像作品は、『秋の日本』に収録されている「聖なる都・京都」「日光霊山」「江戸」の章でロティが記録した場所を荒木が撮影し、100年以上前と現在とのズレから、映像に写らない「風景」を描写することを試みます(HPから)

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