大哺乳類展2 -みんなの生き残り作戦
「大哺乳類展2 -みんなの生き残り作戦 」は、
国立科学博物館で開催されています。
開催期間: 3月21日(木)~6月16日(日)
メインテーマは、哺乳類が獲得した特徴的な能力であるロコモーション(移動運動)です。
プロローグ 哺乳類とは
哺乳類は、魚類、両生類、爬虫類の祖先を経て、2.2憶年より前に陸上にあらわれた脊椎動物だ。現在、この地球上に5,400種以上が棲息している。その生息域はさまざまで、陸・水・空と、あらゆる環境に適応した。
体温を一定に保つ「恒温性」、「胎生」と「哺乳」による子育て、眼や耳などの発達した感覚器、そして、躍動的な移動運動(ロコモーション)。こうした体の構造や能力が、哺乳類を特徴づける。(キャプションから)
先ずは、陸と海の巨大生物です。
陸棲哺乳類最大アフリカゾウと地球最大の生物シロナガスクジラの下あごの長さを比較してみよう。
全長26mにもおよぶシロナガスクジラの下あごの長さはアフリカゾウの体長に匹敵する5.8mもの長さがある。
こちらはマッコウクジラの半身模型付き全身骨格
マッコウクジラはZone3に展示されています。
Zone1 哺乳類の歩き方:ロコモーションの基本
ニシゴリラ(霊長目・ヒト科)
Zone2 哺乳類の生き残り作戦:ロコモ-ション
陸上最速のチーターのロコモーション。
このロコモーションで素早く獲物を捕獲します。少々残酷?生き残るためには仕方ありません。
チーターの骨格の組成から始まるロコモーション動画が映されています。(いつもの様に動画は撮影不可)
チーターの疾走を再現した3D骨格モデル連続画像
Zone3 哺乳類の分類と系統
分類別に200種以上が展示されていて、圧巻です。
皆さん、自分好みの動物を見つけて、写真を撮っていました。
フェネック(イヌ科)
サン=テグジュペリ「星の王子さま」に出てくるキツネ、実際飼っていたという話を聞いた記憶があります。
井の頭公園(動物園)にはフェネック放育場があり、撮影した動画があるのですが・・・
スレンダーロリス(ロリス科)
ロリスは夜行性で眼がクリクリ、可愛いですね。
2012年に上野動物園で撮った動画です。
この展覧会では、上野動物園で見られる動物にその旨の表示があります。
レッサースローロリスです。ロリス科の異種ですが・・・
Zone4 哺乳類の生き残り作戦:食べる
肉食、草食、昆虫食など、それぞれに適した顎・歯の構造になっています。
ライオン(ネコ科)
獲物を捕らえる鋭い牙とかみ砕く歯列です。
チスイコウモリは 、哺乳類の皮膚を傷つけにじみ出た血液をなめとる。
血液のみを栄養としているので臼歯は完全に退化していて、ほかのものを食べることはできません。
Zone5 哺乳類の生き残り作戦:産む・育てる
イッカクの牙も鹿の立派な角もメスの気持ちを引き付ける求愛道具です。
子供を天敵から守り生き延びるためには様々な方法があります。
子供の白いはんてん「鹿の子摸様」は草むらにうずくまると 効果的な隠蔽色になります。成長とともに薄くなり大人になると夏毛のみ淡く浮き出ます。
エピローグ 人の生き残り作戦
ーHPの解説ー
大好評を博した特別展「大哺乳類展 陸のなかまたち/海のなかまたち」から9年、哺乳類たちが上野に帰ってきます。今回のテーマは「生き残り作戦」。本展では、剥製や骨格標本500点以上の圧倒的なボリュームで、最新の解析映像なども交えながら、哺乳類が獲得した特徴的な能力であるロコモーション(移動運動)を軸に、「食べる」「産む・育てる」際の作戦にも迫ります。
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