サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝 江戸の名品勢ぞろい!
「サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝 江戸の名品勢ぞろい!」は、
日本橋高島屋本館8階ホールで開催されています。
会期 2019年1月9日(水)~21日(月)
「リー・ダークスコレクション」とは?初耳。
さらに「浮世絵最強列伝 江戸の名品勢ぞろい!」というコピーに惹かれて行ってみました。
江戸期の浮世絵を通覧するような網羅的な展示で、展覧会としての強烈な個性は感じませんでしたが・・・・保存状態、発色も良く見応えは十分ありました。
一点ごとにキャプションもあり丁寧な展示です。
じっくり鑑賞して、この浮世絵師が好きだな~なんて、あらためて思ったりしてきました。
展覧会の構成は次の通りです。
第1章 江戸浮世絵の誕生―初期浮世絵版画
菱川師宣「衝立のかげ」 横大判墨摺筆彩 延宝後期から天和気(1679-84)
第2章 錦絵の創生と展開
鈴木晴信「お百度参り」 中判錦絵 明和2年(1765)
第3章 黄金期の名品
喜多川歌麿 「歌撰恋之部 物思恋」 大判錦絵 寛政5-6年(1793-94)
東洲斎写楽 「中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村比蔵の船宿かな川やの権」 大判錦絵 寛政6年(1794)
第4章 精緻な摺物の流行とその諸相
第5章 北斎の錦絵世界
葛飾北斎 「風流なくてなゝくせ遠眼鏡」 大判錦絵 享和年間(18 (1801-04)
第6章 幕末歌川派の隆盛
歌川広重 「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」 大判錦絵 安政(1857)
歌川国政 「二代目中村仲蔵の松王丸」 大判錦絵 寛政8(1796)
――HPの解説です――
アメリカ、サンタフェのリー・ダークス氏が収集した、浮世絵版画のコレクションをご紹介。アメリカ空軍に服務後、大手新聞社の記者等を経て、新聞業界の経営に携わるという経歴を持つダークス氏は、空軍士官として日本に駐留した際に日本美術に関心を持ち、その後、特に感銘を受けた浮世絵版画を収集してきました。そのコレクションには、浮世絵の祖・菱川師宣、美人画の喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして葛飾北斎や歌川広重など、浮世絵史を代表する絵師たちの優品が揃っています。また保存状態の良さに加えて、初摺などの貴重な作品も含まれており、世界的に優れたコレクションと評価されています。誰もが一度は目にしたことのある名品から、浮世絵ファン垂涎の珍品まで、これぞUkiyo-e!というべき充実の展示を、ぜひお楽しみください。
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